サンライズワールド

NEWS

作品に関するお知らせ

2026/09/25
『COWBOY BEBOP 天国の扉』4K REMASTER 先行上映会&公開記念舞台挨拶の実施が決定!チケット先行受付開始!

10月30日(金)より全国の映画館にて上映開始となる劇場版『COWBOY BEBOP 天国の扉』4K REMASTERにつきまして、この度先行上映会と公開記念舞台挨拶の実施が決定しました。

※以下、プレスリリースより引用しています

『COWBOY BEBOP 天国の扉』4K REMASTER 先行上映会(舞台挨拶付き)

【概要】

■日時:10月23日(金) 18:30の回(上映前舞台挨拶)
■場所:TOHOシネマズ 新宿
■登壇者(予定):
 渡辺信一郎(監督)、菅野よう子(音楽)
 司会:佐藤 大
■料金:特別興行(均一)3,000円(税込)

※お席はお選びいただけません。
※チケットの販売は、お一人様2枚までとさせていただきます。
※無料鑑賞・各種割引・前売券・割引券等使用不可。
※実施スクリーンにより、特別シート等追加料金が発生する場合がございます。
(特別シートは一般販売より販売を行います。)
※内容はすべて予定です。登壇者及び内容は予告なしに変更する場合がございます。
※ご本人確認をさせていただく場合がございます。

【チケット販売】

「チケットぴあ」にて販売

◆プレリザーブ(抽選)
エントリー期間:9/25(金)18:00〜10/11(日)23:59
受付URL:https://w.pia.jp/t/cowboy-bebop/
※当落発表は 10/13(火) 18:00頃を予定しております。
※こちらの受付は先着ではなく、期間中に申し込んでいただいたお客様の中から抽選となります。
※プレリザーブに特別シートは含まれず、特別シートがあるシアターで舞台挨拶を実施する場合は一般販売にて販売いたします。

◆一般販売(先着)
受付期間:10/14(水)10:00~10/22(木)16:00まで
受付URL:https://w.pia.jp/t/cowboy-bebop/
※抽選販売終了後、残券がある場合に限ります。
※限定数の販売ですので、無くなり次第終了となります。

【イベントに関する注意事項】

※その他、注意事項に関する詳細は https://w.pia.jp/t/cowboy-bebop/ をご確認ください。

『COWBOY BEBOP 天国の扉』4K REMASTER 公開記念舞台挨拶

【概要】

■日時:
 10月31日(土)
 ① 9:55の回(上映後舞台挨拶) ② 13:20の回(上映前舞台挨拶)
■場所:TOHOシネマズ 新宿
■登壇者(予定):
 渡辺信一郎(監督)、山寺宏一(スパイク・スピーゲル 役)
 司会:佐藤 大
■料金:特別興行(均一)3,000円(税込)

※お席はお選びいただけません。
※チケットの販売は、お一人様2枚までとさせていただきます。
※無料鑑賞・各種割引・前売券・割引券等使用不可。
※実施スクリーンにより、特別シート等追加料金が発生する場合がございます。(特別シートは一般販売より販売を行います。)
※内容はすべて予定です。登壇者及び内容は予告なしに変更する場合がございます。
※ご本人確認をさせていただく場合がございます。

【チケット販売】

「チケットぴあ」にて販売
◆プレリザーブ(抽選)
エントリー期間:9/25(金)18:00〜10/18(日)23:59
受付URL:https://w.pia.jp/t/cowboy-bebop/
※当落発表は 10/20(火) 18:00頃を予定しております。
※こちらの受付は先着ではなく、期間中に申し込んでいただいたお客様の中から抽選となります。
※プレリザーブに特別シートは含まれず、特別シートがあるシアターで舞台挨拶を実施する場合は一般販売にて販売いたします。

