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作品に関するお知らせ

『映画クレヨンしんちゃん』第32作目となる『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』のBlu-rayとDVDが2月25日に発売されます。インドを舞台に、歌と踊りが乱舞する一大エンターテイメント作品を作り上げた橋本昌和監督、“嵐を呼ぶ5歳児”野原しんのすけ役の小林由美子さん、そして本作ではしんのすけの前に立ちはだかる“暴君”(ボーくん)となるボーちゃん役の佐藤智恵さんの座談会をお送りします。インドを舞台にした理由、ミステリアスなボーちゃんの秘密、そして劇中でクライマックスに流れる「あの曲」についてなど、大いに語っていただきました。
――まずは今回の作品でインドを舞台にした理由は何だったのでしょう?
橋本 いくつか理由があるのですが、今回の作品を通じて「人生は楽しい、楽しんでいいんだよ」というメッセージを子どもたちに伝えられたらいいな、と思っていました。
そこで舞台をどこにするかを考えたとき、インドがいいんじゃないだろうかと思いつきました。僕はインド映画が好きでよく観るのですが、エンタメ性に溢れていて、人を楽しませようという情熱がすごいんです。インドの国民性もすごくポジティブで寛容なイメージがあります。そういうインドのイメージが「楽しむ」というテーマを描くときに一番合っているんじゃないかなと感じました。
――橋本監督が2015年に監督された『オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』(15年)はメキシコが舞台ですが、実はインドを舞台にすることも考えていたそうですね?
橋本 そのときはまったく違う内容で、パリに引っ越そうと思ったら間違えてインドに行っちゃった、みたいな物語でした(笑)。それからずっとインドは頭の中で引っかかっていて、「次の作品でインドはどうかな?」と毎回考えていたんです。
小林 だいぶあったまっていたんですね!(笑)
――今回はカスカベ防衛隊のボーちゃんをフィーチャーした物語です。佐藤さんはボーちゃんにこのような形でスポットが当たると思われていましたか?
佐藤 全然思ってなかったです。だから余計にびっくりしました。ボーちゃんって、誰かに寄り添ったり、後押ししたりするポジションが多くて、ボーちゃん自身が前に出るエピソードはテレビシリーズでも劇場版でもなかったんです。だからどういう話になるのかな? と思っていました。だから脚本を読んで「なるほどね」と思いましたね。元々のボーちゃんでは作品として成り立たないので、どんどん変質することで、みんなが絡んできてドラマが生まれるんだな、と。
――小林さんはいつもと違うボーちゃんのやりとりを演じてみて、いかがでしたか?
小林 ボーちゃんから「野原しんのすけ!」と言われたときはグサッと来ましたね。呼び方一つでこんなに変わるものかと。友達にそんな風に言われるのはショックなんだな、と思いました。
佐藤 距離感がいつもの感じとぜんぜん違うもんね。
小林 ボーちゃんの「僕の何を知ってるの?」というセリフにもドキッとしました。何も考えずに友達としてやっていたな、と思いましたし、カスカベ防衛隊の友達について改めて考えるきっかけになりましたね。どんなにボケ倒しても風間くんは的確にツッコミを入れてくれるし、どんなに虐げてもめげずにマサオくんはついてきてくれるし(笑)。ボーちゃんはいつもそばにいてくれるし、なんだかんだと引っ張ってくれるネネちゃんもいる。しんのすけはすごく友達に支えられていたんだな、友達に恵まれているんだな、とも思いました。あらためて友達を意識して感謝するいいきっかけになりましたね。

