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第1話『賦露楼寓』


















妖邪界の襲撃から35年、「防衛特殊事案対策本部」通称DSTは、防衛力の強化と次世代を担うサムライトルーパーの育成に尽力していた。再び妖邪界が侵攻してくるかもしれないその日に備えて……。
そしてついにその日がやってきた。突如妖邪界と人間界を繋ぐ門が現れ、妖邪による人間界への侵攻が始まる。北条武蔵ら現サムライトルーパーたちはこの有事に勇敢に立ち向かう。しかし、残忍な妖邪には全く歯が立たず……。
2026年1月6日(火)より放送・配信スタート!
放送・配信情報はこちら!
『鎧真伝サムライトルーパー』に出演する、北条大和役・武内駿輔×織田龍成役・増田俊樹のオフィシャルインタビューが到着!今作に参加するにあたっての意気込みや収録の裏話など、出演キャストによる激アツな思いが溢れるインタビュー、ぜひご覧ください。
<以下、インタビュー全文>
——『サムライトルーパー』という作品に初めて触れた時の印象は?
武内:すごく“少年心”に訴えかけてくる作品だなと思いました。キャッチフレーズの「俺の心を鎧が走る」もまさにそうですよね。なんか惹かれちゃうし、ニュアンスだけで伝わるものがある。そこに子ども心のワクワクみたいなものがある気がしていて。
そういう“イズム”が作品の根幹に強くあるんだろうな、と感じました。当時の作品もそうでしたけど、今回の新作でも、同じような旋風をこの時代に巻き起こせるようになればいいなと思います。実際に作品と向き合ってみて、「ああ、随所に“サムライトルーパーのイズム”が続いてるんだな」と感じました。新作ではあるんですけど、根底に流れている精神はちゃんとあって、そこがすごく魅力的です。
増田:今ってアニメの表現が多様化して、いろんな制作手法が何周も回ってる時代だと思うんです。“ベタ”に見えるものが、実はあの頃の最先端で、革新的だったんだろうなって感じました。時代的に僕が生まれる前から始まっている作品なので、懐かしいというのは嘘になっちゃうんですけど、それでも平成初期のアニメの雰囲気を無意識に観て育った世代として、“受け継がれたDNA”みたいな懐かしさは確かにありましたね。
今って、ベタな展開をそのままやると「ベタだ」と思われちゃうから、ちょっと外したり新鮮さを作らないといけない。でもこの作品は、そういう小細工じゃなくて、本当に新しいものを作って「これ、めっちゃ刺さったじゃん」というのが第1話を見ただけでも強く感じました。展開もゆっくりで、今の時代の速度感とは違って「え、まだ進まないの?」ってくらい。でもそのテンポも含めて、作品の魅力として成立しているのがすごく良かったです。
武内:確かに、今とは単純に話数が違うというのもありますが、お茶の間で見ている方々のピースになっているようなスピード感だなと思いますよね。加えて、変身シーンや鎧の質感など、セル画でしかできない表現がやっぱりかっこいい。今では“ベタ”に見えるものが実はあの頃の最先端で、革新的だったという増田さんからのお話もありましたが、当時のセル画ならではの表現がまさにそうだと思います。それを令和のアニメーションでどう表現するのかな、というのは気になるポイントですね。
——正統続編となる今作に出演するにあたって、意識したことはありますか?
増田:時代が長く開いているということもあり、旧作と今作で、視聴者の皆さんも作り手側もまるで文化が違っている。それを意識しすぎると“縛り”になってしまうのが難しいですね。
武内:本作は正統続編ではありますが、我々が演じるのは新キャラクターですし、「前作がこうだったから」と強く意識しすぎなくてもよかった部分もあるかもしれないですね。
増田:もちろん資料の段階で過去作と今作がリンクする部分は確認させていただいていましたが、物語の上で新キャラである我々がどう過去作の“血”を受け継いでいる方々と対峙していくのかという化学反応は、監督や脚本、スタッフの皆さんが作る下地の部分にお任せして、僕らはシンプルに“この今の時代に生きている人間”を演じられたらいいなということを考えていました。
武内:あとは、みんなそれぞれの仕事の中で、旧作に出演されていた先輩方と共演したり、お会いしたりする機会・経験の中で、それぞれが先輩方から“イズム”を引き継いでいるというか。個人的にはN.G.FIVEで活動されていた頃の皆さんのインタビューを読んだりもしていて、そこから感じ取れる先輩方の“マインド”は忘れないようにしたいと思っていましたね。ただ前作のエネルギーをそのまま引っ張ってくるだけだと“焼き直し”になってしまうので、そうならないように。諸先輩方の役者としてのスタンスや過去作へのリスペクトを忘れずに持ち続けつつ、新しい本作に取り組む際にも参考にさせていただきたいと思っています。
——アフレコの現場はどんな雰囲気ですか?
