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作品に関するお知らせ

2021/10/30
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』ヤマトークオフィシャルレポート到着!

1979 年に放送され、高視聴率を獲得したテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』 をモチーフに、全二章で描く完全新作「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ最新作。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 –TAKE OFF-』が、10月8日[金]より劇場上映・Blu-ray 特別限定版販売・デジタルセル配信を同時スタート。また、<後章 -STASHA->は、2022年2月4日[金]より劇場上映ほか各種展開の開始が決定しています。

この度、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』の上映を記念し、10月28日(木)、新宿ピカデリーにてトークイベント「ヤマトーク」が開催となりました。安田賢司(監督)、福井晴敏(シリーズ構成・脚本)、MCに岡秀樹(脚本)が登壇し、濃密なトークを展開しました。

さらに、イベント内では2月4日の上映開始に先駆けて、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-』の冒頭11分の映像も上映されました。

ヤマトークオフィシャルレポート到着!

▲写真左から 岡秀樹、安田賢司、福井晴敏

『宇宙戦艦ヤマト 2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』ヤマトークオフィシャルレポート

■劇場:新宿ピカデリー
■登壇者:安田賢司(監督)、福井晴敏(シリーズ構成・脚本)、MC 岡秀樹(脚本)
■日時:2021 年 10 月 28 日(木)

『宇宙戦艦ヤマト 2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』の上映を記念し、新宿ピカデリーにて、トークイベント「ヤマトーク」が開催された。
第 1 回となる 10 月 28 日は、安田賢司(監督)、福井晴敏(シリーズ構成・脚本)、MC に岡秀樹(脚本)が登壇し、濃密なトークを展開させた。
さらに、イベント内では 2 月 4 日の上映開始に先駆けて、『宇宙戦艦ヤマト 2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-』の冒頭 11 分の映像も上映された。

まずは、上映開始から 3 週間が経った『前章 -TAKE OFF-』の反響について、安田は「原作やリメイクシリーズを見てきたファンの方に受け入れられるか不安でしたが、多くの方にご覧いただけて驚いています。良い“旅立ち”になりました。」と安堵した様子を見せた。

続いて、本作の制作過程を振り返ることに。『2205』の物語を練り上げていったシナリオ会議には毎回、安田・福井・岡のほか、設定考証、メカニカルデザインなど 10 人以上のスタッフが集まり、長い時間をかけ行われた。安田は「これほど大人数でのシナリオ会議は初めて」と語り、贅沢なメンバーでおこなわれる形式に驚いたという。福井は「ヤマトをよく知る“ヤマト賢者”たちからアイデアを募り、議論しながら自分の考えと擦り合わせを行う必要がありました。」と説明した。岡は、「本作をご覧になったファンの方が、原作に対するリスペクトを感じたのは、“ヤマト賢者”の存在が影響しているかもしれないですね。」と分析した。

次に、Twitter で募集したファンからの質問に答えた。テーマは「#今さら聞けない 2205」。「安田監督の持ち味を一言で表すと?」という質問に対し、福井は「色々なところに気を回し、細かい部分まで詰めてくれる。“艦載機”のような存在です。」と答え、岡は「リテイク指示を出す際にも、現場を混乱させないよう我慢強くタイミングを見計らっています。“波動防壁の使い方がうまい艦長”という印象。」と評した。
「ヤマトが発進するシーンで、土門竜介が操縦桿を引けなかった理由は?」という質問に福井は「このままヤマトを座礁させてしまおうかという思いもよぎるが、(土門の)父のことを思い返し、そんなことをしても自分の気が晴れないと思い至る。様々な思いや葛藤から、ある種パニック状態になったのでしょう。土門がヤマトに乗り込んだ理由の根源に立ち返った瞬間です。」と、土門の胸中を明かした。

そして、『後章 -STASHA-』の冒頭 11 分を上映。安田は「『前章 -TAKE OFF-』のラストでヤマトが颯爽と登場したので、その勢いを損なわないよう意識しました。特に、コスモパイソンの機動力を魅せられるよう工夫しました。」と、迫力満点の冒頭シーンに込めた思いを語った。

最後に、安田、福井の挨拶でイベントを締めくくった。

安田賢司
「『前章 -TAKE OFF-』が多くの方に楽しんでいただけたことを実感し、感動しています。『後章 -STASHA-』は驚きの展開が待っていますので、楽しみにしていてください。」

福井晴敏
「古代がどのように人間的な復興を遂げていくかが、『後章 -STASHA-』のひとつの柱になっているのでご注目ください。今後とも応援をよろしくお願いします。」

第 2 回『宇宙戦艦ヤマト 2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』ヤマトーク付き上映会

日時 :11 月 2 日(火) 20 時 25 分の回上映後
登壇者:安田賢司(監督)、福井晴敏(シリーズ構成・脚本)、岡秀樹(脚本)、明貴美加(メカニカルデザイン)
内容 :『宇宙戦艦ヤマト 2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』本編上映
登壇者によるトークイベント ※『後章 –STASHA-』本編冒頭[11 分 36 秒]の上映はありません
料金 :2,200 円均一(※前売券、各種ご招待券、株主券、SMTMembers クーポン、割引券はご利用いただけません)
劇場 :新宿ピカデリー (東京)
TEL:050-6861-3011 劇場 HP:https://www.smt-cinema.com/site/shinjuku/

『宇宙戦艦ヤマト 2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』作品情報

【タイトル】 『宇宙戦艦ヤマト 2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』
【上映表記】 好評上映中
1979 年に放送され、高視聴率を獲得したテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』 をモチーフに、全二章、完全新作で描く「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ最新作。〈前章 -TAKE OFF-〉は、10 月 8 日(金)より劇場上映・Blu-ray 特別限定版販売・デジタルセル配信中。

◆ストーリー
白色彗星帝国との戦いから三年――。滅びに瀕したガミラス民族を救うべく、新たな母星の探索を続けていたデスラー総統は、天の川銀河の一画に条件に見合う星を見出す。が、そこは、強大な星間国家の領域内であった。銀河で勃発した領土紛争は、ガミラスと安全保障条約を結ぶ地球を否応なく巻き込んでゆく。地球に軍事的・経済的優位性をもたらしてくれた時間断層という魔法は、自分たちの命と引き替えに消滅してしまった――自責の念に駆られながらも、ヤマト新艦長の任についた古代進は、来るべき有事に備えて新クルーらと共に訓練航海に旅立つ。その中に、自分をつけ狙う何者かが紛れ込んでいるとも知らずに。
かつてない不安の時代に、新たなる旅立ちの時を迎えるヤマト。その行く手では、想像を絶する新たな敵が待ち構えていた......。

◆スタッフ
原作:西﨑義展/製作総指揮・著作総監修:西﨑彰司/監督:安田賢司/シリーズ構成・脚本:福井晴敏/脚本:岡 秀樹/キャラクターデザイン:結城信輝/メカニカルデザイン:玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加/音楽:宮川彬良/音響監督:吉田知弘/CG ディレクター:後藤浩幸/アニメーション制作:サテライト
配給:松竹 ODS 事業室

◆キャスト
古代 進:小野大輔/森 雪:桑島法子/真田志郎:大塚芳忠/アベルト・デスラー:山寺宏一/スターシャ:井上喜久子/デーダー:天田益男/土門竜介:畠中 祐/徳川太助: 岡本信彦/京塚みやこ: 村中 知/板東平次:羽多野 渉/坂本 茂:伊東健人

『宇宙戦艦ヤマト 2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』 本予告

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205 製作委員会


▼宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 公式サイト
https://starblazers-yamato.net/
▼『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ公式Twitter
@new_yamato_2199
▼宇宙戦艦ヤマト2202 特集サイト 宇宙戦艦ヤマト紀行
https://v-storage.jp/yamatokiko/

2021/10/22
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』ヤマトーク付き上映開催決定!次回作 <後章 –STASHA-> 本編冒頭7分15秒付き上映 10/29 (金)より開始!

1979 年に放送され、高視聴率を獲得したテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』 をモチーフに、全二章で描く完全新作「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ最新作。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 –TAKE OFF-』が、10月8日[金]より劇場上映・Blu-ray 特別限定版販売・デジタルセル配信を同時スタートいたしました。
また、<後章 -STASHA->は、2022年2月4日[金]より劇場上映ほか各種展開を開始いたします。

この度、全2回のトークイベント「ヤマトーク」付き上映の開催が決定いたしました。
第1回は安田賢司監督、シリーズ構成・脚本の福井晴敏、脚本の岡秀樹が登壇!
さらに<後章 -STASHA->の冒頭11分36秒もイベント内で上映いたします。
第2回は安田賢司、福井晴敏、岡秀樹に加え、メカニカルデザインの明貴美加が登壇予定です。

そして、10月29日(金)から、次回作<後章 -STASHA->の本編冒頭7分15秒が観られる特別映像付き上映の実施が決定いたしました。

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』ヤマトーク付き上映開催決定!

