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太田垣康男『Get truth 太陽の牙ダグラム』連載再開!
eBigComic4で、『太陽の牙ダグラム』放送開始40周年記念コミカライズ『Get truth 太陽の牙ダグラム』の第15話が無料公開されました!
2023/03/23まで配信
是非チェックしてください!!
Get truth 太陽の牙ダグラム【無料連載】-太田垣康男 監修:高橋良輔:eBigComic4 (yahoo.co.jp)

1月9日(月・祝)から始まった、バンダイナムコフィルムワークスの上映イベント「サンライズフェスティバル2023」(サンフェス2023)。最終日となる1月29日(日)には新宿ピカデリーで、「ふざけているのか!?タブー破りの一挙上映!劇場版『∀ガンダム』&『Gのレコンギスタ』2つのGのユニバース!!」と銘打ち、14時間を越える大ボリュームのメインイベントが行われた。
当日は、劇場版『∀ガンダム』二部作と劇場版『Gのレコンギスタ』五部作の計7作品を一挙上映。
劇場版『∀ガンダム』と劇場版『Gのレコンギスタ』の間にはトークショーも実施され、ゲストとして『∀ガンダム』ハリー・オード/『Gのレコンギスタ』ガヴァン・マグダラ役の稲田 徹さんと、『Gのレコンギスタ』マスク役の佐藤拓也さんが登壇。司会進行はバンダイナムコフィルムワークスの仲 寿和プロデューサーが担当した。
「もう20年前のハリーの声は出ない」と話す稲田さんだったが、タイトルコールでは鍛えられた体格から繰り出される張りのある声が響き渡る。
『Gのレコンギスタ』は2022年に劇場版の上映が完結し、『∀ガンダム』は劇場公開から20年経った。初のレギュラー出演が『∀ガンダム』だったという稲田さんは、20年前の新宿での舞台挨拶が、人生で初めての舞台挨拶登壇だったと言う。今回の会場には、当時の舞台挨拶に参加した人もかなり多かった。
まずは、仮面キャラクターを演じる2人のゲストに、それぞれの役についての印象を聞いた。
▲「富野(由悠季)監督とのエピソードなら何時間でも話せる」と言う稲田さん
稲田
「ハリーは(仮面のキャラクターなので)ポジション的にはシャアじゃないですか。だから最初、僕もマネージャーもビビりました。初めての大役で、しかも富野さんの現場というのは、なかなかのプレッシャーを感じましたね。でもチャンスでもあるので、がんばろうとしか思わなかったです」
佐藤
「オーディションを受けた時、設定資料に"マスク"と書かれていたんです。ああ、これはきっとシャアのポジションの役で、過去話もあって、キャスバルなのか、エドワウなのかわからないけど、きっと別の名前があるのだろうな、と思っていたのですが、ふたを開けたら、マスクはマスクのままだったという。いや潔いなと思いました(笑)」
初めて見たガンダムが『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』だったという佐藤さん。『Gのレコンギスタ』が始まると知り、是が非でもオーディションを受けたかったという。そんな富野監督のファンを公言する2人で、『∀ガンダム』の思い出のシーンを語った。
稲田
「全部が思い出のシーンではあるんですが、やはり1年間演じてたどり着いた最後のエピソード『黄金の秋』ですね。
秋の景色がすごく印象的でした。僕の事務所の近くにイチョウ並木があるのですが、その紅葉を見るたびに『∀ガンダム』の最終回を思い出します」
佐藤
「今回、久しぶりに劇場版『∀ガンダム』を見返したんですけど、ハリーは何故スモーのコックピットの中で告白されて、キエルとキスしてしまったんですか?」
稲田
「キエルが告白して、それにキスで返したってことはラブシーンに見えますよね。でも富野さんに聞いたら『ハリーさんね、この時、心底"うるせえな"って思っています』と衝撃の答えが返ってきました。鬱陶しいなと思って、この女うるさいから口を塞いじゃえと思ってキスしたらしいですよ」
佐藤
「うっそでしょ~~!?」