武内:毎回「次どうなるんだろう?」っていう、想像できない雰囲気なんですよね(笑)
増田:これ、アフレコ最初の頃と、中盤の時でも雰囲気変わるよね(笑)
武内:ですね(笑)回を重ねるごとにムードメーカーになるキャストさんが増えて、どんどん賑やかになっていった印象があります。
ただ、ほんとに場を掻き乱してるのは村瀬さんと榎木さんです(笑)ガヤ(不特定多数の人がいる場面の声や環境音など)収録のときなんて、ちょっとした小芝居でマイクより前まで出て、倒れた通行人のフリをしたりとか。榎木さんなんて「うわー!」と倒れたりして、駆け寄って「大丈夫かー?」って。いや、マイクより前行ったら声入らないから!みたいな(笑)
でもあの2人が作る“正解なんて気にしない雰囲気”はすごいですよね。
増田:“正解なんて気にしない”、その意識は大事だけどね(笑)あの二人は、ずっと何かしらやってるよね(笑)
武内:もう動いてないとダメなんでしょうね(笑)
増田:まあ…OKならいいですよ、OKなら(笑)スタッフさんがOKって言うならしょうがない。あとは他の現場と比べて思ったんですけど…先輩方が本当に楽しそうなんですよ。初代サムライトルーパーを子供のときにリアルタイムで見ていた方々が多くて。
僕らとはまた違う、“演出の中に見つける楽しさ”がいっぱいあるんだろうなっていう。ちょっと青春帰り、じゃないですけど(笑)他の現場では見ることのできない表情や立ち振る舞いで、ちょっと上の先輩たちが楽しそうにしている。
武内:そういう様子を見ることができる、とてもいい雰囲気の現場ですよね。
——「これは只事じゃねぇ!」というキャッチが話題になった本作ですが、最近プライベートも含めて「これは只事じゃねぇ!」と思った出来事はありますか?
増田:つい先日、ちょっといいホテルに泊まったんですよ。入ってすぐ「あー、いい景色だなぁ」と思ってたら、窓の真ん中に黒い点が見えて。近づいたら、8センチくらいのバッタが部屋の中にいて、もう無理で…
武内:えぇ、中に!?それはかなりびっくりですね……!
増田:すぐフロントに電話して「すいません、部屋にバッタがいます…」って。出雲の海沿いだったんですけど、まあ自然が豊かで…。別の窓を開けたら、今度は上からゲジゲジがポンッて落ちてくるし。開放的なテラスなんですけど、この夏は絶対ダメだと思いましたね。落ち着かないから、結局“中から波の音聞こう”って(笑)個人的に只事じゃねぇって感じました。
武内:僕はガヤ収録の話になっちゃうんですけど、録ってる時に、村瀬さんと榎木さん、本当に遠慮がなくて。通行人のガヤをやっていた時に、急にスマホ取り出して人をカメラで撮りはじめて(笑)「ちょっと!仕事中だよ!」って言ったんですけど、「うわー、写真撮れたー!」とか言ってるし。
本来ガヤって、声だけでパーティーっぽさとか、ワイングラス持ってるような雰囲気を表現するものだと思っていたんですけど、ついに小道具を使う時代に突入したんだって(笑)
増田:OKが出たならいいけど(笑)でも、本編で使ってるか使ってないか分からないよね?(笑)
武内:あれが使われてるのかどうか…そこ、注目ポイントですよ(笑)サムライトルーパーならではの“隠れ見どころ”かもしれません。
増田:いやぁ、“只事じゃねぇ”エピソードだね(笑)




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TVアニメ『鎧真伝サムライトルーパー』2026年1月6日(火)より放送・配信スタート!
放送情報はこちら!