◆一般販売(先着)
受付期間:10/21(水)10:00~10/30(金)16:00まで
受付URL:https://w.pia.jp/t/cowboy-bebop/
※抽選販売終了後、残券がある場合に限ります。
※限定数の販売ですので、無くなり次第終了となります。

【イベントに関する注意事項】

※その他、注意事項に関する詳細は https://w.pia.jp/t/cowboy-bebop/ をご確認ください。

作品情報

劇場版『COWBOY BEBOP 天国の扉』

(2001年9月公開・本編114分)

【解説】
1998年に放送されたTVアニメ『カウボーイビバップ』の劇場版。
TV版の第22話と第23話の間にあたる時期に、ビバップ号のクルーたちが火星で遭遇した事件を描く。
ビバップ号の面々に加え、『BIG SHOT』のパンチとジュディや三人組のジイさんなど、おなじみの脇役たちも随所に顔を見せている。

【あらすじ】
火星のアルバシティでバイオテロと思われる事件が発生。
火星政府は犯人に3億ウーロンという破格の賞金を賭けた。
事件の現場に偶然居合わせたフェイが撮影した映像を手がかりに、犯人を突き止めようとするスパイクたちだったが、そこに映っていたのは、過去の戦争で死んだはずの男だった。

【スタッフ】
エグゼクティブプロデューサー:吉井孝幸、角田良平
原作:矢立 肇
脚本:信本敬子
キャラクターデザイン・作画監督:川元利浩
メカニカルデザイン:山根公利
セットデザイン:竹内志保
美術監督:森川 篤
色彩設計:中山しほ子
作画監督:後藤雅巳(メカニカル)、中村 豊(アクション)
撮影監督:大神洋一
編集:掛須秀一
音響監督:小林克良
音楽プロデューサー:佐々木史朗、太田敏明
音楽:菅野よう子
監督:渡辺信一郎
演出:武井良幸
プロデューサー:植田益朗、南 雅彦、高梨 実
アニメーション制作:ボンズ 
他

【キャスト】
スパイク:山寺宏一
ジェット:石塚運昇
フェイ:林原めぐみ
エド:多田 葵
ヴィンセント:磯部 勉
エレクトラ:小林 愛 
他

©サンライズ・ボンズ・バンダイビジュアル


▼作品公式HP
https://www.cowboy-bebop.net/
▼作品公式X
@Cowboybebop_PR
▼作品公式Instagram
@cowboy_bebop_pr

2026/09/01
『COWBOY BEBOP 天国の扉』描き下ろし25周年記念ビジュアル解禁!4Kリマスター化決定!10月30日(金)より劇場上映開始!渡辺信一郎監督よりコメント到着!

2001年に劇場版『COWBOY BEBOP 天国の扉』が上映されてから25年が経つ節目を記念して、描き下ろし記念ビジュアルが解禁されました。

また、10月30日より本作品を4Kリマスター化した映像の全国上映が決定し、渡辺信一郎監督からのコメントも到着いたしました。

※以下、プレスリリースより引用しています

① 描き下ろし25周年記念ビジュアル解禁!

イラスト:川元利浩/背景:森川 篤/デザイン:上杉季明(マッハ55号)

劇場公開25周年を記念し、本作品のキャラクターデザイン/作画監督・川元利浩氏描き下ろしのイラスト、美術監督・森川篤氏が手掛けた背景、メインタイトル・上杉季明氏(マッハ55号)によるデザイン、そして周年記念ロゴで構成された、全てが新規制作の25周年記念ビジュアルを初公開いたします。
こちらのビジュアルを使用したグッズも企画進行中となりますので、続報をお待ちください。

② 4Kリマスター化決定! 10/30より劇場上映開始!

渡辺信一郎監督の完全監修のもと、映像を4Kリマスター化!
さらに、2026年10月30日(金)より全国の映画館にて、4Kリマスター版を特別上映いたします!
入場者特典も実施予定です。続報は、25周年特設サイトをチェック!