稲田
「みんなが良いシーンだと思っているシーンね。結構えげつなかったり、ゲスかったりしますからね。富野さんってそういう人なんですよ」
仲プロデューサー
「そういう感じの演出は、他の作品でもありますね。富野監督からは『人の反応とはそういうものだ』みたいな言い方をされるんですけど、不思議と納得感はあります」
稲田
「僕も納得はしました。だからあのシーンをロマンチックなシーンにしようとか思わず、本当にちょっと『面倒臭いな』って気持ちで演じています。でも皆さんがちょっと良いシーンって勘違いしてくれたのなら、それはそれでいいかなと。芝居ってそういうところがあるじゃないですか。こちらが意図しなかった思いが伝わって、逆にそれが良かったりとかする。
もしかすると富野さんは1周2周して、それを狙ったのかもしれないですよね」
『∀』のアフレコスタジオで、初めてのレギュラー収録に緊張していた稲田さんは、誰とも話さず何度も台本を読み返していたという。それを見た富野監督に「俳優としてキャリアを続けたいのなら、もっと広い視野を持って作品に取り組んだ方が良いですよ」と言われ、それからは台本から目を離し、先輩や若手に話しかけて積極的にコミュニケーションを取るようになったそうだ。
そして稲田さんには忘れられないエピソードがあると言う。
稲田
「『G-レコ』の時、スケジュールの都合で1回だけ抜き録り(※個別に収録すること)があって、他の人より1時間早くスタジオに入ったんです。そしたら、富野さんがガラスの向こうで怒鳴っているようなのですが、俺はブース内にいるので何も聞こえないんです。『あのすいません聞こえないんですけど、おそらく、"お前なんかのためになんで1時間も早く来なきゃいけないんだ!"って叫んでいらしたんですよね?』と聞いたら、『正解』と(笑)
なので、収録が終わってから『∀でお世話になったおかげで、今でもちゃんと仕事あります』とお詫びをしたんです。そしたら富野さんがすごく優しい顔で、『それは違うよ、16年間、君が頑張ってきたから、今でも仕事があるんだよ』と。
それを言われた瞬間、本当に膝から崩れ落ちて泣きました。いつも『おい!』とか言っている人が、そんな優しい言葉をかけてくれたから。
劇場版『G-レコ』の打ち上げで『あんな優しいこと言ってくれるから、富野さん近いうち死ぬのかな?って思いましたよ』と冗談めかして言ったんです。そしたら、すごく深刻な顔で悩み始めて。『僕さ、人に優しくすると、みんなそうやって心配されるんだよね。優しいこと言わない方がいいのかな?』と。まさか悩まれるとは思わなかったです」
佐藤さんは、台本を読み込んで富野監督の考えを読み解くことで、佐藤さんが「富野カメラ」と呼ぶ、自分と異なる視点を伝えてもらえたような気がしていたと語る。
佐藤
「結構ナイーブなんです、あの人。いろいろな媒体で、富野監督のお姿とか言葉を目にすることが多いと思うんですけど、面白い人ですね富野さんって人は。女性キャストには、それはそれは丁寧に伝え、男には『やれ!やってみせろ!』みたいな。そんな人が、いざ打ち上げとかになると、酔った勢いで僕の膝の上に乗ったりして、ツンデレが過ぎやしないかと(笑)」
続いて、トークショーの後に上映される劇場版『G-レコ』で注目してもらいたい部分について。
稲田
「TVシリーズで唯一『ガンダム』と言うセリフがあったガバンという役をやらせていただいたんですが、劇場版ではそのセリフがカットされたんです。劇場版で新しい解釈を入れてきたんだな、と感じました。劇場版に対するこだわりが半端ないですよ」
佐藤
「劇場版では、10年前の自分の芝居の合間に、今の自分の(新録の)芝居を入れ込むという、なかなか面白い作業をやっています。それがひとつの映像フィルムになって、うまく繋がっているのが本当に演出の妙だなと思っています。
あと、"アメリア"というエッセンスもありますので、『∀』と『G-レコ』に共通するメッセージが練りこまれているなと思っています」
▲富野監督を「人たらし」と言う稲田さんと「可愛らしい」と評する佐藤さん