『鎧真伝サムライトルーパー』に出演する、上杉魁人役・榎木淳弥×北条武蔵役・村瀬 歩のオフィシャルインタビューが到着!今作に参加するにあたっての意気込みや収録の裏話など、出演キャストによる激アツな思いが溢れるインタビュー、ぜひご覧ください。
<以下、インタビュー全文>
——今回の役に決まったときはどんな気持ちでしたか?
榎木:タイトルは前からもちろん知っていました。サムライトルーパーが当時すごく人気で、「N.G.FIVE」というユニットもあって、本当に伝説的な作品だというのも知っていました。なので、新作をやると聞いたときには「おー、面白そうだな」と素直に思って、オーディションにも臨みましたね。僕はどちらかというと元気な役を演じることが多かったので、今回みたいなクールな役で参加できたのが、新鮮で嬉しかったですね。スタッフさんの中には以前一緒にお仕事をさせていただいた方もいらっしゃって、その方々とまた再会できたという意味でも、今回参加できたことがすごく嬉しかったです。
村瀬:サムライトルーパーってちょうど僕らと同い年なんですよ。生まれた年の作品で、この時代のアニメの中でも一、二を争うくらい有名という印象があって、ビッグタイトルですよね。だから、「また新しくやるんだ」と聞いたときは、アニメ業界に関わる者としてもすごく興味が湧きました。アニメの続編って、同じキャラクターで一新するパターンもあれば、2作目をつくる形もあるし、本当にいろんなやり方があるので、今回はどういう方向性なんだろう、とワクワクしながら作品の概要を読ませていただきました。役に決まった時は、たしかキャラクターの絵がまだなかったような気がしていて・・・。だから結構、自分のイマジネーション勝負だったんですよね。その時点で、苗字が同じキャラクターがいたので「兄弟なんだ、お兄ちゃんがいるんだな」「ちょっと頼りない弟くんなのかな」と想像しながらお芝居をさせていただきました。さらに、キャスト一覧を見たときに「お、なんか面白いキャストだな」と思って。この先どうアプローチしていくのか、すごく楽しみになったのを覚えています。
——演じたキャラクターと自分自身、似ていると思うところはありますか?
村瀬:(榎木さんに向かって)ロックだよね!(笑)
榎木:ロックだね…(笑)でも魁人はもう少しハードなロックじゃないかな?性格もクールなので少し反抗心があるというか。僕はもっと世に順応したポップロックな感じです(笑)
村瀬:本当に?(笑)
榎木:いや、それはまぁ置いておいて(笑)真面目に答えると、感情の起伏があまり激しくないところですかね。魁人も怒る時は怒りますけど、普段は割とローテンションなので、そのあたりが自分と似ているなと思います。
村瀬:僕は収録を重ねるにつれて役に順応してきましたが、序盤は自分と武蔵の差が大きくて、「自分ならこんなこと絶対しないな」とか、「どうしてこんな行動を?」と考えながら役づくりをしていました。
榎木:でもほら、村瀬さんも武蔵も占い好きじゃん。
村瀬:確かに…。武蔵が占いを気にするのって、きっと決断を他者に委ねてしまう弱さみたいなものの表れなんですよね。自分で決められない。でも武蔵自身が成長していくにつれて途中から占いに頼らなくなっていくんです。僕はそこまで依存していないけど、でも確かに占いは僕と武蔵の共通項ですね。
——正統続編となる今作に出演するにあたって、意識したことはありますか?
榎木:前作の要素を引き継ぐ部分はありつつも、全然違う空気感になるだろうなっていうのは、企画段階から思っていました。だからこそ強く意識せず、“今の、この時代のサムライトルーパー”として自然に演じられればいいかな、と考えていましたね。
村瀬:僕達は最終的にキャラクターに命を吹き込む立場ですが、その前にスタッフの方々が徹底的に監修してくださっています。前作のDNAを受け継ぐ方、37年前の作品を当時から好きだった方など、多くの“サムライトルーパー愛”を持つ人たちが携わっています。そうした土台の上で、僕たちもキャラクターに真摯に向き合うことで、その想いが自然に作品全体に流れ込むんじゃないかなと思い、大船に乗った気持ちでお芝居させてもらっています。
——アフレコの現場はどんな雰囲気ですか?