――小林さんはボーちゃんの魅力をどのようなところだと感じていますか?
小林 ボーちゃんは普通の子と見ている世界が違うような気がします「石が好き」というのもそうですが、自分の世界をすごく持っていて、それを別に押し付けるわけでもないんですよね。そして、しんのすけが変なところに行こうとすると、そうじゃないよ、と止めてくれる。みんな止めてくれるんですけど、ボーちゃんはさりげなくスッと止めてくれる感じですね。
ボーちゃんは常に大木のようにどっしり構えてくれている存在だから、しんのすけだけじゃなく、他の防衛隊の子たちも一目置いているのでしょうね。何かあったとき、ボーちゃんに相談したら、いい答えをくれるんじゃないかと思っている。同じ年だけど、すごく頼りになるお兄さん的な存在でもあるし、一歩引いてまわりの人たちを見ているような感じの友達だと思っています。
――佐藤さんは30年以上ボーちゃんを演じてきて、ボーちゃんの魅力をどう感じていますか?
佐藤 ボーちゃんはいい意味でも悪い意味でもマイペースで、誰に対してもニュートラルな感じがします。だから誰に対しても、公平で公正なんです。
小林 「ミステリアスでセクシー」とも言われましたよね(笑)。
佐藤 そうそう(笑)。韓国で『クレヨンしんちゃん』がすごく人気で、K-POPのアイドルの子が「ボーちゃんはミステリアスでセクシー」って言ってくれたんです。でも、その通りですよね。
――ミステリアスといえば、両親のこともほとんどわからないんですよね。
佐藤 家族構成もくわしくはわからないし、どんな家に住んでるのかとか、どんな部屋で暮らしてるのかとか、一切出てこないんですよね。
橋本 これはキャラの魅力というより、作品的な部分の魅力ですけど、30年以上続いたシリーズでまだこんなに謎があるってすごいですよね。「僕の何を知ってるの?」と言われて「たしかに」と思っちゃいました(笑)。風間くんに言われても、「いや、けっこう知ってるよ」と思いますから。
佐藤 私はボーちゃんの内面的な部分を考えて「僕の何を知ってるの?」と言ってましたけど、考えてみたら「ボーちゃん」という名前しか知らないんですよね(笑)。フルネームさえわからない。幼稚園でも普通にボーちゃんって言われていますし。
小林 ミステリアス!
橋本 「僕の何を知ってるの?」というセリフに重みがありますよね(笑)。
――ボーちゃんが変わっていくのと同時に、しんのすけとの関係も変化していきます。小林さんは演じていていかがでしたか?
小林 ボーちゃんと戦うシーンは、やっぱりグッと来るものがありましたね。ボーちゃんはいつものボーちゃんじゃないけど、でもやっぱりボーちゃんなんですよ。ボーちゃんが最後に「ごめんね」とポロッと言うところは「泣いてしまう……! 小林、出てくるな!」と思いながら演じていました(笑)。それと幼稚園の場面の回想シーンは劇場に何度観に行っても、こらえきれなくて泣いてしまいます。
しんのすけとしては、どんなボーちゃんでもいいんです。鼻水を垂らしていても、垂らしていなくてもどっちでもいい。「ボーちゃんを元に戻したい」という気持ちでもないですし、正義感で「ボーちゃんを更生させたい」とも思っていなくて、「みんなで一緒に遊ぼうよ」と思っているだけなんですね。純粋な5歳の願いだと思います。だから、みんなで一緒に戦った後、最後は楽しく笑っていたいよね、というのがすごくカスカベ防衛隊っぽくて嬉しかったです。
――佐藤さんはボーちゃんとしんのすけのやりとりを演じていかがでしたか?
佐藤 ボーちゃんは「紙」に取りつかれちゃっているので、もう悪者の心になっているんです。ただ、しんちゃんをリスペクトしているからこそ、侮ってはいけないというつもりなので、すごく頑張って戦ってると思うんですよね。しんちゃんはすごく複雑だったと思いますが、ボーちゃんはある意味純粋だったと思います。でも、幼稚園のことを思い出して、みんなと友達だったことを思い出すんですよね。普段のボーちゃんに戻れたから「ごめんね」と素直に言えたんです。
「あんな風になっても、みんなに友達だと思ってもらえるなんていいな」というアリアーナちゃんのセリフがあって、本当にボーちゃんは幸せな子だなとしみじみ思いました。
こんなにボーちゃんがたくさん喋ることもなかったですから、こんな作品を作っていただいてすごくありがたかったし、嬉しかったですね。次はネネちゃんかな?
小林 たしかに! 超絶サスペンスになりそう(笑)。