第1回『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』ヤマトーク付き上映会

日時:
10月28日(木) 20時25分の回上映後

登壇者:
安田賢司(監督)、福井晴敏(シリーズ構成・脚本)、岡秀樹(脚本)

内容:
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』本編上映
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 –STASHA-』本編冒頭[11分36秒]上映
登壇者によるトークイベント

料金:
2,200円均一
※前売券、各種ご招待券、株主券、SMTMembersクーポン、割引券はご利用いただけません

劇場:
新宿ピカデリー (東京)
TEL:050-6861-3011
劇場HP:https://www.smt-cinema.com/site/shinjuku/

第2回『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』ヤマトーク付き上映会

日時:
11月2日(火) 20時25分の回上映後

登壇者:
安田賢司(監督)、福井晴敏(シリーズ構成・脚本)、岡秀樹(脚本)、明貴美加(メカニカルデザイン)

内容:
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』本編上映
登壇者によるトークイベント
※<後章 –STASHA->本編冒頭[11分36秒]上映はございません。

料金:
2,200円均一
※前売券、各種ご招待券、株主券、SMTMembersクーポン、割引券はご利用いただけません

劇場:
新宿ピカデリー (東京)
TEL:050-6861-3011
劇場HP:https://www.smt-cinema.com/site/shinjuku/

チケット販売

第1回、第2回共通 劇場HPにてインターネット先行販売
・インターネット先行販売:10月23日(土)19:00~
・劇場窓口販売:10月24日(日)劇場OPENより販売(残席がある場合のみ)
※詳細や注意事項は作品公式サイト https://starblazers-yamato.net をご確認くださいませ。

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 –STASHA-』本編冒頭7分15秒付き上映 10月29日(金)開始

10月8日(金)より、全国36館にて期間限定上映中の『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』。
この度、10月29日(金)より、2022年2月4日(金)から劇場上映される次回作『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 –STASHA-』 の本編冒頭7分15秒が観られる特別映像付き上映を実施いたします。
※現在『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』の本編後に上映している 『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 –STASHA-』特報は10月28日(木)までの上映となります。

関連記事:全二章で描くシリーズ最新作『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 後章 –STASHA-』劇場上映・Blu-ray特別限定版・デジタルセル 2022年2月4日(金)同時スタート決定!!

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205 製作委員会


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2021/10/15
劇場上映・Blu-ray特別限定版・デジタルセル 2022年2月4日(金)同時スタート!『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』<後章 -STASHA->特報&スタッフインタビュー映像「アラタチのナリタチ」公開

1979 年に放送され、高視聴率を獲得したテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』 をモチーフに、全二章で描く完全新作「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ最新作。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 –TAKE OFF-』が、10月8日[金]より劇場上映・Blu-ray 特別限定版販売・デジタルセル配信を同時スタートいたしました。
また、〈後章 -STASHA-〉は、2022年2月4日[金]より劇場上映ほか各種展開を開始いたします。

この度、次回作『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-』の特報映像を公開いたしました。

また、制作スタッフが本作に掛けた思いを語ったインタビュー映像「アラタチのナリタチ」を公開いたしました。

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-』 特報(30秒)公開

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』スタッフインタビュー 「アラタチのナリタチ」公開

出演:安田賢司(監督)、福井晴敏(シリーズ構成/脚本)、玉盛順一朗(メカニカルデザイン)、明貴美加(メカニカルデザイン)、枝松 聖(プロップデザイン)、後藤浩幸(CGディレクター)、宮川彬良(音楽)、吉田知弘(音響監督)、浅沼信也(メカ作画監督・特殊効果・セットデザイン)、ヤマトナオミチ(第三話 演出)、中村良(設定担当)、小倉信也(設定考証)

関連記事:全二章で描くシリーズ最新作『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 後章 –STASHA-』劇場上映・Blu-ray特別限定版・デジタルセル 2022年2月4日(金)同時スタート決定!!

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205 製作委員会


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2021/10/13
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』 メカニカルデザイナー対談 玉盛順一朗×明貴美加 【スタッフ&キャストインタビュー】

白色彗星帝国との戦いから3年――ヤマト、新たなる旅立ち。 玉盛順一朗氏、明貴美加氏に聞く、絶賛上映中『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』のメカニカルデザイン秘話!

それまでのテレビマンガとは違う『宇宙戦艦ヤマト』との出会い

──『宇宙戦艦ヤマト』との出会いはどのようなものでしたか?

玉盛 小学2年生のときに、たまたまテレビで観たのが始まりでした。それまでのいわゆるテレビマンガとは違う作品だと感じたのは木星の浮遊大陸のエピソードで、これは面白いなと思ったのを覚えています。もともと宇宙に対する興味があったので、カラー図鑑でも星や宇宙の巻ばかりを読みふけっていたような子どもだったんですよ。当時、うちには地球儀があったのですが、それに懐中電灯を照らして遊星爆弾ごっこなる遊びをしていたんです(笑)。ちょっと不謹慎ですけど、部屋の電灯を消して地球儀に懐中電灯の光を当てて、それをだんだん離していくと光の輪が広がっていく。劇中の描写を再現する遊びではあったのですが、その様子がとても幻想的で宇宙に対する興味が広がるきっかけになりました。

明貴 僕の場合は父親が映画好きだったこともあって、父親の影響が大きかったんです。「戦艦大和が宇宙に行くアニメがやっているらしい」という話をされて、僕自身はへえそうなんだくらいだった。玉盛さんと同じようにある日テレビをつけたら『ヤマト』が放送されていて、たまたま観たというのが始まりでした。ちょうどそれがビーメラ星のエピソードで、この話はヤマトもほとんど活躍しないちょっと特異な内容だったんですよね(笑)。

玉盛 そうですよね。

明貴 ビーメラ星を探査する、100式探索艇が飛んでいるところを観て、100式探索艇のデザインとともにああこれは今までの子ども向けアニメとは違うぞという印象を強く受けました。本格的にハマったのはそのあとの再放送からですけど、初見からほかの作品とは違うという印象はありましたね。

──当時、劇場版はご覧になっていましたか?

玉盛 僕はまだ小さかったので、劇場には行けなかったんです。小学生でしたから親と一緒に行かざるを得ないわけですが、そういう機会はありませんでした。

明貴 僕は父親が連れて行ってくれたんですよ。当時の映画館は上映中でも入館できたから、途中から入ったんですよね。ドメル艦隊の三段空母が集結するところだったんですけど、そこから見始めて、最後まで見たあとに最初から観たという(笑)。

──『宇宙戦艦ヤマト2199』(以下『2199』)から10年近く経ちますが、これまでの軌跡を振り返ってみていかがでしょうか。

玉盛 僕が関わり始めてからですと干支が一回りするくらいには時間が経ってしまっていて、本当に感慨深いですよね。本作は若い人たちへと引き継いでいくというのがシリーズを通してあるテーマなのですが、メカデザインに限らずメカ作画などでも前作から引き続き参加してくださるスタッフの方々がいてくださって心強かったですし、自分もヤマトに参加したいという若い人たちが増えてくれたのはとても嬉しかったことでもありますね。

明貴 僕は今回の『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』からの参加になるのですが、もちろん『2199』からシリーズ全作を通して観ていました。個人的には「ああ、ヤマトが新しくなったなあ」と感慨深い思いでしたが、僕よりかなり年下の知人の感想が印象的だったんですよ。それは「やっと僕らが観れるヤマトが始まった」というんです。それはどういうことかと言うと、旧来のヤマトは先輩たちのものだという意識が強くて、なかなか(観る)敷居が高かったそうなんです。 そこに出渕裕さんが総監督をされる『2199』が始まるということで「ようやく僕らから観られるヤマトが始まる」と いう嬉しさがあったと聞いて、なるほどと思いました。こういうことは長く続いているシリーズものの宿命でもあるわけですが、入り口がわかりにくい上にエピソードをひとつでも見逃すとわからなくなるという構造がありますよね。アメコミのスーパーヒーロー物もそうですが、若い視聴者層を取り込むという意味でも今回の『宇宙戦艦ヤマト』のリメイクシリーズはやって良かったと感じています。

既存のデザインをもとに新しい要素を追加する

──今回のメカニカルデザインでこだわったポイントはどこでしょうか。

玉盛 僕は地球側のデザインを担当していますが、今作では『2199』から『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(以下『2202』)のような大幅な技術的進化はあまりなくて、デザインコンセプト上での大きな変化は起きていないんです。むしろ、既存のドレッドノート級をもとにした改造艦をデザインするときに、古い方向に引きずられないかを心配していました。時代を経た新しさを加えつつも、取ってつけたような違和感がないようにバランスをとるのに苦労しました。たとえば実際の空母ですと全長が400メートル以上の大型艦で、数千人の乗組員が必要になるわけです。全長250メートルというドレッドノート級をベースにする場合、船体を輪切りにして飛行甲板を付け足すことで300メートル級の軽空母くらいであれば成立するかなと。企画会議の段階ではドレッドノート級の船体をベースに幅を増やしたり全長を伸ばしたりすることで本格的な空母化のアイデアをいろいろ考えましたが、それではヤマトよりも大きくなってしまうんですね。333メートルのヤマトよりは小さくしたいという福井晴敏さんからの要望があったので、軽空母のようなヒュウガとアスカが生まれました。ドレッドノート級をテストベッドとした試験艦という位置づけですね。それとコスモパイソンと5式空間機動甲冑も非常に苦労しました(笑)。コスモゼロ、コスモタイガーⅡとは別種の新型機をライバルとして登場させることで、それぞれの進化が描けるのではないかという意図でコスモパイソンはデザインされたという経緯があります。

 

ドレッドノート改級 補給母艦アスカ

 

ドレッドノート改級 戦闘空母ヒュウガ

明貴 コスモパイソンは企画当初からイメージが明確にありましたよね。

玉盛 そうですね。もともと『2202』ではコスモタイガーⅠが1機だけ存在するんですが、あれを小さくしたらどうなるだろうかというのが始まりでした。コスモパイソンは試作機とはいえある程度は量産されたものとして登場しているので、コスモタイガーⅡにとっては主力の座をかけたライバル機になるでしょうね。これ、本当は旧海軍の局地戦闘機『雷電』をもじってコスモライディーンという名前にしたかったんですけど、明貴さんに止められました(笑)。

明貴 それはやめましょう、ということで(笑)

玉盛 また『雷電』という旧作からのキャラクターも出すので難しいと、脚本の岡秀樹さんにも言われました(笑)。

 

試製空間戦闘攻撃機 コスモパイソン

玉盛 それとあとは5式空間機動甲冑ですが、これも甲冑というより本来は装甲騎兵なんですよね。空間騎兵隊を装甲化したという発想だったので。

明貴 装甲騎兵(笑)。

玉盛 それは福井さんから、特定の作品名を連想させるからダメということで(笑)。

明貴 前作の『2202』よりもかなり小型化されたんですよね。

玉盛 そうです。徹底的に人間を意識して小型化したので、それこそ建物内の部屋まで入れるくらい、人間と同じような行動範囲を持つ空間騎兵のための装備という位置づけです。本編でもアニメーションらしく大きな動きで描かれているので、面白いデザインになったかなとは思います。