榎木:現場は基本的にうるさいです(笑)主に武内がモノマネをしたりして仕掛けてきて、それに村瀬が乗っかってしまうみたいな、良くない流れができてます。僕は「ふざけないでちゃんとやろうよ」っていうタイプなんですが…。
村瀬:榎木もです(笑)僕か榎木のどちらかが乗っかってます。
榎木:いや、悪い人たちが揃ってるので(笑)女性陣が苦笑してます。
村瀬:稀に周りの方がちゃんと笑ってくれる時があるんですが、そうなると、もうこっちが嬉しくなっちゃいます。
榎木:男性キャストが多いので本当に男子校のノリですね(笑)
——「これは只事じゃねぇ!」というキャッチが話題になった本作ですが、最近プライベートも含めて「これは只事じゃねぇ!」と思った出来事はありますか?
榎木:僕はサムライトルーパーのアフレコを終えて帰るときのエピソードで。終わってひとりで帰ろうとしていたら、外は雨が降っていて。小雨なので傘も差さずに歩いていたら、後ろから陽彩くんが走ってきて傘をパッて差してくれて。「榎木さん、濡れてますよ!一緒に駅まで行きましょう!」と言ってくれたんです。なんていい子なんだ、只者じゃないなと思いました。
村瀬:全く別の作品の話になってしまうんですが、そこに芸歴4・5年くらいのキャストさんがいたんです。その現場がとにかく時間のかかる収録で、タフなスケジュールだったんです。その子が演じていた役も難易度が高くて、毎回毎回本気でぶつかって、トライを重ねていて──その姿がもう、とにかく素晴らしかったんです。そして、最終回の収録を終えて、みんなでご飯に行ったときのことです。その回でかなり苦戦していたんですが、僕も“指示の内容も分かるし、本人の希望も分かるし…頑張れ……”と思いながら見守っていたんですね。その話を、別の共演者の方と話しているのを隣で聞いていたら、本人がふっと「あ、今なんか全部わかりました」「もう一回、1話から撮り直したいです」と言ったんです。その瞬間、「うわ、この子……マジで只者じゃない」と鳥肌が立ちました。自分がデビュー4~5年目くらいの頃なんて、そんな言葉は絶対に言えなかった。思うことすらできなかった。自分の至らなさを真正面から受け止めて、そのうえで“もっとよくしたい”と口にできるなんて、本当にすごい子だと思いました。
——あらためて、古くからのファンの方々、そして今回『鎧真伝』で初めてサムライトルーパーの世界に触れる方々に向けてメッセージをお願いいたします。
榎木:自分が参加していることは差し置いても、とても素晴らしい出来になっている作品だと感じています。旧作ファンの方はもちろん、今回初めて触れる方にとっても、この令和の時代にマッチした迫力ある作風になっていますので、きっと面白いと感じてもらえると思います。
村瀬:SNSが発達している時代にあって、この作品では、人が人を信じるとか、人と人がつながっていくみたいなことを結構泥臭く描いているのが大きな魅力だと思っています。そんな人間模様に加えて、戦いのシーンではサンライズさんの作画がすごく光っていて、第1話を見たらきっとびっくりすると思います。絶対に2話3話と見たくなると思いますので、まずは第1話を楽しみにお待ちいただけますと幸いです!




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TVアニメ『鎧真伝サムライトルーパー』は2026年1月6日(火)より放送・配信スタート!
放送情報はこちら!
『鎧真伝サムライトルーパー』に出演する、凱役・石橋陽彩、石田紫音役・熊谷健太郎のオフィシャルインタビューが到着!今作に参加するにあたっての意気込みや収録の裏話など、出演キャストによる激アツな思いが溢れるインタビュー、ぜひご覧ください。
<以下、インタビュー全文>
——『サムライトルーパー』という作品に初めて触れた時の印象は?
石橋:最初に作品を見た時に、一番に浮かんだのは「めちゃくちゃかっこいいな」という気持ちでした。僕自身、子どもの頃から変身シーンとか必殺技が大好きだったので、旧作を観た時も、今作でも、その“かっこよさ”が前面に出ているのがすごく刺さったんです。特に変身シーンがしっかり長く描かれているのが嬉しくて。とても丁寧に見せてくれるので、男の子としてはテンション上がりますよね。変身シーンが長ければ長いほど良いと思っているタイプなので(笑)
見た目のかっこよさだけじゃなくて、ストーリーも複雑で深みがあって、そこは旧作・新作どちらにも共通している魅力だと思います。だからこそ、幅広い年代の方が楽しめる作品になるんじゃないかなと、アフレコをしながら改めて実感しています。
熊谷:陽彩くんが言っていたことに本当に同意で、この作品って“ロマンの塊”だと思うんです。ヨロイギアがあって、奥義があって、男の子心をめちゃくちゃくすぐるんです。それに、人間関係のドラマもすごく熱くて、当時から作品を追いかけてきたファンの皆さんに愛される理由がすぐ分かるというか…。画面越しでも伝わってくる熱量が本当に高くて、「これはすごい作品だな」って感じました。
——今回の役に決まったときはどんな気持ちでしたか?