――先ほどお話に出てきたゲストキャラクターのアリアーナは現代的で非常に面白いと感じました。どのようにできたキャラクターなのでしょう?
橋本 企画の初期の段階だと、もっと物語に絡む感じだったのですが、そうするとアリアーナが主人公のようなお話になってしまうので、今回はしんのすけとボーちゃんの話にしたいというのもあって、役割を外して現代っぽい女の子にしました。今どきいそうな女の子にしたかったので、インドにロケハンに行ったとき、公園で散歩している女の子に「最近どんな音楽が好きですか?」とインタビューしてリサーチしたんですよ。
小林 へーっ!
――しんのすけとアリアーナが大好きな『ブリっとブリブリキュア』は劇場でも子どもたちが大爆笑していたましたが、これはスムーズに許可を取れたのでしょうか?
橋本 はい、同じテレ朝で『しんちゃん』ともコラボしたことがありますからね。「キュアウコン」と「キュアオルニチン」という名前を出したら、「これなら将来絶対『プリキュア』に出てこないからOKです」と言っていただけました(笑)。

――そして今回はなんと言ってもミュージカルシーンですよね。
小林 めちゃくちゃ楽しかったです!
佐藤 「THIS IS ボ!」を歌うのはすごく楽しかったですね!
小林 あれは名曲ですね!
佐藤 歌がすごく好きなんですけど、いつもボーちゃんとして歌うときは一人だけ遅れて歌ったりすることが多くて、あまり前に出て歌えないんです(笑)。今回は一人だから思い切り歌えました。録音があっという間に終わって、ちょっと寂しかったので、カビールとディルの歌を山寺宏一さんと速水奨さんが歌っているのを見学させてもらって、「すごい、すごい」とか言ってました(笑)。
――そしてみんなが気になっているのが、クライマックスで流れる「Danger Zone」です。飛行機を操縦するひろしが鼻歌で歌うという名シーンでした。これはどういった経緯で使用したのでしょう?
橋本 NHKに『映画音楽はすばらしい』という番組があるのですが、6歳の息子がすごくハマっていて、ちょうど脚本読みをやっている頃に何度もリピートして流していたので、頭の中でぐるぐる「デンジャーゾーン」が流れていたんです(笑)。それで使用しようかと。
佐藤 テンションが上がる曲だから印象的ですもんね!
小林 シーンとすごく一致していて、ぜんぜん不自然なく、すっとあの曲が入ってくるんですよ(笑)。
佐藤 そして、森川(智之)くんが絶妙に上手く歌うんですよね(笑)。本当にお父さんが適当に歌う感じで。
小林 わかるー!(笑)
佐藤 私も一緒に歌いたかった! 大好きな曲だから一緒に歌うのを楽しみにしていたのに、脚本を見たら私だけいなかったんですよ(笑)。やっぱりみんなと仲良くしていなきゃダメですね。それにしても、よく許可が下りましたよね?
橋本 絶対に無理だと思いました(笑)

――では、あらためて本作の最後に見どころを教えてください。
小林 全部見どころなんですけど、最後にチャパティを退治するとき、みんなで手をつないでお尻をふりながらステップをする場面がありますが、あれが「カスカベダンサーズ」だと橋本監督に教えていただいて鳥肌が立ちました(笑)。
橋本 だから冒頭の歌詞をセリフでもう1回言ってるんですよ。
小林 そうだ! 回収してるんですね!
佐藤 やだ、今気付いた! 私たちも回収しました(笑)。歌や踊りなどはもちろんですが、インドの車窓の風景をぜひじっくり観ていただきたいですね。本当にロケハンをされているだけあって、一緒にインド旅行をしている気分になれると思います。

橋本 ひとつ挙げるとしたら、最後のウフンアハーンさんのセリフですね。この作品は子どもたちの友情がテーマですが、友達を作るのがあんまり得意じゃない子に悲しい気持ちになってほしくないので、そういう子たちへのメッセージも含めて、脚本のうえのきみこさんと何度も相談しながら心を込めて書きました。大切なセリフをウフンアハーンさんに言わせちゃうところが『しんちゃん』らしいところですけどね(笑)。