5式空間機動甲冑

──明貴さんは敵側となるデザリアムのメカデザインを担当されています。

明貴 得体の知れなさというか、謎の敵としての不気味さがあるメカですよね。デザリアムのデザインコンセプトについては設定考証の小倉さんが福井さんのイメージを固めていて、それと僕がデザインを進めていたグレート・プレアデスとの整合性を取るために調整していったという感じです。グレート・プレアデスに関しては、旧作のイメージを踏襲することから始めています。原作からあまりにもかけ離れるのはリメイク物としてはいかがなものかと思うので、イメージを崩さないことを重視しています。ただ、そうは言っても『2199』から続くこのシリーズでは新しいデザインアレンジも取り込まれているわけで、今風というのか、新しいデザインをどうやって取り入れていくのかはかなり模索しました。実は福井さんから「暗黒星団帝国のメカを明貴さんが描いたらどうなるか見たい」というお話をいただいて、グレート・プレアデスを描いたのが始まりなんですよ。そのグレート・プレアデスのデザインが福井さんに採用されはしたんですが、旧作からのファンが観たいメカも欲しいということで原作版に近いプレアデスをデザインしたという経緯があります。だから2種類あるんですよね、プレアデスは。

リアルの追求と『ヤマト』らしさのバランス

──今作から3DCGでのメカ描写がより実写的になっていますが、デザインの段階から表現方法については調整作業があったのでしょうか?

プレアデス改級攻勢型戦艦 グレート・プレアデス

明貴 制作の当初からこれまでとは違うルックにしたいという話は出ていたように記憶しています。いろいろ試行錯誤を重ねた結果、あの完成映像に落ち着いたと。

玉盛 宇宙空間での明暗をあえてハッキリさせたり、新しい表現にチャレンジしているなという印象はありましたよね。最初はもっと固い感じというかカッチリした印象だったものが、次第に柔らかさが出たと思います。僕もディテールアップとして線を描き足すときに画面を明るくしてから描き込んだりと、画面での表現を意識して工夫しました。

明貴 実写よりにするにはもっと線やディテールを増やしていく必要があるんですが、これはあくまでもアニメ作品ですからそこまでの情報量はいらないんです。とはいえ密度感のある画面にしたいとなったときに、設定画にディテールを描き足してしまうとデザインの作業が追いつかないんです。そこをCGで補完できないかという相談は当初から頻繁にさせていただきました。モデルに貼るテクスチャーのパターンは僕も考えたし、CGチームにもいろいろ案を考えもらって、デザリアム・ハンマーの表面やグレート・プレアデス、さらに今後登場する自動惑星ゴルバなどで活かされていると思います。ゴルバはとにかくデカイので、CGであっても作り込まなければならないところがあるんですよね。時間的な制約もある中で、メカの重厚感や巨大感が出せるようにCGチームとは何度もやり取りをした部分ではありますね。

──宇宙空間と地上でも見え方が変わってきますね。

明貴 そうですね。その点、ヤマトは特に難しかったんじゃないかな(笑)。最初は明るい地球で、その後は暗い宇宙に行くから。ヤマトの艦体はグレーだから線を描き込んでも潰れてしまうし、単純にディテールを増やすだけでは対処できないところもありますよね。このディテールの話でいうと、今のCGの追求の仕方は実写の方法論なんですよ。それもありなのかもしれないですが、これまでのシリーズとは印象が違ってしまう。僕も途中で気づいたんですが、今のやり方は実写的な追及だから、これはやめようと。

玉盛 メリハリは大切ですよね。

──制作の途中で、それぞれのデザイン案は共有されていたのでしょうか。

明貴 いや、それぞれでデザイン作業をしていたのでほとんど見てないんですよ。

玉盛 どういう風に仕上がったのかとか全然わからなくて困りましたよね(笑)。それこそ毎月一回の打ち合わせのタイミングでチラッと見せていただいたときに、ああ、こういうやり方があるのかと驚いたんですよ。カーデザインのようにコンセプトやフォルム、勢いのようなものを明貴さんはビジュアル化していたんですね。図面を引かないんですか、と聞いたらCGチームとのやり取りの中で決めていくというお話を伺って感銘を受けました。それと石津泰志さんは自分のためにやっていると仰っていて、自分が納得するために追及すると。

明貴 パーツの整合性が取れないのはなぜだと言って、自分で3Dモデルを作って検証してからCGチームに渡していましたね(笑)。

玉盛 そうなんですよ。僕はヤマトファンが喜ぶデザインを表現しようと考えていたので、皆さんはこういうやり方をしているのかと本当に勉強になりました。

明貴 玉盛さんは最初に色を置いて、シルエットをある程度出してからディテール詰めていくというやり方をされていましたよね。

玉盛 そうです。パースをなかなか出せなくて、明貴さんのやり方を見たらもっと早くにパースを描くべきだったと思いましたけど、自分は図面で見せるやり方が多かったんですよね。また、制作が始まったタイミングでコロナ禍になってしまったこともあって、現場でのやり取りが上手くできなかったということもありました。本来ならば設定画に描かれていないもの、自分の中で言語化できていないものが頭の中にあるんです。それを現場の方々と打ち合わせをしながら、画面の設計段階で共有して掘り下げていければ良かったなとは思います。あるいは脚本の段階でもそうなんです。人間ドラマが主軸であることは理解した上で、それでもテクノロジーが基盤にあるのがヤマトという作品だから、テクノロジー的にはどうなのかという面をもっと深めて共有できていたらと後になって思いました。もちろんデザイン作業の遅れで未確定だった部分を安田賢司監督はなるべく取り入れてくださっているんですが、前章ではできていなかったことを後章では反映できるように頑張りたいと思っています。

明貴 後章は決戦シーンもあって、そこのカロリーがちょっととんでもないことになりそうですよね(笑)。僕の場合は異星人のメカニカルデザインではあるのですが、おおよそ人間型の知的生命体が作るものであれば、デザインの差こそあれ普遍的に共通点や共通構造があるだろうと思うんです。飛行機には翼があるだろうし、クルマには車輪がある。だからこそ、逆にセンスの見せ所であるとも言えますが、こういう分野はそれこそアメリカなどの古典SFアートの世界でさんざんやられてきていることでもある。そういうものを参考にしながらも、かと言って突飛なものを出すようなことはせずに『ヤマト』にあったものを提案するということが重要だと考えています。『2199』のときにビーメラ星人に代わる宇宙昆虫が登場したような、時代性にあったアレンジをデザイン面でも表現できたらと思います。

PROFILE
玉盛順一朗:たまもりじゅんいちろう

『宇宙戦艦ヤマト2199』、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』にメカニカルデザイナーとして参加。ヤマトを含む地球側の宇宙戦艦などの各メカニカルデザインを担当した。シリーズ最新作となる『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』でも引き続き地球軍側のメカニカルデザインを担当し、ヤマト(第3次改装型)やドレッドノート改級などの艦船のほか、5式空間機動甲冑や試製空間戦闘攻撃機コスモパイソンを手掛けている。

明貴美加:あきたかみか

メカニカルデザイナーとして『機動戦士ガンダムΖΖ』などに参加。後にモビルスーツと美少女を組み合わせた『MS少女』のイラストを手がけた。アニメだけでなくゲームクリエイターとしても活躍しており、『銀河お嬢様伝説ユナ』シリーズではゲーム、アニメ、音楽CDなどメディアミックス展開をすべて手掛けている。『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』ではデザリアムやボラー連邦のメカニカルデザインを手掛けている。

シリーズ最新作
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』
2021年10月8日[金]より劇場上映・Blu-ray特別限定版販売・デジタルセル配信
同時スタート!

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち【A-on STORE限定】特設サイト

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 公式サイト

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205製作委員会

2021/10/11
週末興行ランキングスクリーンアベレージ1位を記録!!『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』10/9(土)上映記念舞台挨拶 オフィシャルレポート公開!

2021年10月8日(金)より、全国36館にて上映が始まった『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 –TAKE OFF-』。この度、10月9日(土)に実施された新宿ピカデリーでの舞台挨拶レポートが到着しました。山寺宏一、井上喜久子、畠中祐、安田賢司、福井晴敏、西﨑彰司、中村繪里子が登壇し、本作の魅力を語りました。

更に、ハリウッド大作や邦画人気シリーズ、アニメ映画がひしめく中、10月8日(金)より上映開始となった『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』が週末興行ランキングのスクリーンアベレージ1位を記録しました!