石橋:今までやったことのない役柄だったので、自分の中でかなりチャレンジだと思いながらオーディションに参加させていただきました。「どうしても受かりたい」と思っていたので、役に決まったときは驚きましたし、本当に嬉しかったです。それと同時に、歴史の長い作品の主人公を務めるんだと思うと、気が引き締まる思いもあって…。嬉しさと「頑張らなきゃ」という気持ちの両方が一気に込み上げました。今までにない役柄ということもあって、初回のアフレコもすごく緊張していましたね。
熊谷:最初「この役じゃないんじゃない?」ってマネージャーさんに言われてたんですが、僕自身は最初から紫音(しおん)が一番しっくり来る気がしていて、「絶対彼だ」と思いオーディションに臨みました。紫音役に決めていただいたと聞いた時は、本当に嬉しかったですね。オーディションから収録まで少し時間はあったんですけど、ずっとワクワクしながら待ってました。陽彩くんも言っていたように、長い間愛されてきた作品の続編に自分が参加できるっていうのは、素直にすごく光栄でした。あと個人的には、これまで“必殺技名を叫ぶ”っていう経験がほとんどなくて、「え、奥義叫べるんですか?」って、そこでもテンションがめちゃくちゃ上がりましたね(笑)
——正統続編となる今作に出演するにあたって、意識したことはありますか?
石橋:やっぱり『鎧伝』の持つパワーというか、遼たちトルーパーの熱い思いはすごく強いんですよね。だからこそ、初代の皆さんに負けない熱さで演じようと常に意識していました。「武装・灼熱」なんかは特に初代へのリスペクトが大きいんですが、そこに凱としてのオリジナル要素も少しずつ足していくようにして、ちゃんとリスペクトしつつも“凱らしさ”が出るようなお芝居を心がけていました。
熊谷:本当に多くの方に長く愛されてきた作品の続編で、しかも約40年という時を経ての新作ということで、そこに対する緊張は当然ありました。『鎧伝』へのリスペクトも、初代トルーパーの皆さんへの敬意も、最大限持って臨んでいました。でも同時に、「今のトルーパーの5人にしか出せない色が絶対にある」とも思って、そこは臆せずに、自分たちなりの新しいトルーパー像をしっかり見せていけたらいいな、
という気持ちでやっていました。僕自身、リアルタイム世代ではないんですが、他のアフレコ現場で「くまちゃん、トルーパーになるの!?」って先輩方に声をかけていただくたびに、「これは生半可な気持ちじゃ務まらないな」と強く感じましたね。
リスペクトを胸に、でもしっかり腹をくくって、「今のトルーパーとして紫音をこう演じるんだ」「この5人でこう戦っていくんだ」という気持ちで、気合いを入れて向き合っていました。
石橋:そうですね、僕含めたトルーパーの5人はもちろん、他キャストの皆さんからもその気合いは感じますよね。
——アフレコの現場はどんな雰囲気ですか?
熊谷:めちゃくちゃいい雰囲気でしたね。本当に、陽彩くんを中心にすごく“メリハリの効いた現場”だったなと思います。直前まで楽しく、取り留めのない話でみんなでワッハッハって笑ってるんですけど、いざ収録が始まると一気に集中するんですよ。さっきまで「わー!」って盛り上がっていたのに、“スッとスイッチが入る”感じ。その切り替えが本当に気持ちよかったです。
あと、皆さんにどこまで伝わるかわからないんですけど……ガヤがすごかったんですよ(笑)
石橋:いやぁ、本当にそうですね(笑)
熊谷:笑いをこらえるのが大変な場面もたくさんありました(笑)それくらい、仲良く収録させてもらってます。収録終わりに何回かみんなでお昼ご飯を食べに行ったりと、とても楽しい現場でした。
石橋:回を重ねるにつれて、5人同時に変身するタイミングも出てきて、その「合わせ」もどんどん上手くなっていきました。物語の中でも5人で協力していくシーンがすごく増えるので、自然と“サムライトルーパーとしての結束”が強くなっていった実感があります。
熊谷:回を増すごとに作中のトルーパーたちの関係値がどんどん構築されていくのに合わせて、“作品のチームとしてのまとまり”も強固になっていきましたね。チームみんな陽彩くんのこと、大好きですから!
