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作品に関するお知らせ

1月7日(金)から始まった3週間限定上映の特別編集版『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』。1月12日(水)の上映回では、上映後に豪華スタッフ陣によるスタッフトークショーが開催されました。
ゲストには神志那弘志監督、キャラクターデザイン・牧内ももこさん、キーメカアニメーター・重田智さん、プロデューサー・池谷浩臣さんが登壇し、制作における裏話を語ってもらいました。
この記事では、グランドシネマサンシャイン 池袋で開催されたトークショーのレポートをお届けします。
まず「制作が決定したときの感想は?」という質問に、
(牧内)
「スタジオからキャラクターデザインのお話を頂いたとき居酒屋に居たのですが、お酒の力で幻を見ているのかとおもいました。神志那さんからあらためて連絡が来てやっと実感が持てました。その当時は他にも偉大な先輩方がいるのに自分でいいのかと思っていましたが、大スクリーンで自分の絵を見ると不思議な気持ちがしますし、とてもうれしく思いました。」
(重田)
「自分が業界に入った頃、同業者のアニメーターがちょうど(『魔神英雄伝ワタル』)放送を見ていて、何十年か経ってまさか自分がやるとは思っていなかったので、感慨深いです。なので、30年来のファンの方をあまりがっかりさせないように頑張ろうと思いました。」
と、当時の感想を話してもらいました。
次に「制作にあたってのポイントは?」という質問では、キャラクターに関して、
(牧内)
「芦田豊雄さんが作り上げた世界観をいかに崩さず今の時代に当てはめていくかがポイントになったと思われます。台無しにしてはいけないとかなり気を遣いましたが、比較的自由にやらせていただいて楽しくやることができました。実はデザインに関して注意したポイントなどは特になく、本当に自由にやらせていただきました。デザイン案なども自然に浮かんできたというか、すんなりと形にすることができました。(デザインとしては)剣士の戦部ワタルも好きなんですけど、今回はもふもふワンちゃんのワタルを自分で動かしてみたいなと思いましたので描けてうれしかったです!」
(神志那)
「牧内さんの『ワタル好き好きパワー』はすごいので。入社してきた時からそれは伝わっていたので、今回お願いするにあたって逆にこちらから何も言わないように、あまり制約を付けないようにしたんです。」
という、牧内さんのデザインを信頼していた神志那監督のエピソードも聞くことができました。
メカに関しては、
(重田)
ワタルの場合、メカであるとともに龍神丸っていうのは完全な“キャラクター”なんで、自分の思う“カッコいい”というのとは別だと思いましたし、何よりみなさんが思うよりあの等身でのメカっていうのは描くのが大変で。普段は人物のラフに表側のメカの装甲をあてはめて描く癖がついているので、いざ描くとなったときにどういう内部構造になっているんだってすごく悩みました。戦神丸なんか頭の横から手が生えていましたので(笑)。あと今回6体の龍神丸のバリエーションがありましたが最後までどれが何丸だ?というのがわからなくて、色で判別していました。龍神丸や必殺技も各話で変わるので、描きなれてきた頃にもう次のメカを描きだすといった点はかなり大変なポイントでした。そういったところもありましたが、昨今のロボットアニメのようにいろいろな制約に縛られてといった感じではなく、描き手がいかに自由に面白くやれるのかっていう部分がとても面白いものだなと思いましたし、もっとこういうロボットアニメがたくさんあった方がいいと思いました。
と、作画における貴重なお話が語られました。
次の「こだわった点や大変だったところは?」という質問では、
(神志那)
「もともと配信版の2時間を、今回の特別編集版においてはさらにメカやストーリーを追加してその時間に収めないといけないのでその制約が大変でした。配信版の4話の剣乃介(ケンノスケ)の回はとても好きな話でちゃんと入れたかったので、本当は特別編集版を3時間の尺で作りたかったのですが、それは厳しかったので構成をどうするか考えながら2時間に納めるのはとても大変でした。」
(牧内)
「全カットを総作画監督チェックするのがこだわっていたところになります。でも制作の後半になってくるとどうしても時間が無くなってきてしまっていたので、制作進行が大変ななか現場をよく回してくださったなと思っていました。あと、どうしても時間が足りなくなった話数の制作時に、各話の作画監督さん総出で手伝ってもらったことが大変でしたがとても思い出深いです。」
(重田)
「(大変だったのは)毎回メカが変わるところです。(龍魔神たちを)せっかく描いて覚えても最終回まで登場しなかったりでしたので、毎回新作をやっているような感覚でした。そういったところもあって、描き手の気分を乗せるのが難しかった点と、最終回ではロボットアニメにお約束の敵がたくさん出てくる展開になるんですが、色んな人が頑張ってくれました。そこはスクリーンで細かいところまで見ることができてよかったんじゃないかなと思います。」
(池谷)
「私のポジションだと個人的にはあまりないのですが、本当に大変だったと思うのは現場の方みなさんだと思っております。監督をはじめとする現場の関わっていただいたスタッフの方の大変な尽力があって出来たものだと思っております。こだわったところについては、オリジナリティをどれだけ継承できるかといったところになります。企画の段階からそこは一番気にしていたところです。キャストのみなさんにまた出演していただくといったところや、曲に『STEP』を使いたいといったところは監督にもお話しして、そのあたりはこだわりというより“守らねばならないもの”として意識していました。」
と、各ポジションだからこそのお話を聞くことができました。
その後期間限定で上映される「広井王子×神志那弘志のスペシャル対談映像」や、来場者限定のコマフィルムの配布、Blu-rayBOXの告知などが行われ、最後にゲストのみなさんから、
(池谷)
「私も2回ほど劇場で見たのですが、大スクリーンで見るからこその戦闘シーンや細かい描写が楽しめます。ですので、新しい『ワタル』を大画面でぜひ楽しんでみてください。」
(重田)
「やはりこういった作品で大事なのはリピーターの方でもあると思うので、何度も観ていただければ作業した甲斐もあったなと思います。Blu-rayBOXも配信では残せないようなもだし、新規カットやリテイクなど完成版として素晴らしいものですので、ぜひ手に入れて穴が開くまで観てください! もともと円盤なので穴は空いていますが(笑)。」
(牧内)
「『ワタル』は私がアニメーターになったきっかけであり、人生を変えてくれた作品でもあります。今回キャラクターデザインをやらせていただいて、スタッフやファンに愛され、ここまでこれたことは素晴らしいことだなと思います。あと何より芦田さんや井内秀治さんの創り上げた『ワタル』の世界が大好きで、何物にも代えられない大切な宝物です。これからも『ワタル』シリーズが末永く続きますように、みんな元気に長生きしましょう! 虎王とワタルは永遠の”トモダチ“です!」
(神志那)
「私は初日に観たのですが、一緒に来ていた作画監督の湯川純も終わったあとに泣いていました。それがすべてを物語っていますよね。これだけの長い歴史を支えてくれたファンのみなさんのおかげで劇場にまでなった。ファンのみなさんもそんな気持ちでエンディングを見ていたんじゃないかなと思います。これを終わらせたくないという気持ちは僕もあります。次の『ワタル』を考えるのも楽しいですし、終わらせないように僕も頑張っていきたいなと思いますので、これからも応援よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました!」
とのコメントでトークショーは終了となりました。
『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』は1月7日から3週間限定で全国34館にて上映中。みなさんもぜひ劇場に足を運んで大スクリーンで「ワタル」や「虎王」たちと“再会”してみてください。
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『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸 -再会-』スタッフトークショー
[開催日]2022年1月12日(水)
[会場]グランドシネマサンシャイン 池袋