トークショーも終演の時刻となり、これから9時間近い上映に臨む観客へ向けて、エールが送られた
稲田
「『∀』はもう堪能していただいたと思いますが、これから富野さんの最新作『Gのレコンギスタ』を、もうこれでもかというぐらいに味わっていただくことになります。半日くらいの時間になりますが、休憩時間にはちゃんと席を立って、ちょっと体をほぐしたりして飲み物とか摂取しながら、元気にお家に帰ってください。元気でいることが、先々の幸せに繋がりますから。
元気のGは元気なジジイのG!ということで、富野さんの作品をこれからも愛していただけると嬉しいです」
佐藤
「これから先、なげーなって思っていると思うんですよ。でも大丈夫です。元気なおじいちゃんが作った作品ですから、帰る時には確実に今より元気になっているはずです。
『∀ガンダム』のように『G-レコ』も長く長く愛される作品になれば良いなと思っています。
末長くよろしくお願いいします」
▲新宿ピカデリーの一番大きなスクリーンに猛者たちが詰めかけた
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅳ』「激闘に叫ぶ愛」は2月24日(金)に、劇場版『Gのレコンギスタ Ⅴ』「死線を越えて」は3月24日(金)に、それぞれBlu-ray&DVDが発売。さらに、3月24日(金)には『Gのレコンギスタ』TVシリーズのCOMPACT Blu-ray BOXも発売される。いずれも豪華特典を収録しているほか、法人特典も用意されているので、『Gのレコンギスタ』公式サイトと公式ガンダム情報ポータルサイト「ガンダムインフォ」をチェックしてみよう。
以上
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サンライズフェスティバル2023
『∀ガンダム Ⅰ 地球光』
『∀ガンダム Ⅱ 月光蝶』
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅰ』「行け!コア・ファイター」
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅱ』「ベルリ 撃進」
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅲ』「宇宙からの遺産」
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅳ』「激闘に叫ぶ愛」
劇場版『Gのレコンギスタ Ⅴ』「死線を越えて」
[開催日]2023年1月29日(日)
[会場]新宿ピカデリー
[ゲスト]ハリー・オード/ガヴァン・マグダラ役:稲田 徹 マスク役:佐藤拓也
[司会]プロデューサー:仲 寿和(バンダイナムコフィルムワークス)

1月9日(月・祝)から始まった、バンダイナムコフィルムワークスの上映イベント「サンライズフェスティバル2023」(サンフェス2023)。1月28日(土)には新宿ピカデリーで、劇場版『機動戦士Ζガンダム』三部作の一挙上映会が行われた。
上映されたのは、『機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-』『機動戦士ΖガンダムⅡ A New Translation -恋人たち-』『機動戦士ΖガンダムⅢ A New Translation -星の鼓動は愛-』の全三部。
さらに、上映後にはトークショーも実施され、ゲストとしてメカニカル作画監督(以下、メカ作監)の仲 盛文さんが登壇。司会進行はバンダイナムコフィルムワークスのプロデューサー・仲 寿和さんが担当した。
5時間近い上映を一気に観てからのトークショーにもかかわらず、来場者からは熱い視線を感じるステージ。まず初めに司会が質問してみたところ、2005年の公開当時に劇場で見た人は全体の半分くらい、TV版視聴済みの人も半数ほどだった。
仲さんはメカ作監ということで、スクリーンに原画を表示しながら、当時の思い出を振り返った。
▲司会を担当した仲プロデューサー(左)と、人前で緊張したという仲 盛文さん(右)