<上映劇場>
青森 :TOHOシネマズおいらせ下田
秋田 :TOHOシネマズ秋田
岩手 :フォーラム盛岡
山形 :ソラリス
宮城 :TOHOシネマズ仙台
福島 :フォーラム福島
東京 :TOHOシネマズ日比谷
東京 :TOHOシネマズ新宿
東京 :TOHOシネマズ池袋
神奈川 :横浜ブルク13
神奈川 :TOHOシネマズ海老名
千葉 :T・ジョイ蘇我
千葉 :TOHOシネマズららぽーと船橋
埼玉 :MOVIXさいたま
茨城 :TOHOシネマズ水戸内原
栃木 :TOHOシネマズ宇都宮
山梨 :TOHOシネマズ甲府
新潟 :T・ジョイ新潟万代
長野 :長野グランドシネマズ
静岡 :シネシティザート
愛知 :TOHOシネマズ名古屋栄
三重 :109シネマズ四日市
福井 :テアトルサンク
大阪 :TOHOシネマズ梅田
大阪 :TOHOシネマズなんば
大阪 :109シネマズ箕面
京都 :TOHOシネマズ二条
兵庫 :TOHOシネマズ西宮OS
奈良 :TOHOシネマズ橿原
広島 :広島バルト11
岡山 :TOHOシネマズ岡南
鳥取 :MOVIX日吉津
島根 :T・ジョイ出雲
福岡 :T・ジョイ博多
福岡 :T・ジョイリバーウォーク北九州
大分 :TOHOシネマズアミュプラザおおいた
熊本 :TOHOシネマズ光の森
宮﨑 :ワンダーアティックシネマ
鹿児島 :鹿児島ミッテ10 他

配給:バンダイナムコフィルムワークス 
※上映劇場は変更となる場合がございます。
※上映期間・上映時間等の詳細は各劇場のHPをご確認ください。

最新情報は『COWBOY BEBOP 天国の扉』25周年特設サイトにて更新予定
→https://www.cowboy-bebop.net/movie-25th/

➂ 渡辺信一郎監督よりコメント到着!

「この作品につぎ込んだ情熱と魂の結晶を、
映画館の闇の中で受け止めてほしい、そう願っています」

渡辺信一郎 (わたなべ しんいちろう)
1965年生まれ。京都府出身。サンライズ(現:バンダイナムコフィルムワークス)に入社し、制作進行を経て演出へ。『マクロスプラス』(1994)で監督デビュー(共同監督)。
『カウボーイビバップ』(1998)でTVシリーズの初監督を務める。監督作に『サムライチャンプルー』(2004)、『坂道のアポロン』(2012)、『スペース☆ダンディ』(2014)、『残響のテロル』(2014)、『キャロル&チューズデイ』(2019)、『LAZARUS ラザロ』(2025)などがある。

作品情報

劇場版『COWBOY BEBOP 天国の扉』

(2001年9月公開・本編114分)

【解説】
1998年に放送されたTVアニメ『カウボーイビバップ』の劇場版。
TV版の第22話と第23話の間にあたる時期に、ビバップ号のクルーたちが火星で遭遇した事件を描く。
ビバップ号の面々に加え、『BIG SHOT』のパンチとジュディや三人組のジイさんなど、おなじみの脇役たちも随所に顔を見せている。

【あらすじ】
火星のアルバシティでバイオテロと思われる事件が発生。
火星政府は犯人に3億ウーロンという破格の賞金を賭けた。
事件の現場に偶然居合わせたフェイが撮影した映像を手がかりに、犯人を突き止めようとするスパイクたちだったが、そこに映っていたのは、過去の戦争で死んだはずの男だった。