石橋:ありがとうございます!(照)
——「これは只事じゃねぇ!」というキャッチが話題になった本作ですが、最近プライベートも含めて「これは只事じゃねぇ!」と思った出来事はありますか?
熊谷:最近といっても少し前になるんですけど、僕プロレスがすごく好きで。その中でも“デスマッチ”っていうルールがあって、初めて会場で観た時の空気と熱気が本当に尋常じゃなかったんですよ。あれはもう、生じゃないと味わえないものでしたね。「ああ、これはただ事じゃないな」って鳥肌が立つくらいで、めちゃくちゃ良かったです。
石橋:へぇ…すごいなぁ…いつか行ってみたいなぁ……
熊谷:最初からデスマッチはなかなかね(笑)お勧めできないけど(笑)
石橋:僕はお酒ですね。21歳になったばかりなんですけど、20歳からいろいろ勉強しはじめてて。ただ、ウイスキーはあまり挑戦してなかったんですよ。ハイボールくらいしか飲んだことない状態で、先輩方と飲みに行く機会があって。「ウイスキーあんまり飲めないんですよね」って話してたら、「これ、美味しいよ」って山崎を出していただいて。
飲んだ瞬間に「おっ、美味しい! これはただ事じゃねえ!」って思いました。本当に贅沢なんですけど、この年齢で山崎は……。でも今まで飲んだお酒の中で一番合ったというか、「これならずっと飲んでいられるな」と感じたんですよね。
熊谷:正直こっちからすると、あの陽彩くんがお酒を飲んでるってこと自体が只事じゃねぇ!って思っちゃうけど(笑)でもお酒を楽しめる年齢になったんだもんね。
——あらためて、古くからのファンの方々、そして今回『鎧真伝』で初めてサムライトルーパーの世界に触れる方々に向けてメッセージをお願いいたします。
石橋:『鎧伝サムライトルーパー』へのリスペクトや、強いこだわりが感じられる作品になっていますし、僕らはそれを汲み取りながらがんばってお芝居をしていますので、昔からのファンの皆さんにはぜひそこを楽しんでいただきたいですし、これから見る皆さんにとっては、白熱のバトルシーンとか、キャラクターたちの心情がどう動いていくのかという部分も含めて新鮮に楽しんでもらえると思います。ぜひたくさんの方々に楽しんでいただきたいと思っています。
熊谷:本当に現場では、監督をはじめ制作陣の皆様も、『鎧伝』に対するリスペクトを強く持って制作されているなという印象があります。時代も変わって、今でしかできない表現だったり、逆にあの時の熱い表現に対する我々なりのアンサーみたいなものも全力で込められるようにみんなでがんばっていますので、ぜひ楽しんでいただきたいです。




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TVアニメ『鎧真伝サムライトルーパー』2026年1月6日(火)より放送・配信スタート!
放送情報はこちら!
『鎧真伝サムライトルーパー』に出演する、凱役・石橋陽彩、上杉魁人役・榎木淳弥、北条武蔵役・村瀬 歩、北条大和役・武内駿輔、石田紫音役・熊谷健太郎、織田龍成役・増田俊樹のオフィシャルインタビュー<前編>が到着!
今回のオフィシャルインタビューは対談形式。①凱役・石橋陽彩×石田紫音役・熊谷健太郎、②上杉魁人役・榎木淳弥×北条武蔵役・村瀬 歩、③北条大和役・武内駿輔×織田龍成役・増田俊樹の3本立てとなっております。
今作に参加するにあたっての意気込みや収録の裏話など、ここでしか知ることのできない貴重なお話をお届け!出演キャストによる激アツな思いが溢れるインタビュー、ぜひご覧ください!
▼インタビュー記事はこちらから!
①凱役・石橋陽彩×石田紫音役・熊谷健太郎
②上杉魁人役・榎木淳弥×北条武蔵役・村瀬 歩
③北条大和役・武内駿輔×織田龍成役・増田俊樹
TVアニメ『鎧真伝サムライトルーパー』第1話放送を記念して、本作の号外が東京・大阪にて配布されることが決定!