仲(盛文)
「アッシマーの顔面が破壊されるシーンは、スタッフみんなこうなるとは思っていなかったはずなんですよね。富野(由悠季)総監督の絵コンテでは"サブカメラが出てくる"くらいの指定しかなかったので。昔の作品なのでサブカメラの設定も無く、自由に描いちゃえと。城前龍治くんというすごく上手い原画マンと一緒に考えたのですが、なかなかうまくいって気に入っています。
百式もツインアイにするかモノアイにするか決まってなかったんです。監督に聞いたら『どっちでもいいよ、好きにしていいから』と。だったら、元ガンダムという裏設定もあるし、かっこいいのでツインアイにしちゃいました」
仲
「このガンダムMk-Ⅱの手も、当時の設定には無かったので新たに設定を起こして描きました。当初、この一連のシーンは新作の予定ではなかったんです。ただ、劇場版の作業が進んでいくうちに、"新作にしなきゃダメだろう"となって。僕が直した親指は、アムロの顔にかかっていたんですけど、阿部邦博くんが笑いながら『アムロの顔にかかっちゃダメじゃん』とか言って直してくれたんですよね。彼は超絶うまい人で、手のラフを細部がわかるぐらいに描いてくれて、その場でラフ設定をまとめてくれたんです。こんだけ細かく描いたんだけど、なんか他の作品でも参考にしてくれてるのかな?」
司会
「この手アップの設定は『機動戦士ガンダムUC』の制作時に参考にさせていただきました。
こういった新作カットを決めるのはどういった経緯だったのでしょうか?」
仲
「TV版を粗つなぎしたやつを富野監督とスタッフ全員で見て検討するのですが、監督が切ったコンテの段階で決まっているものもあったし、スタッフから"これは新作にしたい"というのもあったんです。第1部で140カットくらい新作が増えることになって、"(スケジュールに間に合わないから)旧作のままで行きましょう"という意見も出ました。先ほどの手のアップのカットは後から新作になったカットでした。作画する立場としては、新作になって良かったな、と思う反面、新作カットが増えるとやはりしんどかったです」
司会
「第3部の時は富野監督との激しいやり取りがあったそうですね」
仲
「コロニー・レーザー内での最終決戦シーンは、新作にしない予定だったんですよ。第3部にはそれ以外の戦闘シーンがほとんど無いので、ここを新作にしてくれないとメカの見どころが減ってしまうと思って、監督に直訴したんです。直訴した結果怒られてクビになってもいいや、と覚悟して。監督に『実はお願いがあって、あのシーンを新作にしたいんです』と言ったら、『それをやる原画マンなんていないじゃん。仕上げだって、背景だって、制作だってOKしてないでしょ?』と返されたんです。でも実は、第2部の作業が終わっていた重田敦司くんには先に根回しをしていたので、『原画マンは大丈夫です』と答えたら、逆に『スタッフの中でそういうこと言ってくれるヤツがいてくれて嬉しい』と富野監督に褒められちゃったんです。で、次の日にスタジオに行ったら、自分の机の上に生の(鉛筆書きの)コンテが置いてあって『お前が言い出したんだから、お前がチェックしろ』って書いてあったんです。(監督に一晩で絵コンテを描かせるなんて)そこまでのことだとは思っていなかったので、『えーーー!』って思ったんだけど、僕が監督にリテークを出せるわけでもなく、『本当にありがとうございます』とお返事しました。
その戦闘シーンは60カットくらいあったんですが、カトキハジメさんも『やっぱ、あそこ新しくしたいよね~』と言って、コロニー・レーザー内の設定を新しく描き下ろしてくれたんです。そういうこともあって、新作にして本当に良かったなって思うんですけど、仕上げさんとか背景さんとかキャラ作監とかへの根回しを忘れていて、その後、めちゃめちゃ怒られました。
自分ではやって良かったと思ってるんですけど、(ファンから)あそこが新作になって良かった、という意見は意外と聞かないので、果たしてどうだったのかな?と気にはなっています」
司会
「今日来た皆さん、そう思ってくださっていますよね?