【スタッフ】
エグゼクティブプロデューサー:吉井孝幸、角田良平
原作:矢立 肇
脚本:信本敬子
キャラクターデザイン・作画監督:川元利浩
メカニカルデザイン:山根公利
セットデザイン:竹内志保
美術監督:森川 篤
色彩設計:中山しほ子
作画監督:後藤雅巳(メカニカル)、中村 豊(アクション)
撮影監督:大神洋一
編集:掛須秀一
音響監督:小林克良
音楽プロデューサー:佐々木史朗、太田敏明
音楽:菅野よう子
監督:渡辺信一郎
演出:武井良幸
プロデューサー:植田益朗、南 雅彦、高梨 実
アニメーション制作:ボンズ 
他

【キャスト】
スパイク:山寺宏一
ジェット:石塚運昇
フェイ:林原めぐみ
エド:多田 葵
ヴィンセント:磯部 勉
エレクトラ:小林 愛 
他

©サンライズ・ボンズ・バンダイビジュアル


▼作品公式HP
https://www.cowboy-bebop.net/
▼作品公式X
@Cowboybebop_PR
▼作品公式Instagram
@cowboy_bebop_pr

2026/05/15
「BE@RBRICK カウボーイビバップ スパイク・スピーゲル 100%」5月15日(金)13時よりA-on STORE他にて予約受付開始!

アニメ作品『カウボーイビバップ』の主人公「スパイク・スピーゲル」がクマ型ブロックタイプフィギュア『BE@RBRICK』にデザインされた、「BE@RBRICK カウボーイビバップ スパイク・スピーゲル 100%」(3,300円/税込)が発売されます。

予約受付は、バンダイナムコフィルムワークス公式通販サイトA-on STORE 他にて、2026年5月15日(金)13時より開始、予約受付締切は2026年6月14日(日)23時59分まで、お届けは2026年10月中旬頃を予定。

●A-on STORE

※以下、プレスリリースより引用しています

▲「BE@RBRICK カウボーイビバップ スパイク・スピーゲル 100%」サンプル画像
※画像はイメージです。実際の商品とは異なる場合がございます。

「BE@RBRICK カウボーイビバップ スパイク・スピーゲル 100%」商品特長

世界中で愛されるクマ型ブロックタイプフィギュア『BE@RBRICK』に、宇宙を飛び回る通称“カウボーイ”と呼ばれる賞金稼ぎ「スパイク・スピーゲル」がデザインされた可愛らしいアイテムです。憂いを帯びたクールな一面を覗かせるフェイスと、アイコニックな髪型、無駄のない洗練されたコスチューム『BE@RBRICK』に落とし込んだ至高の一品です。
台紙のデザインは、本作品のアイキャッチなどを手掛けたグラフィックデザイナー・上杉季明(マッハ55号)が担当。そのままインテリアとしてお部屋に飾れる仕様となっています。

『BE@RBRICK(ベアブリック)』について

「デジタルなイメージのテディベアを作る」というコンセプトで2001年に誕生した約70mmのクマ型ブロックタイプフィギュア。9つに分かれる本体のパーツ以外には何も付け加えず「プリントだけでデザインする」というルールで作られています。 この「限りない表現の可能性」に共鳴し、可愛らしいフォルムに魅せられた多くのアーティストやブランド、企業、キャラクターなど多彩なコラボレーションを展開する『BE@RBRICK』は、これまでに数千種類のアイテムをマーケットに発信し続け、「アートなトイ」として世界中に多くのファンを獲得しています。

『カウボーイビバップ』について

1998年にTVシリーズ(全26話)が放送、2001年に劇場版『COWBOY BEBOP 天国の扉』が上映されたサンライズ(現バンダイナムコフィルムワークス)原作のアニメ作品です。即興アレンジを重んじるジャズスタイル・「ビバップ」。そのタイトルが示すとおり、主人公のスパイクをはじめ、さまざまなキャラクターの絡み合いを中心に、シリアスなものからコメディタッチのものまでエピソードごとに異なるテイストの物語が展開されます。 遊び心に富んでいながら、スタイリッシュな映像と音楽が特徴のSFアクションです。