PROFILE
橋本昌和(はしもと まさかず)
アニメーション監督、演出家。主な監督作品に『レイトン教授と永遠の歌姫』『TARI TARI』『ソウルイーターノット!』映画『クレヨンしんちゃん』シリーズなど。
小林由美子(こばやし ゆみこ)
1979年生まれ。千葉県出身。代表作は『デュエル・マスターズ』切札勝舞役・切札勝太役・切札ハム勝太役・切札ジョー役、『怪盗ジョーカー』ハチ役、『クレヨンしんちゃん』(野原しんのすけ〈2代目〉)など。
佐藤智恵(さとう ちえ)
7月1日生まれ、埼玉県出身。青二プロダクション所属。少年役などを中心に活躍中。代表作に『忍たま乱太郎』二郭伊助役他、『家なき子レミ』ジョリクール役、『とんとんみーの冒険』とんとんみー役、『妖怪ウォッチ』カンチ役他などがある。
映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ
Blu-ray&DVD 2月25日発売
<発売情報>
Blu-ray
税込価格:¥5,280
DVD
税込価格:¥4,180
映画 クレヨンしんちゃん 公式X@crayon_official
バンダイナムコアーツ 『クレヨンしんちゃん』Blu-ray&DVDサイト
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025

映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ
「映画クレヨンしんちゃん」第32作目!シリーズ初のダンスエンターテインメントがBD&DVD化!
☆“灼熱の国“インドを舞台におくる『映画クレヨンしんちゃん』シリーズ初のダンスエンターテインメント作品!
☆主題歌は若者を中心に人気を集めているSaucy Dogが担当!
映像特典には主題歌のスペシャルMVも収録!
☆声優として俳優・賀来賢人やお笑い芸人・バイきんぐが出演!
<バンダイナムコフィルムワークスプロデューサーのオススメ>
「映画クレヨンしんちゃん」最新作の舞台はインド!ダンスや音楽、アクションなどエンターテインメントが満載です。そして物語のカギを握るのはなんとボーちゃん…!? 入念に作りこまれたインドの風景や食事の描写、しんのすけたちカスカベ防衛隊の活躍などぜひ何度でもお楽しみください。
(担当P:S)
商品内容
2025年8月8日に劇場公開された『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』。
封入特典
■解説書(8P)
映像特典
■特報①
■特報②
■予告①
■予告②
■特別映像
■WEBスポット
■TVスポット
■ノンテロップオープニング(ねんどアニメ)
■ノンテロップエンディング
■主題歌スペシャルMV
■設定資料集(静止画)
【あらすじ】
インドの“ハガシミール州ムシバイ”が春日部と姉妹都市になったことを記念して、「カスカベキッズエンタメフェスティバル」が開催されることになった。
そのダンス大会で優勝するとインドに招待され、さらに現地のステージで踊ることができると聞いたしんのすけたちカスカベ防衛隊の5人は力を合わせ、大会で優勝し、インドへ出発する。
「オラ、インドの綺麗なおねいさんとカレーたべた~い!」
インド観光を満喫する中、怪しげな雑貨店に入ったしんのすけとボーちゃんは、そこで「鼻の形」に似たリュックサックを見つけ購入する。しかし、そのリュックサックには、とても恐ろしい秘密があった――。
偶然にもリュックサックから出ていた「紙」を鼻に刺してしまったボーちゃんは、邪悪な力に導かれ【暴君(ボーくん)】となり大暴走!
豹変してしまったボーちゃんは、世界をも揺るがす脅威の力を手に入れてしまう。
はたして【暴君(ボーくん)】となったボーちゃんを、しんのすけたちは止めることができるのか!?
【STAFF】
原作:臼井儀人(らくだ社)/監督:橋本昌和/脚本:うえのきみこ/絵コンテ:橋本昌和・渡辺正樹・三浦 陽・許 琮/演出:太田知章・佐々木 忍・渡辺正樹・山本秀世・三浦 陽・高橋謙仁・橋本昌和/作画監督:針金屋英郎・原 勝徳・大森孝敏・末吉裕一郎/キャラクターデザイン:末吉裕一郎・針金屋英郎/美術監督:皆谷 透/色彩設計:山﨑大輔/撮影監督:梅田俊之/ねんどアニメ:石田卓也/音楽:荒川敏行・松尾早人・原口 大/音響監督:大熊 昭/編集:村井秀明/主題歌:「スパイス」 歌:Saucy Dog/制作:シンエイ動画・テレビ朝日・ADKエモーションズ・双葉社/配給:東宝
【CAST】
しんのすけ:小林由美子/みさえ:ならはしみき/ひろし:森川智之/ひまわり:こおろぎさとみ/シロ:真柴摩利/ネネちゃん:林 玉緒/マサオくん:一龍斎貞友/風間くん:真柴摩利/ボーちゃん:佐藤智恵/園長先生:森田順平/アリアーナ:瀬戸麻沙美/カビール:山寺宏一/ディル:速水 奨/スゴイキューブ:日髙のり子/フラグタテルデー:宝亀克寿/ラーテル:坂本千夏/キュアウコン:伊藤かな恵 <ゲスト声優> ウフンアハーン:小峠英二(バイきんぐ)/バイト君:西村瑞樹(バイきんぐ)/ウルフ:賀来賢人
▼バンダイナムコアーツ 『クレヨンしんちゃん』Blu-ray&DVDサイト
https://v-storage.jp/sp-site/crayon-shinchan/
▼映画 クレヨンしんちゃんシリーズ 特集サイト 「しんちゃん通信」
https://v-storage.jp/crayonshinchan/
▼映画クレヨンしんちゃん 公式サイト
http://www.shinchan-movie.com/
▼『クレヨンしんちゃん』公式X
@crayon_official / 推奨ハッシュタグ: #映画クレヨンしんちゃん
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025
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『映画クレヨンしんちゃん』シリーズ最新作!“灼熱の国“インドを舞台におくる『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』Blu-ray&DVD発売決定!
『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』Blu-ray・DVD購入特典紹介<対象店舗限定>