(割れんばかりの大拍手)
当時はいろいろなことがあったかもしれませんが、やっぱりやって良かったなと、あの頃怒っていた人たちも思っていると思います。
ちなみに当時の富野監督は、相当ピリピリされていたんですね?」
仲
「TVシリーズをやられていた40代の時は本当にイライラしていて、『なんで!バカかお前は!』と怒りっぽくて、うかつに近づけませんでした。その後、60代になられて、劇場版『Ζ』でご一緒した時には優しく話を聞いてくれて。僕がすごくくだらない事を聞いても、『なんでそんな事聞くの!』って言いながら、真剣に考えて返事してくれるんです。大人として素晴らしいなと思いました。見習いたいです」
司会
「基本サンライズではDVDやBlu-rayでリテークはしないという方針なのですが、このカットをBlu-ray版で直すように相談されたのですか?」
仲
「このカットはですね、僕は直す予定は全然なかったんです。第3部の公開にコロニー・レーザー内の新作部分のメカ修正が間に合わないので、制作さんと相談してBlu-rayでリテークさせてもらう約束で、上映版は重田敦司くんの絵でそのまま画面にしてもらったんです。そうしたら、富野監督が『なんか直すんだって?直すんだったら、僕も直したいところがある!』と言ってこられて。結局、監督も15カットの新作をBlu-rayリテークで入れたんです。僕はコロニー・レーザー内のメカ修正をしたかっただけなんですけどね…」
司会
「ミネバがバイオリンを弾いているシーンとか、修正はトータルで30~40カットくらいありそうだなと」
仲
「実は結構あるんですよね。このジャミトフに関しては、監督が『シロッコがジャミトフを殺すシーンを入れたい』と言ってました。僕の記憶では、額に銃を突きつけるカットを入れようとしてたんじゃないかな」
ここで会場から仲 盛文さんへの質問を受け付けることに。
Q.ジム・キャノンⅡ、ガンダムTR-1[ヘイズル]、ガザEといった珍しい機体が登場しますが、どなたのアイデアだったのでしょうか?
仲
「ジム・キャノンⅡを出したのは、モビルスーツを洗いざらい出してもうアーガマにはモビルスーツがいないよ、ということ表現するためです。機種の選定については、富野監督にこだわりはなかったんですが、絵コンテにたまたまジム・キャノンⅡらしきものが描かれていたので、これでいいかな、と。
ヘイズルはゼダンの門に取り付いているカットですよね。あれは城前くんが"ヘイズルはすごくかっこいいから、描くしかない!"と描いたんです。あのシーンにはマラサイもいて、長いライフルを持っているのですが、それも原画マンのアドリブですね」
仲さんたちスタッフのこだわりと勇気に拍手が広がった。
Q.TV版からラストシーンが変わっていますが、変わると知った時のスタッフの方々の印象は?
仲
「どう変わるかというのは具体的には知らなかったんですが、"変えたい"というのは最初に聞いていたので、『こうなったか』ぐらいな感じですね。観客としては第3部のラストを見て、ちょっと救われた気になったので良かったと思いました。スタッフとしては、感想を挟む余地がないぐらい忙しくて余裕のない作り方でしたから、本当に完成してホッとしたというのが一番の感想です」
残念ながらすべての質問に答える時間はなく、ここで終演に。
1985年のTVシリーズをベースにしながら、20年後に新作カットを加える制作手法になったことについて不安があったという仲さんだったが、最後のコメントでは次のように語っていた。
▲もっといろいろと話したかったという仲さん。緊張して内容が飛んでしまったという
仲
「作る側としては、完全新作の方が楽な部分もあったんですけど、古いフィルムをベースにしたからこそ、見ていて安心できる部分もありました。さらに新作カットでちょっと良いところを加えることができていたらと思います。劇場版『Ζ』というものはTV版とは別物ですが、TV版と劇場版、両方好きになってもらって、これからも『Ζ』を愛してもらえると嬉しいです。どうもありがとうございました」
今回上映された『機動戦士Ζガンダム A New Translation』三部作は、Blu-rayが好評販売中のほか、バンダイチャンネルほか各配信サービスにて好評配信中。
さらに、原画集の発売も決定しており、近日予約受付開始予定となっている。続報は、『機動戦士Ζガンダム』公式サイトと、公式ガンダム情報ポータルサイト「ガンダムインフォ」をチェックしてみよう。
以上
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サンライズフェスティバル2023
『機動戦士Ζガンダム A New Translation -星を継ぐ者-』
『機動戦士ΖガンダムⅡ A New Translation -恋人たち-』
『機動戦士ΖガンダムⅢ A New Translation -星の鼓動は愛-』
[開催日]2023年1月28日(土)
[会場]新宿ピカデリー
[ゲスト]メカニカル作画監督:仲 盛文
[司会]仲 寿和(バンダイナムコフィルムワークス)
■作品関連情報
『機動戦士Ζガンダム A New Translation』原画集発売決定!
