■上映イベント「舞-乙HiME ~20周年記念同窓会~」 オフィシャルレポート
2005年10月から2006年3月までテレビ東京ほかにて全26話で放送されたサンライズ制作のSF変身美少女オトメチックアクション『舞-乙HiME』。この度、TVアニメ放送20周年を記念して、2025年11月16日(日)、新宿ピカデリーにて上映イベント「舞-乙HiME ~20周年記念同窓会~」が開催された。登壇キャストのセレクトによる話数の上映と、古里尚丈プロデューサーを司会に迎えてのトークショーが実施された本イベントには、アリカ・ユメミヤ役の菊地美香さん、マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム役のゆかなさん、ジュリエット・ナオ・チャン役の南里侑香さんらキャスト陣が登壇。満員御礼の中、同窓会らしく和やかな雰囲気で行われたトークショーの模様をお届けする。
上映後のステージにキャスト3名と本イベントの司会進行を務める古里プロデューサーが大きな拍手に迎えられて登場し、ファン待望のトークショーがスタート! 20周年の節目を迎え、菊地さん、ゆかなさんが熱い気持ちを言葉にする中、「結城奈緒役の」と言った南里さんに古里プロデューサーや他のキャストから「今日はジュリエット・ナオ・チャンじゃない?」と、早くもツッコミが入る展開に場内から笑いが起こる。ここから、各キャストがセレクトし、本イベントで上映された第2話「乙女の園を駆ける疾風!?」、第17話「蒼の舞/想い、散るとき」、第25話「蒼天の乙女」について語っていく。第2話を選んだ南里さんは「『舞-HiME』に続いて出させていただいたんですけど、アリカちゃんが出てきた時の衝撃が凄くて。美香ちゃんの明るさがアリカのイメージとマッチしていた」と当時のアフレコを回想しながら振り返った。対する菊地さんは「ナオ・チャンは大人っぽいんですけど、普段の侑香ちゃんとは全く違うので、別人になれる役者なんだなとビックリしました」とコメント。続けて、第17話を選んだ菊地さんは「朝から(の収録で)繰り広げられるには重たすぎるエピソード。観る度に泣いちゃいますね。あの時のできる限りを出したけど、久々に観返すと少し(演技力が)足りない気はします。ただ、今はできないあのお芝居が恋しいです(笑)」と率直に想いを語った。第25話を選んだゆかなさんは「アリカとマシロにやっと本物のパートナーシップができた回」と語り、最終回の第26話ではなく「その前にマシロは心を決めているから」と第25話をセレクトした理由を明かした。
続いて、『舞-乙HiME』からの参加について、菊地さんは「アフレコの現場にキャストがあんなに沢山いることも初めてで、しかも初の主役だったのでプレッシャーはありました」と当時の想いを赤裸々に語った。そんな菊地さんに対してゆかなさんは、「自分のことだけに集中させてあげたいので、テストのときにどうやったら(菊地さんが)気持ちを乗せやすくなるのかを考えていました」と当時の気持ちを明かした。声優として新人だった頃を思い返し、菊地さんが他のキャストへの感謝の言葉を口にする心温まる場面も見られた。マシロ様(マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム)と真白ちゃん(風花真白)と二三さん(姫野二三)の演じ分けについて聞かれたゆかなさんは、「そこにはその人がいるのでございます」「別に普通にしているだけですよ」「妾は妾なのじゃ!」と次々とキャラクターの声を使い分け、会場を驚かせていた。一方、結城奈緒とジュリエット・ナオ・チャンについて、南里さんは「『舞-HiME』の時は、それまであまり喋らないホワンとした役柄が多かったので、現場で“この役は南里さんじゃありませんでした”と言われてしまうんじゃないかとドキドキしていました(笑)。その後の『舞-乙HiME』ではホッとして、後輩ができて嬉しいなと思っていました」と当時の心境を明かした。その他、『舞-乙HiME』で別キャラクターを演じるとしたら、ニナ・ウォンの設定について改めての確認など、自由気ままなトークが繰り広げられた。
ここで、Blu-ray BOX、設定資料集、ドラマCDといった豪華な20周年記念アイテムの紹介とフォトセッションを挟みつつ、古里プロデューサーの提案で生の決めセリフを客席へ届けることに。南里さんは「あたしのシマを返してもらうよ。マテリアライズ!」と叫び、ゆかなさんが「蒼き石を持つ我が乙女よ。汝の力を解放する」と言うと、菊地さんが「わかった、マシロちゃん。マテリアライズ!」と答え、完璧に決まったところで場内は大きな拍手に包まれた。最後は、会場に駆けつけたファンに一言ずつ感謝のメッセージを届けていく。南里さんは「スタッフ、出演者、こうやって応援してくださる方々の愛情を改めて感じることができてとても幸せでした」。ゆかなさんは「20年経っても、応援してくださる方がこんなにいらっしゃることが分かりました。できたら10年後、20年後にもまたお目にかかれたら素敵だなと思っています」。最後に菊地さんは「私にとってアリカは初めてであり唯一ひとりで任せていただけた主役です。特別な作品であり、特別な役です。皆さんにも『舞-乙HiME』の世界のキャラクターのようにいつもキラキラと笑っていて欲しいです。本日は本当にありがとうございました!」と熱く語り、20周年を記念した上映イベントは幕を閉じた。
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