『映画クレヨンしんちゃん』第32作目となる『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』のBlu-rayとDVDが2月25日に発売されます。インドを舞台にした本作の見どころの一つが、本家インド映画にも負けないミュージカルシーン! アッパーなインドサウンドから、ガーリーなポップス、和テイストまで、多種多様な曲を取り揃えた橋本昌和監督に曲のこだわりを語っていただきました。読んだら、また聴きたくなる!
――今回、曲のオーダーはどのような形でされたのでしょう?
橋本「Danger Zone」以外は基本的に中村博さんにお願いしました。中村さんに全曲のイメージをまとめて最初にお伝えして、作画的に早く必要なものとか、急いでほしいものの優先順位をつけて、順にデモをもらいながら調整して、また新しいのももらいつつ調整して、みたいに次々とやってもらう感じでした。
――では、1曲ずつ伺っていきます。まずはオープニングの「Burning」。ミュージカル風の壮大な曲ですが、いきなり英語詞でびっくりしたお客さんも多かったと思います。
橋本「今までにない映画が始まったぞ!」という感じを出したくて、『しんちゃん』というよりはカッコいい映画が始まったみたいな感じにしてください、とお願いしました。ここにラストで使うセリフを詞として入れ込んでおいたという感じですね。カスカベ防衛隊が作った舞台を見せている感じなので、防衛隊それぞれのイメージや得意なものを入れ込んで作っています。
――熱い曲調で、いかにも「これから物語が始まるぞ!」という感じの曲です。
橋本熱い感じ、カッコいい感じ、洋楽的な感じというイメージをお伝えしました。実は最初、もっとインドっぽい曲が上がってきたんです。ただ、それだと日本のお客さんが乗りづらいですし、あくまでインド映画ではなく日本のアニメ『クレヨンしんちゃん』を作るわけなので、一度作り直していただきました。日本のお客さんが馴染めるような曲作りは心がけていたつもりです。
――カビール(山寺宏一)、ディル(速水奨)の「ホントのことを言っちゃいな」は、子ども番組でかかっていそうな親しみやすい曲調です。
橋本そうですね。今回の作品の「楽しむ」というテーマを込めた一曲です。力や暴力じゃなくて、楽しませることで問題を解決する「エンタメの力」を象徴する曲だと思います。子どもたちも一緒に口ずさめるような曲調にしてもらいました。

――「インドパワー120%」はまさにインド映画のイメージで非常にアッパーな曲でした。山寺宏一さんと速水奨さんが歌う前提で作られたのですか?
橋本いえ、先に曲を作って、キャストが決まったのは後でした。誰がどこのパートを歌うかは、ある程度は決めていましたが、ご本人たちに歌ってもらっていく中で調整して今の形になりました。山寺さんはわりとご本人も歌いたい感じだったので、全体的によく歌っている感じになっています(笑)。
山寺さんは本当にすごかったですね。「インドパワー1パーセント」はワンフレーズの曲ですが、もっとヨレヨレの感じからしっかり歌っているものまで何パターンもやっていただいて「好きなのを選んでください」みたいな感じでした。