「BE@RBRICK カウボーイビバップ スパイク・スピーゲル 100%」商品概要

受注期間:2026年5月15日(金)13時~2026年6月14日(日)23時59分
価格:3,300円(税込)、3,000円(税抜)
発売⽇:2026年10月中旬頃
素材:ABS
サイズ:全高 約70mm
発売・販売元:バンダイナムコフィルムワークス
販売サイト:
●A-on STORE
●サンライズストア(プレミアムバンダイ内)
※本商品は準備数に限りがございます。準備数に達した場合、ご注⽂の受付を終了させていただくことがございます。

©SUNRISE
BE@RBRICK TM & © 2001-2026 MEDICOM TOY CORPORATION. All rights reserved.


▼『カウボーイビバップ』公式サイト
https://cowboy-bebop.net/
▼『カウボーイビバップ』作品公式X
@Cowboybebop_PR

2023/11/13
カウボーイビバップ[特集サイト「プレイバックエモーション」]【名作ヒストリー】

パッケージメディアの転換点を象徴するタイトル『カウボーイビバップ』

まだ覚えている人も多いと思うが、『カウボーイビバップ』はパッケージメディアの転換点を象徴するタイトルだった。少し前にリリースされたゲームハード・プレイステーション2は、DVDプレイヤーとしても高性能であることが知られていた。当時、このプレイステーション2で見るためによく買われているとしばしば人々の口の端に上ったのが、このスペースオペラならぬ、“スペースジャズ”を自称する作品のDVDだった。

当時はまだ、普及率No.1のVHSと、マニア御用達である直径30cmのレーザーディスクが現役。そんなアニメファンのメディア環境が、ぐっとDVDへと傾くきっかけとして『カウボーイビバップ』の存在は大きかった。どうしてそんなことが起きたかといえば、端的に言って『カウボーイビバップ』が「よりハイスペックな環境で楽しみたい」と思わせるだけの、シャープで洗練されたビジュアルと粋なクールな音楽でできていたからだ。華々しい導入から始まる『Tank!』、それと同期しながら展開される、ソール・バスにも通じるグラフィカルなビジュアル、このオープニングを見れば、本作をDVDで“浴びたく”なった当時の人の気持ちはすぐ伝わるはずだ。

紆余曲折あった後、WOWOWで『カウボーイビバップ』が全話放送されたのは1998年秋から1999年春にかけて。舞台は2071年の太陽系。その太陽系をまたにかけて犯罪者を追う賞金稼ぎ=カウボーイたちがいた、というのが基本の設定だ。儲かる仕事じゃないが、世間からドロップアウトしてしまったメンツにはちょうどいい身の丈にあった賞金稼ぎという仕事。スパイクたちは、もともとは惑星間航行漁船だったビバップ号を根城として、賞金首を追って宇宙を東奔西走(?)する。

魅力的なキャラクターたちを描き出したのは川元利浩。主人公のスパイクは、その長い脚を少しだらしなく折り曲げた力を抜いたポーズがよく似合う長身の男。彼はマフィア・レッドドラゴンの構成員であった過去もあり、ベビーイーグル(ジェリコ941)片手のアクションも得意で、ジークンドーの使い手でもあるという設定だ。ジークンドーは、『燃えよドラゴン』などで知られるブルース・リーが作り上げた武術。ここでわかる通り『カウボーイビバップ』には、1970年代から1980年代前半ぐらいまでの“そのあたり”のジャンル映画の影響も色濃く受け継がれている。スパイクがタバコを嗜む姿も、今から見るとより増して、“あの頃のヒーロー”らしく見えてくる。