週末興行ランキングのスクリーンアベレージ1位を記録

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』
 成績(10月10日時点完成披露上映会含む)
 興行収入  49,331,060円
 週末興行ランキングスクリーンアベレージ1位 858,538円

 ※スクリーンアベレージは1スクリーンあたりの興行収入(調査期間は10/9~10の2日間)
 ※ランキング上位15作品内での記録
 ※興行通信社調べ

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』上映記念舞台挨拶 イベントリポート

劇場:新宿ピカデリー(東京)
登壇者:
山寺宏一(アベルト・デスラー役)、井上喜久子(スターシャ役)、畠中祐(土門竜介役)、安田賢司(監督)、福井晴敏(シリーズ構成・脚本)、西﨑彰司(製作総指揮・著作総監修)、MC中村繪里子(桐生美影役)
日時:2021年10月9日(土) 12時

登壇したのは、アベルト・デスラー役の山寺宏一、スターシャ役の井上喜久子、土門竜介役の畠中祐、そして、シリーズ構成・脚本の福井晴敏、監督の安田賢司、製作総指揮・著作総監修の西﨑彰司。また、舞台挨拶の司会は桐生美影役の中村繪里子が担当した。まずは、登壇者の挨拶からスタート。

山寺は「ヤマトは、第1作目放送当時の中学生の時から見ています。これまで応援している同世代の皆さんと一緒に、僕も観客席で観たいくらいです。」、井上は「ようやく上映されて嬉しいです。心を込めて演じました。沢山の人に楽しんでいただきたいです。」、畠中は「本作への出演をきっかけにヤマトを知りましたが、ヤマトの熱量が好きです。ヤマトと旅をできるのがうれしいです。」と万感の思いを語った。西﨑は「コロナウイルスの状況が心配でしたが、沖田艦長の導きか、無事に上映を迎えられました。」とコメントした。

本作について、福井は「コロナ禍の前から脚本は完成していましたが、不気味なほどに今とリンクしていると思います。今の時代の不安が、土門を通じて体現できたと思います。」と振り返った。安田は、「新しい要素を加えながらも、原作の演出を意識して制作しました。原作からのファンは思い出とともに楽しんでほしいです。特にヤマトの音楽は存在感があり、主役のひとつと捉え大事にしました。」と本作にこめた思いを明かした。

続いて、司会の中村から各キャスト陣に対して自身の演じたキャラクターについての質問が振られた。山寺は「デスラーは感情を表に出さないキャラクター。本作ではガミラスが大変なことになりますが、彼が胸の内に押さえ込んでいる思いを意識して演じました。」、井上は「苦しみを背負いながら孤独に戦うスターシャの姿に、自分も『がんばれ』と思いながら演じました。」と収録時の想いを語った。土門を演じる畠中は「真っ直ぐで不器用な性格の演じ方が難しかったです。本作で描かれる、土門の抱えている思いを知っていただき、彼の素直な魅力が受け入れてもらえたら嬉しいです。」というコメントに対し、山寺は「祐(畠中)とぴったりだった。」と土門についての印象を語った。

また、新人クルーの加わったヤマトについて、福井は「心の支えである雪と真田が同じ艦に乗っていない中で、古代は土門と対峙しなければなりません。」と述べた。「苛酷な出来事が色々と起こりますが、「新たなる旅立ち」というタイトルにふさわしい爽やかな作品になりました。」と続けると、中村も本作で描かれる数々の葛藤や成長が、青春物語のようだったと印象を語った。

本作について、西﨑は「シリーズの中でも特に好きな作品のひとつになった。安田監督よる本作の映像表現はヤマトにおいて初めての経験で、新鮮でした。」と安田監督へ最大の賛辞を呈した。

最後に、安田監督が「大きなタイトルを預かるにあたり、大事にされている世界観を受け継ぎ、楽しんでもらうことを意識して作りました。大きなスクリーンと音響で楽しんでください。」と舞台挨拶を締めた。

関連記事:全二章で描くシリーズ最新作『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 後章 –STASHA-』劇場上映・Blu-ray特別限定版・デジタルセル 2022年2月4日(金)同時スタート決定!!

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205 製作委員会


▼宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 公式サイト
https://starblazers-yamato.net/
▼『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ公式Twitter
@new_yamato_2199
▼宇宙戦艦ヤマト2202 特集サイト 宇宙戦艦ヤマト紀行
https://v-storage.jp/yamatokiko/

2021/10/08
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』古代進役・小野大輔 インタビュー【スタッフ&キャストインタビュー】

大ヒット上映中!『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』は、新キャラクターと新スタッフを迎えて、リメイクシリーズとしても新たな船出となる。引き続き、主人公の古代進を演じる小野大輔に「ヤマト」への想いや本作の見どころを語っていただいた。

様々な人と出会い、色々な経験を積んで、自分とリンクしていった

──10年近くに渡り「宇宙戦艦ヤマト」に出演されてきた今の心境はいかがですか?

小野 長きに渡って旅をしてきたんだなと実感しています。地球を救うために必死だったからかもしれないですが、この10年間はあっという間でした。一つの大きな命題を抱えて旅立ち、その中で森雪という大切な愛に出会い、戦いの中でヤマトクルーの絆が深まり、異星人との交流もありました。元々は地球を救うために旅をしていたはずなのに、その中で色々なものを得ていました。ずっと旅をしてきて良かったなと今改めて思っています。

──小野さんは『宇宙戦艦ヤマト2199』(以下『2199』)、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(以下『2202』)と新シリーズを通して古代進を演じ続けてきました。ここまで長きに渡って人生を共にしてきた古代進というキャラクターは小野さんにとってどのような存在になっていますか?

小野 当初は「宇宙戦艦ヤマト」の古代進という一つの象徴を背負わなければいけないと思っていたので、とても大きなプレッシャーを感じていましたし、自分には大きすぎる存在でした。ただ旅を重ねる毎に、様々な人と出会い、色々な経験を積んで、自分とリンクしていった気がします。古代はただ猪突猛進な人ではなく、後ろを振り返ったりうじうじ悩んだり、きちんと迷うことができる。そして、その中で一つの答えを見つけ、一人ではなく皆で背負うことに気付く。その過程が自分の芸歴や人生に重なっています。だから今はもう小野大輔=古代進になっています。自分は古代みたいな人間だったんだと改めて気付いて、最初はそれが意外でしたが、今は誇らしく思っています。

──そして、物語は今回の『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』(以下『2205』)へ続いていき、2021年10月8日から「前章 –TAKE OFF-」が公開されます。新たな物語が動き出した今の心境をお聞かせください。

小野 新シリーズが始まる度に思うことですが、「なぜ旅に出るのか」とまた改めて思いました。彼らはその都度過酷な運命に巻き込まれていきます。また旅に出なければいけないというプレッシャーがありながら、ヤマトにしか背負うことのできない使命のために出航します。ただ、その時に一つの誇りを感じています。さらに、今回はそこに若手が新しく乗り込んできます。その象徴である土門竜介を観た時に、『2199』で乗り込んだ時の古代進を思い出すと同時に若い頃の自分の姿を重ね合わせました。同じ使命を帯びて同じ熱量を持った若い魂を感じて、胸が熱くなりましたね。また、畠中祐自身がそういう男ですが、彼の芝居が熱くて不器用で真っ直ぐで。畠中君の芝居も役者としての佇まいも凄く好きなので、観ていて嬉しくなりました。それと、以前にも色々な作品でご一緒させて頂いた機会がありますが、安田(賢司)監督ですね。安田さんもまたヤマト直撃世代ではないので、新しい時代を作っていくクルーの一員です。ですが、ヤマトが持っている熱量を変わらない姿できちんと表現してくれるので、安田監督はこんなに熱い人だったのかと驚きました。今回の新しい旅で、僕が古代だったら島(大介)みたいな存在。新しい旅の道標を作ってくださっている感覚があって、本当に頼もしいです。

──本作『2205』は、1979年放送のテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』以後の要素をまとめた作品です。収録にあたり、スタッフ側から何かディレクションはありましたか?

小野 ヤマトの収録は基本的に福井(晴敏)さんが質疑応答に答えてくださり、物語を始めるに当たりどんな想いで描かれたのかについて話してくださいます。これはいつも言われることですが、福井さんから「また過酷な運命に巻き込まれますよ」という話をされました。ただ、『2202』の時はプレッシャーと不安と武者震いがありましたが、今回は落ち着いてそのお話を聞けました。福井さんとの付き合いも長くなってきたので、「分かりました。受けて立ちます」という気持ちが芽生えました。福井さんがニコニコしながらそう語る時は「僕ら役者を過酷な運命の渦へと巻き込んで行くんだろうな、でもそれが素晴らしいドラマを生むんだろうな」というところまで導き出せるようになりました。以前はそこまで考えが至らなかったので、演じるまでは本当に酷い人だと思っていました(笑)。あれは福井さん流の激励なんです。あとは、安田監督は本当に誠実で、言葉数は多くないですが静かに燃えている方です。じっと後ろで見守ってくださっていて、吉田(知弘)音響監督のご意向もあったと思いますが、実は今回テストも録っています。テストの段階で熱量が高い時は、「頂きました」と仰る場面が多々ありました。最初は面食らいましたが、テストだと思って抜くことはそもそもないので。一発目に演じたものが良いと思ってくださるのは、凄く手応えを感じた瞬間でしたね。

──本作の監督を務めるのは所謂「ヤマト世代」ではない安田賢司さんです。今までの監督と比べるとどのような点が違いますか?

小野 『2199』を監督された出渕(裕)さんは本当にヤマト愛に溢れた作品作りを心掛けていらっしゃいました。艦長の読み方から始まり、敬礼、軍隊用語など、読み方のアクセントなどは出渕さんの演出で決まっている部分が多く、ヤマト愛を爆発させて今の時代の新しいヤマトの礎を作ってくださいました。そこから『2202』を監督された羽原(信義)さんが引き継いで、そこに大胆なアクションや外連味、アニメとしての分かりやすいダイナミズムを与えてくださいました。そして、そこからさらに引き継いだのが『2205』の安田監督。安田監督は人間関係の機微、感情の細かな揺れ動きなど、物語を作っていく上で目線がより人に向いているなと思いました。アクションシーンのクオリティも物凄く高いと思いますが、キャラクターの表情を敢えて動かさなかったり、とても繊細に人間ドラマを作っていらっしゃるなと感動しました。『博多豚骨ラーメンズ』や『ソマリと森の神様』など、やはり人間ドラマを根幹に据えた作品で安田監督とご一緒していますが、より人間の熱を今回の『2205』で感じました。

未知の未来へと進んで行く今の時代の人々を応援してくれる

──以前のように皆で一緒に収録することは難しいと思いますが、本作はどのような形でアフレコを行ったのでしょうか?