オフィシャルイメージソング「Prism」 リリース記念インタビュー掲載!!
令和に誕生!ワタルと虎王 30年ぶりのデュエット曲となった
オフィシャルイメージソング「Prism」 リリース記念インタビュー
田中真弓(戦部ワタル役)×伊倉一恵(虎王役)×草野華余子(作詞・作曲)
サンライズワールドに掲載!
特集ページのインタビューからご覧ください。

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『サンライズワールド』クリエイターインタビュー 第8回 米たにヨシトモさんインタビュー掲載記念として、公式ポータルサイト『サンライズワールド』公式Twitterアカウント(@sunriseworld_pr)をフォロー&キャンペーンツイートをRTしていただいた方に、米たにヨシトモさんのサイン色紙を抽選で3名様にプレゼント。
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プレゼント発送予定時期:2022年2月中旬以降
当選発表:
厳選なる抽選の上、ご当選者様には公式アカウントよりTwitterダイレクトメッセージでご案内いたします。
当選発表はダイレクトメッセージのご連絡をもって代えさせていただきます。
注意事項:
・賞品の発送は、日本国内のみとなります。予めご了承ください。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合、リツイートを確認することができないため、応募対象外とさせていただきます。
・当選者にのみダイレクトメッセージで当選通知をお送りするため、受け取れるように設定をお願いいたします。
・当選時にダイレクトメッセージにてお伺いした氏名・送付先住所については、キャンペーン以外の目的では使用いたしません。
・抽選結果に関するお問い合わせにはお答えできません。
・また、本キャンペーンの内容は予告なく変更または中止となる場合がございますので、予めご了承ください。
・当選後の連絡が取れないなどの場合は、当選を取り消しとさせていただく場合があります。
・発送後の商品破損、紛失につきましては責任を負いかねますので、予めご了承ください。
・当選品のインターネットオークション等への売買行為は禁止いたします。

君たちに最新情報を公開しよう
「サンライズワールド」で『勇者王ガオガイガー』のキャラクター人気投票が始まった。
勇者諸君が一番と思うキャラクターを選んで、その魅力や好きなエピソードを添えて投票しよう。
【応募期間】1月11日(火)~1月31日〈月)23:59
※投票は1日1回です。(日付が変わると再度投票可能になります)

本日より東京・有楽町マルイで開催されたサイバーフォーミュラのレポートをサンライズワールドに掲載いたしました。
詳細は『新世紀GPXサイバーフォーミュラ World Tour 東京GP』のページでご確認ください。

サンライズワールドにて11月10日(水)~11月30日(火)で実施された『勇者特急マイトガイン』キャラクター人気投票にたくさんのご参加ありがとうございました。
投票結果が本日発表されました。
結果はサンライズワールドの結果発表ページにてご確認ください。

「勇者シリーズ」のインタビュー企画第3弾、望月智充さんのインタビュー後編を掲載。
『勇者指令ダグオン』や勇者シリーズ発のOVA『勇者指令ダグオン 水晶の瞳の少年』について、作品のへこだわりや当時の思い出を伺いました。

作品ピックアップに下記4作品を追加
・勇者王ガオガイガーFINAL
・勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING
・魔動王グランゾート 最後のマジカル大戦
・魔動王グランゾート 冒険編
どうぞご確認ください