近日受注開始予定!
続報は『機動戦士Ζガンダム』公式サイトと公式ガンダム情報ポータルサイト「ガンダムインフォ」をチェック!

『カウボーイビバップ』 × HiKESHi SPiRiTのコラボグッズが
2月17日(金)に火消魂浅草店にて、開店と共に販売開始!!
さらに火消魂オンラインストアでは同日の18時にて販売開始いたします。
日本のみならず、国境・国籍を超えて多くのファンを虜にしてきた『カウボーイビバップ』。
作品がもつハードボイルドな世界観を保ちながら、HiKESHi SPiRiTのシグネチャーアイテムHANTEN(半纏)へとデザイン昇華!!
HiKESHi SPiRiTがおくる「和」のコラボアイテムを是非ご覧ください。
詳細情報はコチラから!
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価格(税込):22,000円
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■COWBOY BEBOP × HiKESHi SPiRiT HOODIE
価格(税込):11,000円
サイズ:M,L,XL
■COWBOY BEBOP × HiKESHi SPiRiT L/S
価格(税込):7,700円
サイズ:M,L,XL
■COWBOY BEBOP × HiKESHi SPiRiT TEE
価格(税込):6,050円
サイズ:S, M, L, XL
『カウボーイビバップ』 × HiKESHi SPiRiT
発売日:2月17日(金)
サイズ:全てM,L,XLのサイズ展開
HPアドレス:https://hikeshispirit.com/pages/cowboy-bebop
発売元:火消魂 (https://hikeshispirit.com/)


境界戦機シリーズ最新作『境界戦機 極鋼ノ装鬼』の公式サイトを開設いたしました。
■公式サイト更新情報
▶ニュース
▶スタッフ&キャスト(主要スタッフ公開)
■『境界戦機』シリーズ公式Twitterアカウント ▶@kyoukai_senki
■ティザーPV サイトトップページ、公式Twitterにて公開
公式サイト・Twitterでは最新情報をお届けしてまいります。今後の更新もお楽しみに。

イベント「新世紀GPXサイバーフォーミュラ world Tour Exhibition 名古屋GP」会場販売グッズを一部公開!
・VAKIT アスラーダG.S.X テストカラーバージョン
・おすわりぬいぐるみ 風見ハヤトver. ZERO/菅生あすかver. ZERO/ナイトシューマッハver.11/ブリード加賀ver.SIN
※本ページの画像と実際の商品は異なる場合がございます。
※本商品は準備数に限りがございますので、ご注文の受付を終了させていただく可能性がございます。
※一般店頭や他イベント等で販売する場合がございます。
■「新世紀GPXサイバーフォーミュラ world Tour Exhibition 名古屋GP」概要
会期:2023年3月11日(土)~3月19日(日)
会場:名古屋JRゲートタワーイベントスペース
入場料:無料
主催: ブラザー工業株式会社
株式会社バンダイナムコフィルムワークス
イベント公式Twitterアカウント:https://twitter.com/CF_NagoyaGP
※2023年3月11日(土)12日(日)の2日間は混雑が予想されるため、物販エリアのご入場には必ず「入場WEB予約」が必要となります。
※ご予約受付はこちらのサイトにて受け付けております。
※展示物エリアは予約なし、入場無料でご覧いただけます。

1月9日(月・祝)から始まった、バンダイナムコフィルムワークスの上映イベント「サンライズフェスティバル2023」(サンフェス2023)。1月22日(日)にはグランドシネマサンシャイン 池袋で、『新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN』上映会が行われた。今回はROUND3「凰呀の叫び」、ROUND4「勝者の条件」、ROUND5「全ては時の中に…」の3話を上映。