小野 感染対策はどの現場でも徹底していますが、その中でもヤマトはより安全に注意を払っていたと思います。収録は一人ひとりだったので、最初は辛かったですね。皆で背負うことで重圧から解放され、仲間を信じることで艦を進めていく、そして異星人とも分かり合えることがヤマトのストーリーの根幹にあるものだと思います。人と人の話なのに、それを一人で録るのかと…。アフレコが始まるまでは気が重かったんですが、これまで培ってきた信頼関係や絆が僕らにはあるので、これも運命なのかなと思いました。一言で表すと古代進は「ポジティブバカ野郎」だと思うので、これは試されているのだから僕たちの絆をしっかり見せようと、直ぐに切り替えることができました。きっと桑島(法子)さんだったらこう返してくれるだろうなと、皆さんの声が聞こえました。幸運なことに畠中君とは色々なところで交流があって、僕と重なる部分があるなと思っていたところだったので、彼なら絶対にこうやるなと想像できました。これだけの熱量をくれる。完成版を観て感動しました。もちろんスタッフさんは凄く大変だったと思いますので、改めて『2205』を作ってくれたヤマトクルーの皆にお疲れ様でしたと心から伝えたいです。

──前のシリーズから3年が経過した『2205』での古代進を演じる上で意識されたことはありますか?

小野 『2202』から3年後なので、時間はそこまで経っていません。彼が変わったというよりは、彼を取り巻く環境がガラッと変わりました。『2202』の最後に辿り着いた答えは、彼らにとっては正しいものでしたし、異星人と共に地球人類が出した答えだったと思いますが、地球の中にもそれを快く思っていない人がいました。『2202』で旅を終えたと思っていたので、今回も「なぜ旅に出るのか」という命題を叩きつけられました。ただ、年齢以上に精神的な面から、この3年で古代はぐっと大人になりましたね。以前は正直、雪しか見ていなかった。本当に俯瞰で周りを見られるようになったなと思います。周りのクルーもですが、若手のことも真っ直ぐしっかり見ているなと。僕自身もそうでしたが、古代を演じる度に自分のことだけではなく、どんどん周りが見えてきました。そういったことも踏まえて、『2205』の古代を演じる時は経験値を乗せたいなと思いながら演じていました。『2205』の古代は迷いがなく、覚悟が決まっている感じがしました。

──本作『2205』の見どころやオススメのポイントなどを教えてください。

小野 やはり土門ですね。雪と話している時に「アイツは俺なんだ」と古代がポロっとこぼしますが、僕も畠中君に昔の自分の姿を重ねて、微笑ましく思うことがありました。その気持ちが凄く理解できて、自分は古代進なんだなと思えましたし、とても好きなシーンです。土門と会話しているところはあまり言葉が多くないんですよね。みなまで言わなくても分かるというか、語らない男の美学を感じて、古代と土門の関係性は凄く好きです。あとは、薮(助治)さんも好きですね。チョーさんのお芝居は、軽やかながら色々な意味や感情が乗っかっていて、深いです。人間の泥臭さ、狡さ、汗や熱を感じるお芝居をされるので、彼にも色々あったんだなと。人間臭いので一番共感できるキャラクターだと思います。生きていただけでも嬉しいので、ヤーブ・スケルジファンは楽しみにしていて欲しいです。また、古代は長いセリフの中で「ヤマトは希望の艦(ふね)だ」と語っていますが、これは未知の未来へと進んで行く今の時代の人々を応援してくれる言葉だなと思っています。

──アベルト・デスラー、土門竜介、徳川太助など今回も様々なキャラクターのドラマが物語を盛り上げています。小野さんが他に注目されているキャラクターは誰ですか?

小野 やはりチョーさんが演じている薮さんが好きです。あとは自分に古代進が重なって来ているので、桑島さんに会うと「あ、雪だ」と思ってしまいますね。これまでのメンバーがそれぞれ大人になっていて、それを一番感じたのは星名(透)ですかね。演じている高城(元気)君も重ねて星名の成長を感じ、僕も嬉しくなりました。

人類のために命を賭して宇宙へと旅立つ人々のロマンと愛を描いた作品

──今までヤマトに触れてこなかった若い世代に向けて、何かメッセージを頂けますでしょうか。

小野 ヤマトが持っている魅力、描いているテーマは普遍です。小学生、20代、ヤマトおじさん、どの世代の人が観ても同じ気持ちを感じられると思います。これからヤマトに触れる新しい世代の人たちにこの作品の魅力を語る時も、その他の世代の人たちと同じ言葉で伝えるはずです。ヤマトは、人類のために命を賭して宇宙へと旅立つ人々のロマンと愛を描いた作品だと思います。ぜひ異なる世代間で、ヤマトをテーマに語り合って欲しいです。若い方が得する点として一つお伝えしたいのは、おじさんたちと共通の話題で盛り上がれます。ヤマト世代の方々でも新しいシリーズを観ていない人がいるので、その人たちに「『2199』から『2205』のシリーズ、めちゃくちゃ面白いですよ」とお薦めできますから。今は、ヤマトが描いている普遍のテーマを新しい世代へ繋いでいくとても大事な時期だと思っているので、若い方たちに観て欲しいですし、ぜひ上の世代の方たちと語りあって欲しいですね。

──最後に、ヤマトファンに向けてメッセージをお願いします。

小野 今この時代に再びヤマトが発進することに僕は強い意味を感じています。エンターテインメントはいつの時も、観た人がポジティブな想いを抱けるものだと信じて、声優という職業で関わっています。ヤマトを観ると希望が持てます。理不尽なこと、我慢しなければいけないこと、生きていると色々な辛いことがあると思います。だけど、どんなことがあっても前を向いて、上を向いて、空を見上げて、ずっと進んで行けば必ずそこに希望の未来が待っているんだと思わせてくれる。それこそがヤマトなんだと改めて感じています。一緒にこの艦に乗って未来へと旅立って頂けたら嬉しいです。

PROFILE
小野大輔(おの・だいすけ)

5月4日生まれ。高知県出身。主な出演作は『宇宙戦艦ヤマト2199』『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』古代進役、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ 空条承太郎役、『おそ松さん』松野十四松役、『怪物事変』ミハイ・フロレスク役など。

シリーズ最新作
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』
2021年10月8日[金]より劇場上映・Blu-ray特別限定版販売・デジタルセル配信
同時スタート!

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』Blu-ray&DVD&デジタルセル発売情報

Blu-ray特別限定版 上映劇場・ A-on STORE・ヤマトクルーのみの限定販売
上映劇場:2021年10月8日(金)発売/A-on STORE 、ヤマトクルー:2021年10月15日(金)発売

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 1 Blu-ray特別限定版 (数量限定生産)

価格:11,000円(税込)
品番:BDOT-0265
発売・販売元:バンダイナムコアーツ
収録内容:本編約100分+映像特典約5分
スペック情報:リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9<1080p High Definition>
封入特典:絵コンテ集(新規描き下ろし表紙)、シナリオ集、特製記録集
映像特典:PV&CM集 他予定
音声特典:キャスト&スタッフオーディオコメンタリー
仕様:新規描き下ろしジャケット、新規描き下ろし特製スリーブ

※本商品は、上映劇場ならびに、 A-on STORE 、 A-on STORE プレミアムバンダイ支店、宇宙戦艦ヤマト公式 FC ヤマトクルー 以外での販売は予定しておりません。
※上映劇場の先行販売は数に限りがございます。無くなり次第終了となりますのであらかじめご了承ください。
※上映劇場で購入される場合は座席指定券が必要な場合があります。詳細は各上映劇場にお問い合わせ下さい。
※本商品は初回限定生産のためA-on STORE の予約締切日(2021年8月20日[金])以降については、ご注文をお受けできない場合がございますのであらかじめご了承ください。

Blu-ray&DVD 2021年11月26日(金)一般発売 ※レンタル専用DVD 同時リリース

2021年10月8日(金)正午よりデジタルセル・長期レンタル配信開始 デジタルセル版および長期レンタル版には特典付き!

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』デジタルセル配信

・デジタルセル版
 販売期間:2021年10月8日(金)正午12時~
 価格:HD/SD 3,960円(税込)
・長期レンタル版
 販売期間:2021年10月8日(金)正午12時~2021年11月25日(木)23:59(視聴期間:60日間)
 価格:HD/SD 3,960円(税込)
・レンタル版
 販売期間:2021年11月26日(金)正午12時~(視聴期間:3日間)
 価格:HD/SD 1,430円(税込)

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち【A-on STORE限定】特設サイト

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 公式サイト

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205製作委員会

2021/10/08
全二章で描くシリーズ最新作『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 後章 –STASHA-』劇場上映・Blu-ray特別限定版・デジタルセル 2022年2月4日(金)同時スタート決定!!

1979 年に放送され、高視聴率を獲得したテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』 をモチーフに、全二章で描く完全新作「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ最新作。
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 –TAKE OFF-』が、10月8日[金]より劇場上映・Blu-ray 特別限定版販売・デジタルセル配信を同時スタートいたしました。

この度、本作の後半『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち 後章 –STASHA-』の上映開始日ほか作品情報を公開いたしました。

劇場上映・Blu-ray特別限定版販売・デジタルセル配信を2022年2月4日(金)より同時スタートいたします。

本日より特典付き前売券(ムビチケカード)の発売、Blu-ray&DVDの予約受付を開始いたしました。

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-』作品情報

【Illustration:麻宮騎亜】

その名は“暗黒(ルビ:デザリアム)”
かつてない強力な敵との遭遇が残酷な真実を引き寄せる――

スタッフ

原作:西﨑義展/製作総指揮・著作総監修:西﨑彰司/監督:安田賢司/シリーズ構成・脚本:福井晴敏/脚本:岡 秀樹/キャラクターデザイン:結城信輝/メカニカルデザイン:玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加 ゲストキャラクターデザイン:小林千鶴・岸田隆宏・立石 聖/プロップデザイン:枝松聖/美術監督:舘藤健一 色彩設計:中山久美子/撮影監督:浅川茂輝/CG ディレクター:後藤浩幸/編集:兼重涼子/音楽:宮川彬良・宮川 泰/音響監督:吉田知弘 オリジナルサウンドエフェクト:柏原 満/アニメーション制作:サテライト/配給:松竹 ODS 事業室/製作:宇宙戦艦ヤマト 2205 製作委員会