――ゴージャスなダンスナンバーの「ザ ウルフ」はどのような発想から生まれたのでしょう?
橋本企画の段階では、ウルフはもっとゲスなIT社長みたいなキャラだったんですけど、もっとカッコよさが暴走しちゃってる人にしたかったので、曲もカッコよくしてくださいとお願いしました。
その中で、単に歌詞でキャラクターを説明するんじゃなく、歌いながら必死に車についてくるような部分も含めて、頑張っているウルフとか、けなげなウルフを表現したいと思っていました。あとはダジャレを繰り返すことでウルフの面白さが出るといいなと思っていましたね。

――ゲスト声優の賀来賢人さんが歌も担当しています。
橋本本当にお上手でしたね。ダジャレっぽい曲なので、コミックソングみたいになっちゃうかなと思ったんですけど、全然カッコよく歌っていただけました。賀来さんには歌も込みでオファーしています。

――アリアーナが歌うガーリーなポップス「笑顔の形」はいかがですか?
橋本これはイメージをお伝えして、中村さんに作詞作曲で作ってもらいました。今どきの女の子が聴いていそうな、テンポが速くてちょっと歌い辛いようなニュアンスが出るといいなと思って作っていただきました。詞の内容はアリアーナのキャラクターに関わっています。
アリアーナ役の瀬戸麻沙美さんはオーディションのときも歌っていただいて、すごくお上手だったので心配はなかったのですが、「すごく難しいですね」というお話をされていました。

――「THIS IS ボ!」はド派手なファンクナンバーです。ボーちゃん役の佐藤智恵さんがとにかく歌っていた楽しかったとおっしゃっていました。
橋本この曲は中村さんからデモテープが上がってきて一発OKでした。爆発! という感じですね。「笑顔の形」と「THIS IS ボ!」を同じ方が作っているのが面白いと思います(笑)。イメージとしては、アメリカの「スーパーボウル」のハーフタイムショーで流れるような曲にしてくださいとお願いしました。コーラス隊も大勢いて盛り上がる感じです。

――「野原みさえが通る」は、まさか「THIS IS ボ!」の後にみさえの曲が来るとは思わなくて、驚きながら笑ってしまった曲です。しかも演歌+ロック+ラップというすごい曲でした。
橋本僕もこの曲はすごく好きですね。曲に和のテイストを入れてください、とお願いしました。「インドパワー」と言ってますが、やっぱりみさえのアイデンティティは日本で生まれ育ったものですからね。「ひろしとけっこーん」で少し色っぽくなるのは、ならはしみきさんのアドリブです(笑)。

――ちょっとひろしが顔を赤らめてましたよね。
橋本ならはしさんが色っぽく歌ったので、後からひろしが顔を赤らめる作画を足しました(笑)。
――これだけの曲を新規で作り、しかも1コーラスだけじゃない使い方をしているのは本当にすごいと思います。やりきった感はありますか?
橋本もっとやりたいという気分もなくはないですね(笑)。
――『しんちゃん』映画は初期の頃からミュージカル要素がありまして、今回それを思い出している古くからの『しんちゃん』ファンもいると思います。
橋本僕も臼井儀人先生とはお会いしたことはないのですが、(『クレヨンしんちゃん』の出版元の)双葉社の方から臼井先生が「『しんちゃん』でミュージカルが見たい」というお話をされていたとも聞いたことがあります。こういうことができるのも、『しんちゃん』ならではだと思いますね。
PROFILE
橋本昌和(はしもと まさかず)
アニメーション監督、演出家。主な監督作品に『レイトン教授と永遠の歌姫』『TARI TARI』『ソウルイーターノット!』映画『クレヨンしんちゃん』シリーズなど。
映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ
Blu-ray&DVD 2月25日発売
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バンダイナムコアーツ 『クレヨンしんちゃん』Blu-ray&DVDサイト
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『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』のBlu-ray&DVDが、2026年2月25日に発売。発売を記念して、映画ナタリーにて「クレヨンしんちゃん」ファンのぼる塾の4人(きりやはるか、酒寄希望、あんり、田辺智加)のインタビューを公開中!
詳しくはこちら
『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』Blu-ray&DVD 商品概要
【Blu-ray】