上映後にはゲストとして、サイバーフォーミュラ・シリーズ総監督の福田己津央さん、風見ハヤト役の金丸淳一さん、ブリード加賀(加賀城太郎)役の関 俊彦さん、プロデューサーの古里尚丈さんを迎え、トークショーが開催された。司会進行はバンダイナムコフィルムワークスの遠間雄介さんが担当した。
まず初めに、客席でお客さんと一緒に鑑賞していたゲスト4名に、上映を見た感想を聞いた。
▲キャスト全員で収録する臨場感あふれる芝居が好きだという福田監督
福田
「今見て、すごく密度の濃い映像だな、と。『これ4Kにしてもいける!』と思いました。そういう要望をみんなで言っていくと実現できるんじゃないかな。またいろいろやりましょう」
▲劇場でないと味わえないピリピリっとくる空気感が醍醐味だという古里プロデューサー
古里
「この『SIN』をスクリーンで見ると、画面の良さもすごく感じたのですが、音楽と効果音がすごくいいな、と思いました。『サイバー(フォーミュラ)』って20数年前の技術でも十分にいい音楽、いい効果音で、スタッフに恵まれて作った作品だったんだなというのを、今日、改めて感じました」
▲バスツアーイベント全6回にすべてに参加している金丸淳一さん
金丸
「画面を見ていたら、今日子さんに心を持っていかれてしまいました。あすかに申し訳ないけど、今日子さんと城太郎が大人になればなるほど、なんて素敵なストーリーなんだろうと思って見ておりました。皆さんと、この時間を共有できて本当によかったです」
関
「この前の『SAGA』のシリーズで完璧なファイナルを実は迎えていて、『この後は無いだろうな』と思っていたら、なんと加賀をフィーチャーしていただきまして。盆と正月とクリスマスとハロウィンが一緒に来たような感じのブリード加賀に対するご褒美だと思ってこの『SIN』に取り組みました。
今日はよろしくお願いいたします」
遠間
「『SIN』の企画はいつごろ決まったのでしょうか?」
古里
「『SAGA』が終わった直後、割と早めに決まったと思います。
実は僕はこのタイトルが好きなんです。『SAGA』のタイトルは人間の性を追求するところからきたのですが、この『SIN』というのは"罪"って意味ですよね。もちろん"新しい"という意味と"真実"の"真"という意味でもあると思うんですけど。
僕は"新しい物語"という意味で、加賀城太郎の物語ということ、また、人はいろんな罪を背負っているよねという意味、そして真実を語るっていう意味。なんか、いろんな意味を持っているこのタイトルを福田監督とシリーズ構成の両澤(千晶)さんが出してくれた時に『ああっ、いいな』と。僕は、それで5本作る意欲がより増しました」
タイトル決定時のエピソードが明かされると、その感動的な内容に会場の空気がピンと張り詰める。
硬い空気に耐えられなくなったのか、福田監督がボソっと「もうちょっと沸いてよ」とつぶやくと、笑い声が漏れ大きな拍手が起こり、場が和んでいった。
アフレコ現場でのエピソードとして、『SIN』の第1話では、大ベテランである池田(秀一)さんを2時間以上も待たせてしまう事態が発生。待たせた直後に池田さん演じる名雲京志郎の「だいぶ待たされてしまった」というセリフを録らねばならず、現実と収録内容が重なって、福田監督と両澤さんはビクビクしていたという。
また、関さんは、葵 今日子役の天野由梨さんとデュエットした曲「大貧民大富豪時代」の思い出を披露した。
そして話題は、今回の『SIN』で一番変わったのが葵 今日子だ、という話に。
関
「加賀から見ても今日子さんって男勝りでものすごく強かったのに、
この『SIN』では、あれよあれよという間に、見事な女に変身して登場してました」
福田
「レース終わるくらいまでは良かったんですが、最後空港に見送りにいく時はちょっと頑張りすぎていますよね。
あのシーンのためだけに、いのまた(むつみ)さんが渾身の衣装をデザインしてくれました」
当時の思い出に話が及ぶと、『サイバーフォーミュラ』では20年くらい前から、ファンとキャスト、スタッフが一緒にバスツアーをするという、他では考えられないようなイベントが恒例となっていたことが振り返られた。
バスツアーは全6回、最多の時はバス14台という規模で実施。今回のサンフェスには、金丸さんと共にすべての回に参加したという人も来場していた。