キャスト

古代 進:小野大輔/森 雪:桑島法子/真田志郎:大塚芳忠/アベルト・デスラー:山寺宏一/スターシャ:井上喜久子/ヤーブ・スケルジ:チョー 土門竜介:畠中 祐/京塚みやこ:村中 知/徳川太助:岡本信彦/板東平次:羽多野渉/キャロライン雷電:森永千才/坂本 茂:伊東健人 デーダー:天田益男/メルダーズ:黒田崇矢

上映情報

◇2022年2月4日(金)期間限定劇場上映開始
◇前売券(ムビチケカード)発売中

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-
数量限定!新人クルービジュアルボスター付き前売券(ムビチケカード)
価格:1,600円(税込) ※当日料金 1,700円(税込)均一
仕様:前売券(ムビチケカード)+新人クルービジュアルポスター(B2サイズ)
販売場所:
・上映劇場 【10/8劇場OPENから販売開始】 ※一部劇場を除く
・メイジャーWEBサイト(通販) 【10/8午前11時販売開始】
 https://www.major-j.com/cinema_information.php?id=M20211008002

前売券(ムビチケカード)

新人クルービジュアルポスター(B2サイズ)

◇上映劇場(全国36館)

東京]新宿ピカデリー/グランドシネマサンシャイン 池袋/TOHO シネマズ池袋/TOHO シネマズ上野/MOVIX 亀有/MOVIX 昭島
[神奈川]横浜ブルク13/川崎チネチッタ/MOVIX 橋本/TOHO シネマズ海老名
[千葉]MOVIX 柏の葉/京成ローザ⑩
[埼玉]MOVIX さいたま/MOVIX 川口/ユナイテッド・シネマわかば
[茨城]MOVIX つくば
[栃木]MOVIX 宇都宮
[群馬]MOVIX 伊勢崎
[新潟]イオンシネマ新潟南
[静岡]MOVIX 清水
[宮城]MOVIX 仙台
[北海道]札幌シネマフロンティア
[大阪]なんばパークスシネマ/大阪ステーションシティシネマ/MOVIX 八尾
[京都]MOVIX 京都
[兵庫]神戸国際松竹
[石川]イオンシネマ金沢フォーラス
[愛知]ミッドランドスクエア シネマ/MOVIX 三好
[岡山]MOVIX 倉敷
[広島]広島バルト11
[香川]イオンシネマ綾川
[福岡]T・ジョイ博多/T・ジョイリバーウォーク北九州
[熊本]熊本ピカデリー

Blu-ray・DVD・配信情報

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 2 Blu-ray 特別限定版(初回限定生産)

価格:11,000円(税込)
発売日:
・上映劇場にて2022年2月4日(金)より最速先行発売
・A-on STORE/A-on STOREプレミアムバンダイ支店/宇宙戦艦ヤマト公式FCヤマトクルー 2022年2月11日(金)より発売
※先行販売は数に限りがございます。無くなり次第終了となりますのであらかじめご了承ください。
収録内容:本編約100分+映像特典約10分
スペック:リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9<1080p High Definition>/日本語字幕付(ON・OFF可能)
発売・販売元:株式会社バンダイナムコアーツ

特別限定版特典:絵コンテ集(新規描き下ろし表紙)、シナリオ集
映像特典:これまでのあらすじ(本編前上映映像)、後章 -STASHA- PV&CM集 他予定
音声特典:キャスト&スタッフオーディオコメンタリー
封入特典:特製記録集
仕様:新規描き下ろしジャケット、新規描き下ろし特製スリーブ

◇宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 2 Blu-ray & DVD 一般発売

価格:Blu-ray:9,680円(税込)/DVD:8,580円(税込)
発売日:2022年3月29日(火)
収録内容:本編約100分+映像特典約10分
Blu-rayスペック:リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9<1080p High Definition>/日本語字幕付(ON・OFF可能)
DVDスペック:ドルビーデジタル(ステレオ)/片面2層/16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ/日本語字幕付(ON・OFF可能)
発売・販売元:株式会社バンダイナムコアーツ

初回特典:新規描き下ろし特製スリーブ
映像特典:これまでのあらすじ(本編前上映映像)、後章 -STASHA- PV&CM集 他予定
音声特典:キャスト&スタッフオーディオコメンタリー
封入特典:特製記録集
仕様:新規描き下ろしジャケット

店舗限定商品&購入特典
・Amazon.co.jp限定版:スタッフ&キャスト出演 スペシャルラジオCD 付き
 価格:Blu-ray…9,900円(税込) DVD…8,800円(税込)
・宇宙戦艦ヤマト公式FCヤマトクルー限定版:描き下ろしポストカード、ヤマトクルー特製AR台本 付き
 価格:Blu-ray…12,980円(税込) DVD…11,880円(税込)
・店舗共通特典:「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」(1979年版)縮刷複製アフレコ台本
※対象店舗など詳細は作品公式サイトをご確認ください。

◇『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-』配信情報

2022年2月4日(金)正午より劇場上映同日配信開始/デジタルセル版および長期レンタル版には特典付き
発売・販売元:株式会社バンダイナムコアーツ

デジタルセル版
・配信開始日:2022年2月4日(金)正午12時~
・価格:HD/SD 3,960円(税込)
長期レンタル版
・配信期間:2022年2月4日(金)正午12時~2022年3月28日(月)23:59
・価格:HD/SD 3,960円(税込)
・視聴期間:60日間
レンタル版
・販売期間:2022年3月29日(火)正午12時~
・販売価格:HD/SD 1,430円(税込)
・視聴期間:3日間

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』オリジナル・サウンドトラック発売決定!

宮川彬良によって蘇った名曲の数々と、本作のための新BGMを収録。エンディング主題歌「愛は今も光」(歌:平原綾香/作詞:森雪之丞/作曲編曲:宮川彬良)、劇中挿入歌もラインナップ。CD2枚組/ UHQCD仕様の高音質でお届けいたします。

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』オリジナル・サウンドトラック

発売日:2022年2月4日(金)
価格:3,630円(税込)
音楽:宮川彬良
仕様:UHQCD<Ultimate High Quality CD>仕様
発売レーベル:ボイジャーレーベル
発売・販売元:株式会社バンダイナムコアーツ

■購入特典
ジャケットイラスト使用 A5サイズクリアファイル
※対象店舗など、詳細は作品公式サイトをご確認ください

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』 作品情報

2021年10月8日(金)上映

1979年に放送され、高視聴率を獲得したテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』 をモチーフに、全二章、完全新作で描く「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ最新作。〈前章 -TAKE OFF-〉は、10月8日(金)より劇場上映・Blu-ray 特別限定版販売・デジタルセル配信同時スタート

スタッフ

原作:西﨑義展/製作総指揮・著作総監修:西﨑彰司/監督:安田賢司/シリーズ構成・脚本:福井晴敏/脚本:岡 秀樹/キャラクターデザイン:結城信輝/メカニカルデザイン:玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加/音楽:宮川彬良/音響監督:吉田知弘/CGディレクター:後藤浩幸/アニメーション制作:サテライト/配給:松竹ODS事業室

キャスト

古代 進:小野大輔/森 雪:桑島法子/真田志郎:大塚芳忠/アベルト・デスラー:山寺宏一/スターシャ:井上喜久子/デーダー:天田益男

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』 Blu-ray&DVD&デジタルセル発売情報

Blu-ray特別限定版 上映劇場・ A-on STORE・ヤマトクルーのみの限定販売
上映劇場:2021年10月8日(金)発売/A-on STORE 、ヤマトクルー:2021年10月15日(金)発売

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 1 Blu-ray特別限定版 (数量限定生産)

価格:11,000円(税込)
品番:BDOT-0265
発売・販売元:バンダイナムコアーツ
収録内容:本編約100分+映像特典約5分
スペック情報:リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9<1080p High Definition>
封入特典:絵コンテ集(新規描き下ろし表紙)、シナリオ集、特製記録集
映像特典:PV&CM集 他予定
音声特典:キャスト&スタッフオーディオコメンタリー
仕様:新規描き下ろしジャケット、新規描き下ろし特製スリーブ

※本商品は、上映劇場ならびに、 A-on STORE 、 A-on STORE プレミアムバンダイ支店、宇宙戦艦ヤマト公式 FC ヤマトクルー 以外での販売は予定しておりません。
※上映劇場の先行販売は数に限りがございます。無くなり次第終了となりますのであらかじめご了承ください。
※上映劇場で購入される場合は座席指定券が必要な場合があります。詳細は各上映劇場にお問い合わせ下さい。
※本商品は初回限定生産のためA-on STORE の予約締切日(2021年8月20日[金])以降については、ご注文をお受けできない場合がございますのであらかじめご了承ください。

Blu-ray&DVD 2021年11月26日(金)一般発売 ※レンタル専用DVD 同時リリース

2021年10月8日(金)正午よりデジタルセル・長期レンタル配信開始 デジタルセル版および長期レンタル版には特典付き!

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』デジタルセル配信

・デジタルセル版
 販売期間:2021年10月8日(金)正午12時~
 価格:HD/SD 3,960円(税込)
・長期レンタル版
 販売期間:2021年10月8日(金)正午12時~2021年11月25日(木)23:59(視聴期間:60日間)
 価格:HD/SD 3,960円(税込)
・レンタル版
 販売期間:2021年11月26日(金)正午12時~(視聴期間:3日間)
 価格:HD/SD 1,430円(税込)

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205 製作委員会


▼宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 公式サイト
https://starblazers-yamato.net/
▼『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ公式Twitter
@new_yamato_2199
▼宇宙戦艦ヤマト2202 特集サイト 宇宙戦艦ヤマト紀行
https://v-storage.jp/yamatokiko/

2021/10/07
39 デーダー【キャラクターファイル】

PROFILE
デーダー

年齢:不明
出身:デザリアム
備考:音楽を聴く趣味あり

滅びが定められたガミラス星とイスカンダル星の前に、突如として現れた謎の巨大戦艦。その戦艦に座乗する指揮官である。身体は強靭な筋肉で覆われ、戦闘指揮においては眼球に幾何学的なパターンが浮かび上がる。デスラーがガルマン星で戦ったボラー連邦とも異なる彼らの目的は?