シリーズ構成は信本敬子。そこにさまざまな脚本家が参加して、まるで万華鏡のようにさまざまなストーリーを展開した。例えば、スパイクの過去を知るライバル、ビシャスが登場すれば、甘さと苦さが交錯する血の味のバラード、あるいは、ガニメデの港町で相棒のジェットと別れた女が再会をすれば、言えなかった言葉を飲み込むようなオトナの演歌。こんな調子でアクションをベースにしながらも、サスペンステイスト、ホラーテイスト、サイバーパンクに人情話と、シリーズのイメージをひとつに絞らせない。この幅の広さは、各話を印象づける小道具を並べると、「肉なし青椒肉絲」から始まり「βのビデオデッキ」「スペースシャトル」「冷蔵庫の中になんだかよくわからないもの」と、脈絡がまったく感じられないものになることからもよくわかる。

そして音楽を担当したのが菅野よう子。『Tank!』に代表される軽快でクールな音楽だけにとどまらず、カウボーイというキーワードからの連想か、ブルースやカントリー調の音楽も多くあり、そうした楽曲からこの作品がその奥底に湛えている情感がにじみ出てくる。

そう、『カウボーイビバップ』といえば、「クールで粋」「かっこいいアクション」という魅力がまずもって語られることになるが、そうした一番言葉にしやすい魅力の奥に、また別の魅力が眠っているのだ。それはいうなれば「青春の後始末」にまつわる情感といってもいい。

かつて過ごした幸福で充実した時間。それはもはや消え去ってしまった。そのことを頭では理解しながらも、終わってしまった時間の残り香に迷う、「青春の尻尾」ともいえる一種のモラトリアム。そこから生まれる情感が、『カウボーイビバップ』に、屈折した青春ものという側面を加えている。

現時点から振り返ってみると、監督である渡辺信一郎の作品には、この「モラトリアムが終わっていくこと」に関する作品は案外多い。具体的には、直接的にそこを描いた作品としては『サムライチャンプルー』『坂道のアポロン』が挙がるだろうし、総監督・河森正治の色も濃いとはいえ、初監督作品『マクロスプラス』も「終わってしまった青春時代に改めてケリをつける物語」であった。

そして、劇場版『COWBOY BEBOP 天国の扉』はまさに、この「終わってしまった時間にケリをつけること」をめぐる物語となっている。ここでスパイクが追うヴィンセントという男は、かつて彼が生きた幸福で充実した時間の「残り香」の中にだけ生きている存在だ。そういう意味でヴィンセントは、スパイクの合わせ鏡のようなキャラクターなのである。そのことをスパイクが自覚していることを示すラストのカットは特に印象的だし、だからこそ、TVシリーズのどこかに入るエピソードとして制作された劇場版が、TVシリーズの最終回の前触れのようにも見えるのである。 放送開始から四半世紀が経ち、当時プレイステーションとDVDを買った世代ももういい年齢のはずだ。自分の中の「若き日々の尻尾」に、指鉄砲で「バァン」と止めを指すのにもいい頃合いかもしれない。

<25周年関連情報>
『カウボーイビバップ』25周年記念展
「COWBOY BEBOP Exhibition~The 25th Anniversary Special Session~」
2023年11月19日(日)まで西武渋谷店モヴィーダ館特設会場にて開催中!
詳細はこちら

『カウボーイビバップ』TV放送25周年を記念した設定集
「THE BOOK OF COWBOY BEBOP」
A-on STORE他にて2023年11⽉24⽇(金)まで予約受付中!
お届けは2024年3⽉15日(金)予定!
A-on STORE(https://a-onstore.jp/item/item-1000228691/)

<Blu-ray&DVD 発売情報>

COWBOY BEBOP Blu-ray BOX
好評発売中
税込価格:¥27,500
 

COWBOY BEBOP 天国の扉
Blu-ray&DVD好評発売中
Blu-ray 税込価格:¥8,580
DVD 税込価格:¥8,580

▼カウボーイビバップ 公式サイト
https://cowboy-bebop.net/
▼カウボーイビバップ 公式X(旧Twitter)
@Cowboybebop_PR / 推奨ハッシュタグ#カウボーイビバップ #cowboybebop

©サンライズ
©サンライズ・ボンズ・バンダイビジュアル