ツアーの夜はキャストとファンとのアフレコ大会や、『サイバー』楽曲限定でのディスコ大会など、距離がとても近いツアーだったという。
金丸さんもファンの輪の中に入り、大いに盛り上がったそうだ。
ここで『サイバーフォーミュラ』シリーズの新商品とイベントの告知へ。
まだまだ止まらない展開に、駆け付けたファンの喜びの反応が印象的だった。
▲「ヴァリアブルアクション バリエーションズ ヴィジョンアスラーダ」を手にする金丸さん
最後にゲストからコメントが寄せられた。
古里
「僕、福田監督に聞きたいことがありまして、5話のオーラスのところで加賀が『チェッカー』という女性の声を聞くじゃないですか。
あれ(葵 今日子役の)天野さんがやっていたと思うんですが、あれは凰呀の声でいいんだよね?」
福田
「凰呀の声が今日子さんの声に聞こえた加賀だけの空耳です」
古里
「そうか!凰呀は喋らないので、加賀にだけ聞こえていたのか。僕はそれが聞きたかったんで、今日は満足です。
皆さんにお会いできて嬉しかったです。ありがとうございます。
これからもいろいろな商品あるみたいですので、応援よろしくお願いします」
関
「一昨年30周年をやって復活バスツアーとかトークショーとかやってもう1年以上経ってる。
それなのに、また新商品だ、新イベントだと企画できるのは、本当にファンの皆さまの『サイバー』愛が強いからです。
私は今日もひしひしと感じました。またぜひ、こんな風に皆さんと触れ合いたいと思っております。
今日は本当にどうもありがとうございました」
金丸
「この席にいられるというのは、皆さんの愛と、スタッフ側の方々にものすごく作品を愛してくださってる方がとても多いからです。
そういう方々が、こういう結びつきになったのかな、ともう本当に胸がいっぱいになっています。
また、次に会えるのを信じて、日々がんばっていきたいなと思っています。
今日はありがとうございました」
福田
「『SIN』のエンディングを見て、当時の(スタッフの)メンツがすごかったなと改めて思ってます。
このクオリティで新作を作るというのは、いや本当、勘弁してくださいっていう。
でも、望まれたら作っちゃうのが僕らですから。
(客席から大拍手!)
ちょうど30代の、いろんな意味で一番仕事ができる時に、とても入れ込んでやれた作品だったんで、それを皆さんが今も応援してくれるっていうのはありがたいことだと思っています。
これからも本当によろしくお願いいたします。ありがとうございました」
続々登場する新商品、新規イベント開催と勢いの止まらない『サイバーフォーミュラ』シリーズ。最新情報は『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』公式Twitterアカウントと公式サイトをご確認ください。
以上
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サンライズフェスティバル2023『新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN』
[開催日]2023年1月22日(日)
[会場]グランドシネマサンシャイン 池袋
[ゲスト]サイバーフォーミュラ・シリーズ総監督:福田己津央、風見ハヤト役:金丸淳一、ブリード加賀役:関 俊彦、プロデューサー:古里尚丈

作品ピックアップに下記6作品を追加
・装甲騎兵ボトムズ VOL.1 STORIES OF THE “A.T.VOTOMS”
・装甲騎兵ボトムズ VOL.2 HIGHLIGHTS FROM THE "A.T.VOTOMS"
・装甲騎兵ボトムズ ウド
・装甲騎兵ボトムズ クメン
・装甲騎兵ボトムズ サンサ
・装甲騎兵ボトムズ クエント
どうぞご確認ください

KBS京都にて『超魔神英雄伝ワタル』の放送が決定!
本日2/13(月)から毎週月曜19:30〜20:00で放送スタート!
放送局:KBS京都
放送日時:月曜日 19:30〜20:00(2/13 放送スタート)
https://www.kbs-kyoto.co.jp/tv/anime/chowataru/