シリーズ最新作
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』
2021年10月8日[金]より劇場上映・Blu-ray特別限定版販売・デジタルセル配信
同時スタート!

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205 製作委員会


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2021/10/07
『NAVITIME』「着せ替え」機能の無料アイテムに、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』が追加!!

2021年10月7日(木)より、株式会社ナビタイムジャパン(代表取締役社長:大西啓介、本社:東京都港区)が、iOSおよびAndroid OS向け総合ナビゲーションアプリ『NAVITIME』にて提供している「着せ替え」機能の無料アイテムに、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』が追加されました。

「着せ替え」機能は、『NAVITIME』のメニューボタン・ホーム画面・ナビゲーション中のキャラクターなど『NAVITIME』の一部デザインを変更できる機能です。
トップ画面では、アニメでお馴染みの「古代進」などの人気キャラクターが表示されたイラストをランダムに表示します。
ナビゲ―ション画面ではアナライザーが道案内してくれます。
また、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』シリーズ作品の上映映画館を、トップ画面からワンタッチで確認できます。

●映画「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」着せ替えダウンロード
http://www.navitime.jp/android/storage/smartphone/navitime-dress/index.html

『NAVITIME』ご利用方法

「App Store」および「Google Play」より『NAVITIME』をダウンロード。

iOS:
https://itunes.apple.com/jp/app/id365876050?mt=8&ign-mpt=uo%3D4

Android OS:
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.navitime.local.navitime

「NAVITIME」は、株式会社ナビタイムジャパンの商標または登録商標です。
その他、記載されている会社名や商品名等は、各社の商標又は登録商標です。

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』 作品情報

2021年10月8日(金)上映

1979年に放送され、高視聴率を獲得したテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』 をモチーフに、全二章、完全新作で描く「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ最新作。〈前章 -TAKE OFF-〉は、10月8日(金)より劇場上映・Blu-ray 特別限定版販売・デジタルセル配信同時スタート

スタッフ

原作:西﨑義展/製作総指揮・著作総監修:西﨑彰司/監督:安田賢司/シリーズ構成・脚本:福井晴敏/脚本:岡 秀樹/キャラクターデザイン:結城信輝/メカニカルデザイン:玉盛順一朗・石津泰志・明貴美加/音楽:宮川彬良/音響監督:吉田知弘/CGディレクター:後藤浩幸/アニメーション制作:サテライト/配給:松竹ODS事業室

キャスト

古代 進:小野大輔/森 雪:桑島法子/真田志郎:大塚芳忠/アベルト・デスラー:山寺宏一/スターシャ:井上喜久子/デーダー:天田益男

第2弾特典付き前売券(ムビチケカード)発売中

数量限定!メインビジュアルポスター付き前売券(ムビチケカード)発売中!

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-
第2弾特典付き前売券(ムビチケカード)


価格:1,600円(税込)
※当日料金 1,700円(税込)均一
仕様:前売券(ムビチケカード)+メインビジュアルポスター(B2サイズ)
販売場所:
メイジャーWEBサイト(通販)
https://www.major-j.com/cinema_information.php?id=M20210813001
上映劇場 ※一部劇場を除く

特典メインビジュアルポスター

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』 Blu-ray&DVD&デジタルセル発売情報

Blu-ray特別限定版 上映劇場・ A-on STORE・ヤマトクルーのみの限定販売
上映劇場:2021年10月8日(金)発売/A-on STORE 、ヤマトクルー:2021年10月15日(金)発売

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 1 Blu-ray特別限定版 (数量限定生産)

価格:11,000円(税込)
品番:BDOT-0265
発売・販売元:バンダイナムコアーツ
収録内容:本編約100分+映像特典約5分
スペック情報:リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9<1080p High Definition>
封入特典:絵コンテ集(新規描き下ろし表紙)、シナリオ集、特製記録集
映像特典:PV&CM集 他予定
音声特典:キャスト&スタッフオーディオコメンタリー
仕様:新規描き下ろしジャケット、新規描き下ろし特製スリーブ

※本商品は、上映劇場ならびに、 A-on STORE 、 A-on STORE プレミアムバンダイ支店、宇宙戦艦ヤマト公式 FC ヤマトクルー 以外での販売は予定しておりません。
※上映劇場の先行販売は数に限りがございます。無くなり次第終了となりますのであらかじめご了承ください。
※上映劇場で購入される場合は座席指定券が必要な場合があります。詳細は各上映劇場にお問い合わせ下さい。
※本商品は初回限定生産のためA-on STORE の予約締切日(2021年8月20日[金])以降については、ご注文をお受けできない場合がございますのであらかじめご了承ください。

Blu-ray&DVD 2021年11月26日(金)一般発売 ※レンタル専用DVD 同時リリース

2021年10月8日(金)正午よりデジタルセル・長期レンタル配信開始 デジタルセル版および長期レンタル版には特典付き!

『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』デジタルセル配信

・デジタルセル版
 販売期間:2021年10月8日(金)正午12時~
 価格:HD/SD 3,960円(税込)
・長期レンタル版
 販売期間:2021年10月8日(金)正午12時~2021年11月25日(木)23:59(視聴期間:60日間)
 価格:HD/SD 3,960円(税込)
・レンタル版
 販売期間:2021年11月26日(金)正午12時~(視聴期間:3日間)
 価格:HD/SD 1,430円(税込)

©西﨑義展/宇宙戦艦ヤマト2205 製作委員会


▼宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 公式サイト
https://starblazers-yamato.net/
▼『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ公式Twitter
@new_yamato_2199
▼宇宙戦艦ヤマト2202 特集サイト 宇宙戦艦ヤマト紀行
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2021/10/07
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』監督 安田賢司 × シリーズ構成・脚本 福井晴敏 インタビュー 【スタッフ&キャストインタビュー】

まもなく劇場上映が開始となる『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』(以下『2205』)は、新キャラクターと新スタッフを迎えて、リメイクシリーズとしても新たな船出となる。引き続き参加する福井晴敏氏と、初めて『ヤマト』シリーズに参加する安田賢司監督に作品の成り立ちと展望を語っていただいた。

あえて『ヤマト』を知らない世代だからこその視点

──まずは本作品に参加されることになった経緯を伺わせてください。

安田 これまでのリメイクシリーズは、ヤマト世代でも〈どストライク〉な方々──『宇宙戦艦ヤマト2199』(以下『2199』)だと出渕裕さん、『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』(以下『2202』)だと羽原信義さんが監督をされていましたよね。それこそリアルタイムで『ヤマト』を体験された方ならではの強い愛着と思い入れを持って制作に取り組まれたゆえに、非常に濃密な作品に仕上がっていたと思うんです。今回は物語も新クルーを迎えての新たな船出ということもあり、ヤマトを知らない人間に監督をやってもらいたいと、初めてお話いただいたときに伺いました。『ヤマト』の細かいセオリーや世界観を知らない自分にはさすがに荷が重いかなと思いつつも、そういう理由でのオファーであれば、ゼロからのスタートでも自分なりのチャレンジができるかなと思えたんです。それで「参加させてください」と返事をさせてもらいました。

福井 僕は『2202』からの参加でしたので、ぶっちゃけ制作の中盤から続投は決まってはいました。『2202』がああいう決着の仕方をしたので、僕としては正直なところやり切った感はあったんです。ただ、登場人物たちや地球のその後の運命を思うと、なんだかひどい状況で放り出してしまったような気持ちだったんです。あの最終回だけを観たら、微かな希望を感じる終わり方ではあります。でも古代進と森雪を高次元の世界から救うために時間断層を放棄しちゃったから、地球は丸裸で放り出されてしまったような状態なんですよね。周りの宇宙にはいろんな未知の異星人がいるし。地球に戻った古代と雪にとっては居た堪れないに違いないですよね。その辺のところを押さえつつ、ちゃんとリメイク作品としての体裁を整えなければならないことを踏まえると、他の人にはだいぶ荷が重いだろうと思って引き受けた感じですかね。

──安田監督にお声がけされようと思われたのは?

福井 今回はサテライトさんが制作をされることになり、安田監督もサテライトさんから紹介していただいたんですけど、その条件のひとつに、先ほど安田監督もおっしゃっていた「ヤマト世代ではない人」というのがあったんです。リメイクものとはいえ昔の『ヤマト』をなぞるのが目的ではないですし、まるっきりなぞるのであれば原作を観るのがベストなんですよ。これは『ガンダム』シリーズに携わってわかったことなんですけど、絵の画調をそろえるためにシーンを描き直してビルドインしたとするじゃないですか。でも絶対に元の作品よりも良くはできないんですよ。元の作画がイマイチだったから、きれいにしたらどんなにいいだろうと思って描き直したとしても、ファンの思い入れ補正に勝つことは決してできない。リメイク作品もそれと同じで、まるっきり繰り返しというのは意味がないんですね。今の時代に合わせた物語に仕立て直していくと、もう普通に新作アニメを作る気構えが必要で、『ヤマト』に対してフラットな視点をもっている安田監督はそういう意味でもベストの人材でしたね。

前2作とはアプローチを変えつつも同じ線路で

──脚本の作業はどのように進められていったのでしょうか?

福井 先ほどお話したように『2202』がああいう形で終わり、登場人物たちも地球も生き残ったとはいえ厳しい状況に置かれている。その先の大きな道標としては、原作の『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』で描かれるイベントが待っている。続編として与えられている条件と課題をクリアして、それをひとつの物語として縫い合わせていけば基本の形に仕立てることができたので、悩むということはなかったですね。

安田 シナリオに関しては福井さんにお任せしていたので、上がってきたものに対して確認しながら作業を進めていくのが主なところでしたね。自分が考えるオリジナル展開やキャラクターといった変な色気を出すよりも、福井さんのシナリオで出来上がった世界観に寄り添っていく感覚ではありました。

──『2205』はどんなテイストに仕上がっているのでしょうか?