価格:5,280円(税込)
品番:BCXA-2020
スペック:収録分数 約115分予定(本編約105分+映像特典約10分)/ドルビーTrueHD(5.1ch)・リニアPCM(サラウンド・一部ステレオ)/AVC/BD50G/16:9<1080p High Definition>/バリアフリー日本語字幕付(ON・OFF可能) ※バリアフリー日本語音声ガイド付(ON・OFF可能)
【DVD】

価格:4,180円(税込)
品番:BCBA-5206
スペック:収録分数 約115分予定(本編約105分+映像特典約10分)/ドルビーデジタル(5.1ch・サラウンド・一部ステレオ)/片面2層/16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ/バリアフリー日本語字幕付(ON・OFF可能) ※バリアフリー日本語音声ガイド付(ON・OFF可能)
【Blu-ray&DVD共通特典】
封入特典:解説書(8P)
映像特典:特報①/特報②/予告①/予告②/特別映像/WEBスポット/TVスポット/主題歌PV/設定資料集(静止画)
発売元:シンエイ動画
販売元:バンダイナムコフィルムワークス
※特典内容・仕様は予告なく変更となる場合がございます。
『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』作品概要

【ストーリー】
インドの“ハガシミール州ムシバイ”が春日部と姉妹都市になったことを記念して、「カスカベキッズエンタメフェスティバル」が開催されることになった。
そのダンス大会で優勝するとインドに招待され、さらに現地のステージで踊ることができると聞いたしんのすけたちカスカベ防衛隊の5人は力を合わせ、大会で優勝し、インドへ出発する。
「オラ、インドの綺麗なおねいさんとカレーたべた~い!」
インド観光を満喫する中、怪しげな雑貨店に入ったしんのすけとボーちゃんは、そこで「鼻の形」に似たリュックサックを見つけ購入する。しかし、そのリュックサックには、とても恐ろしい秘密があった――。
偶然にもリュックサックから出ていた「紙」を鼻に刺してしまったボーちゃんは、邪悪な力に導かれ【暴君(ボーくん)】となり大暴走!
豹変してしまったボーちゃんは、世界をも揺るがす脅威の力を手に入れてしまう。
はたして【暴君(ボーくん)】となったボーちゃんを、しんのすけたちは止めることができるのか!?
<2025年8月8日劇場公開作品>
【スタッフ】
原作:臼井儀人(らくだ社)/監督:橋本昌和/脚本:うえのきみこ/絵コンテ:橋本昌和・渡辺正樹・三浦 陽・許 琮/演出:太田知章・佐々木 忍・渡辺正樹・山本秀世・三浦 陽・高橋謙仁・橋本昌和/作画監督:針金屋英郎・原 勝徳・大森孝敏・末吉裕一郎/キャラクターデザイン:末吉裕一郎・針金屋英郎/美術監督:皆谷 透/色彩設計:山﨑大輔/撮影監督:梅田俊之/ねんどアニメ:石田卓也/音楽:荒川敏行・松尾早人・原口 大/音響監督:大熊 昭/編集:村井秀明/主題歌:「スパイス」 歌:Saucy Dog/制作:シンエイ動画・テレビ朝日・ADKエモーションズ・双葉社/配給:東宝
【キャスト】
しんのすけ:小林由美子/みさえ:ならはしみき/ひろし:森川智之/ひまわり:こおろぎさとみ/シロ:真柴摩利/ネネちゃん:林 玉緒/マサオくん:一龍斎貞友/風間くん:真柴摩利/ボーちゃん:佐藤智恵/園長先生:森田順平/アリアーナ:瀬戸麻沙美/カビール:山寺宏一/ディル:速水 奨/スゴイキューブ:日髙のり子/フラグタテルデー:宝亀克寿/ラーテル:坂本千夏/キュアウコン:伊藤かな恵
[ゲスト声優] ウフンアハーン:小峠英二(バイきんぐ)/バイト君:西村瑞樹(バイきんぐ)/ウルフ:賀来賢人
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2025
▼映画公式サイト
https://www.shinchan-movie.com/
▼映画公式Twitter
@crayon_official
▼映画公式Instagram
@shinchan_movie
▼映画公式TikTok
@shinchan_movie