福井 リメイクシリーズも3作目になるので、前2作とはアプローチを変えています。ただ、そうはいってもなんとなく原作で印象に残っているものってあるじゃないですか。そこはきちんとポイントで押さえていて、ご覧になっているうちに『新たなる旅立ち』を思い出してもらえる作りにはしています。1作目、2作目と同じ線路の上を間違いなく走っていますし、そこから脱線もしなければ急な下り坂にもならない。ちゃんと〈先〉へと上り詰めていく線路を敷いていく。そういう意識でいましたね。原作の『新たなる旅立ち』から離れていく部分もあるんですけれども、例えば『2202』を観て「全然『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』と違うじゃん」と感じた人が観たら、「思っていたよりも『新たなる旅立ち』だね」と思ってもらえるような塩梅でやっている感じですね。

大河ドラマの視点で『2205』を作る

──本作で新ヤマトクルーとなる若いキャラクターたちが話題となっています。彼らも原作とは異なるアプローチがされていると感じました。土門竜介は原作の時系列では『新たなる旅立ち』の後になるTV『宇宙戦艦ヤマトⅢ』のキャラクターですよね。

福井 原作の『新たなる旅立ち』で新ヤマトクルーとなった北野哲や坂本茂が次の『ヤマトよ永遠に』では忽然と消えていて、何も語られないままTVの『ヤマトⅢ』では初めて新人が乗ってきたような装いで土門たちが来るんですよ。旧シリーズでは歴史的なスペクタクルを目指そうとしつつも、今の目から観るとドラマのつながりに難があったように思えます。『2205』ではそこをつなげていくことで、大河作品のような俯瞰した視点を獲得できる手応えを感じています。土門を先行して登場させたのも大河的な視点による判断ですね。この先の流れを見据えながら『2205』を起点にして育っていけるような種蒔きをしていきましょうと話をしてます。新生ヤマト世代のスタッフたちともコンセンサスは取れていて、それに応える感じでキャラクターは配置しています。

安田 誰をどこの艦に配置しようか、というところですよね。何しろ今回は3隻もいますから。

──新ヤマトクルーのキャロライン雷電は、それまでの『ヤマト』にはいなかったタイプのキャラクターだと思います。

安田 ヤマト世代ではない自分からしたら、地球を救うお話なのに日本人しかいないというのは腑に落ちないところがあって、「なぜなんですか?」と聞くと「そこはそういうものだ」と(笑)。

福井 みんなうつむいた感じで「そこは……」と(笑)。

安田 そこはわかりました。ただ、いろんなタイプのキャラクターがいたほうがいいかなと思ったんですね。濃いめの女性キャラクターが新クルーに混じっていてもおもしろいんじゃないか、そんな話をしたような気がしますね。

福井 原作の『ヤマトⅢ』に登場する雷電(五郎)は巨体の男性キャラなんですよ。今回は薮(助治)を出すことになっていたし、徳川太助もいる。太めキャラ枠に3人はさすがに多い。だから雷電はいらないんじゃないかという話も一度は出たんだけど、「雷電はファンの印象に残っているよ」と、ヤマト世代の玄人さんたちから聞いていたんです。どうしようかと悩んでいたときに、「じゃあ、いっそ女体化したらどうですか?」という驚きのアイデアが出て(笑)。それで原作ファンがたまげるような大変化を遂げたわけです。それに安田監督も言っていた〈地球側に日本人しかいない〉という点については、この先もリメイクシリーズが続いていくとしたらどこかで説明しないといけないなと思ってます。その意味でキャロライン雷電は布石にもなって、ちょうど良かった気がしますね。ちなみに『2202』でも他の人種もいることは匂わせているんです。地球連邦大統領が東洋人にも白人にも見えるデザインになっているのもそういう理由からです。

安田 〈ヤマトらしさ〉というところは、大きな要素だったりするんですよね。〈ヤマト〉の名を冠した艦に、日本の姓名をもつキャラクターたちが乗って、宇宙だけど海上にいるような戦い方で活躍する。そこが変わってしまうと別の作品になってしまうので、そのバランスを注意しなきゃいけないとは思いますね。

古代と土門の物語、そしてデスラーの物語が主軸

──安田監督もおっしゃっていたようにメインキャラクターたちも原作とは違った立ち位置になっています。

福井 高次元から生還した古代は、常にマスコミに追いかけられるような状況になっているはずです。でもヤマトに乗艦したらみんな事情を知っているし、同じ窯の飯を食った戦友だから庇ってくれるじゃないですか。そこに馴れ合いは生まれてもドラマは生まれないので、古代進にとっていちばんの保護者と言っていい森雪と真田を別の艦に移しちゃえと。今回はヤマトを艦隊で航海させようというアイデアがまずあったので、ちょうどよかった。古代と二人を引き離して、代わりに自分を憎んでいて腹にイチモツある土門と向き合わせることで緊張感が生まれてドラマにもっと弾みがつくようにしようという、そういう狙いでしたね。

──古代進のドラマが主軸でありますが、他に注目してほしいキャラクターは誰でしょうか?

福井 やはりダブル主人公とも言えるデスラーでしょうね。古代と土門という地球サイドのドラマがあり、もう一方でデスラーの物語も大きな幹となっています。デスラーは究極の絶望を味わうことになり、そこから人間的にどう這い上がっていくのか? 古代とは生まれも立場も違うけれど、ある意味同じ目線に立つことになる。そのドラマは原作にはなかったものです。コロナ禍にある今の世の中で、みんなこの先どうしたらいいのか? どこを目指して歩いていけばいいのかわからない。その空気をそのまま劇中に取り込んだ配置でしたね。

──安田監督が動かしてみて、面白いと思われたキャラクターは?

安田 そこはもちろん土門ということになりますよね。絵コンテを描くにあたり、シリーズを通してのキャラクターたち──デスラー、古代、森雪、真田──は立ち振る舞いが固まっていて、新しい要素を入れる余地はないんです。土門というキャラクターは原作の『ヤマトⅢ』で登場していますが、顔もガラリを変わっていて、新しい役割も担っています。キャラクターデザインの結城信輝さんから初めて土門の設定画稿が上がってきたときには、自分の手で育てられるキャラクターが生まれたのを感じましたね。重要な役割とともに変化もあるので、そこをちゃんと観せていけたらといいなと思ってます。

原作を彷彿とさせる音楽のタイミング

──音楽の面ではどんな工夫をされているのでしょうか?

福井 音楽も映像と並んで強烈に記憶に残っていると思うので、鳴らしどころは原作を完コピしています。原作から離れている部分もありながら、なんとなく『新たなる旅立ち』に仕立てられているなと思えるのは、音楽によるところが本当に大きいですね。

安田 『ヤマト』シリーズ自体が他のタイトルとは違って、曲自体に存在感があるんですよね。だからこそ絵柄、キャラクター、メカだけじゃなくて主題歌や劇中の音楽も皆さんの中に強く残っている。音楽を変えてしまうと『ヤマト』ではなくなってしまう。逆に言うと、音楽が鳴った瞬間に『ヤマト』であることが再確認できるということでもあるんです。『2205』は絵柄も物語も新しくなりますけど、『ヤマト』であるという確固たるものが音楽で担保されている点が非常に大きいのかなと思いますね。

今の世の中だからこそ『2205』を観てほしい

──最後にこれから『2205』をご覧になるファンへメッセージをお願いします。

安田 『2205』は完全なリメイクではなく、新しいキャラクターがたくさん出てきて、彼らと古代たちには新しい展開が待ち受けています。そういった意味で本当の〈新たなる旅立ち〉がこれから始まっていくと思います。皆さんの予想の斜め上をいくような、いい意味で裏切っていく展開がたくさん待っていますので、思い出とともに劇場で楽しんでいただければと思います。

福井 冒頭にちょっと長めのあらすじを付けていますので、最低限のことを理解してもらってから『2205』を観られるようになっています。『ヤマト』って聞くと、なんか古色蒼然としているなと考えちゃう若い世代もいるだろうし、もうとっくに卒業した人もいると思うんです。でも、コロナ禍になってもう2年が経って、アフガニスタンが大変な状況になって、積み上げてきたものが次から次へと突き崩されていく。今の世の中に対してわれわれ人間がどう向き合っていったら幸せになれるだろうか? 『2205』はそういうお話を真摯に描いているアニメーション作品になっています。食わず嫌いで終わらず、だまされたと思って観にきていただけると嬉しいですね。よろしくお願いいたします。

PROFILE
安田賢司(やすだ・けんじ)

1972年8月17日生まれ、栃木県出身。サテライト所属。演出を経て『ドッとKONIちゃん』で初監督。『しゅごキャラ!』『アラタカンガタリ 〜革神語〜』『創勢のアクエリオンEVOL』『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』などの作品を手掛ける。

福井晴敏(ふくい・はるとし)

1968年11月15日、東京都生まれ。小説家・脚本家。1998年に『Twelve Y.O.』でデビュー。同作で第44回江戸川乱歩賞を受賞。翌年発表した『亡国のイージス』は、2005年に映画化され、氏の代表作となった。『機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)』では、小説執筆に始まりメディアミックス、スピンオフ作品の原作を担当。続く『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』ほか、現在のガンダムシリーズにおける中心的役割を担う人物のひとりである。また作家としてだけでなくプロデューサー的な領域においても活躍。本年公開の映画『空母いぶき』では企画のひとりとして参加した。『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』ではシリーズ構成と、岡秀樹氏と共作で全話の脚本を務めている。

シリーズ最新作
『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 前章 -TAKE OFF-』
2021年10月8日[金]より劇場上映・Blu-ray特別限定版販売・デジタルセル配信
同時スタート!

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