1/9(金)は新宿と秋葉原、1/12(月・祝)は日本橋オタロードにて配布を実施いたします。
号外は、『鎧真伝サムライトルーパー』第1話についてやキャラクターの紹介、キャスト陣のコメントなど、38年ぶりに復活する『鎧真伝サムライトルーパー』の魅力が詰まった内容に。
旧作『鎧伝サムライトルーパー』の血を受け継ぎつつ、新作『鎧真伝サムライトルーパー』がどのように展開していくのか。今後の物語への期待が高まる号外となっておりますので、ぜひお手に取ってご覧ください!
【報知新聞×『鎧真伝サムライトルーパー』号外配布詳細】
■開催日時:
2026年1月9日(金) 東京・新宿12:30~14:00、東京・秋葉原15:00~17:30
2026年1月12日(月・祝)大阪・日本橋13:00~17:00
■配布場所:
新宿・新宿駅東南口広場付近、秋葉原・秋葉原駅ヨドバシカメラ方面出口付近
日本橋・オタロード付近
※先着順となります。
※配布予定数に達し次第、終了となります。
※配布時間は当日の状況に応じて前後する場合がございます。
※雨天の場合は、中止もしくは延期となる可能性がございます。
※施策に関わる景品・特典・サイン本他・応募券・引換券等は、全て第三者への譲渡・オークション等の転売は禁止と
させて頂きます。
コンビニエンスストアに設置されているマルチコピー機の「eプリントサービス」に、『カウボーイビバップ』プリントグッズが登場!
キービジュアルやシーンをセレクトしたブロマイド(L判・2L判)、「スパイク」たちのステッカー(2L判)、A4サイズのキービジュアルミニポスターを販売中!









HPアドレス:https://entame.e-printservice.net/content_detail/cowboybebop
価格(税抜):273円~455円
サイズ:L判・2L判・A4
発売日:2025年12月26日(金)より
仕様:コンビニプリント(写真紙・シール紙・光沢紙等)
発売元:株式会社メディアドゥ
販売元:eプリントサービス(ファミリーマート・ローソン・ミニストップ)
『リーンの翼』アニメ化20周年記念上映会オフィシャルレポート
富野由悠季監督の“バイストン・ウェル”シリーズの一作であり、2005年にウェブアニメ化された『リーンの翼』。そのアニメ化20周年を記念し、12月14日(日)に新宿ピカデリーにてトークショー付き上映会が開催された。本編の第1話と第2話が上演された後、ステージにエイサップ・鈴木役の福山潤さん、キャラクターデザインの工藤昌史さん、プロデューサーの河口佳高さん、そして原作者でもある富野由悠季総監督が登壇。ここでしか聞けない貴重なエピソードが続出したトークショーの模様をお届けする。
本作の設定制作担当で本イベントではMCを務める谷口廣次朗さんの紹介で福山さん、工藤さん、富野総監督、河口プロデューサーが登場し、トークショーがスタート。20周年を迎えた率直な気持ちを聞かれると、福山さんは「最初に聞いたときは『そんなに経ってないよ!』と言いました(笑)。それぐらい当時の記憶が鮮明に残っているんです」と語り、工藤さんは「今日は富野さんのお話を聞く会だと思っているんですけど、楽しみなのと同時に、20年越しのダメ出しをいただくんじゃないかと胃が痛いです」と苦笑い。富野総監督は「プロデューサーの言いなりになっている富野です」とユーモアたっぷりに挨拶し、「本当にみなさんの顔を見たかったんですよ。今日こういうかたちでみなさんに会えてうれしいです」と客席を感慨深げに見渡した。
ここで谷口さんから「1話を観て、20年前と違うところに気づいた方はいらっしゃいますか?」と質問が。実は第1話冒頭に、新規オープニング映像が追加されていたのだ。20周年記念で初Blu-ray化するにあたって、富野総監督が本編映像を確認した際に「何かが足りない」と感じたそう。「本編はいきなりアメリカ軍の空母が出てくるカットから始まるので、インパクトが足りなかったんです。でも、土屋アンナさんの楽曲が聞こえて、メインタイトルが出て、一瞬静かになった画面に空母が出てくることで、意外感が演出できたんですね。今日それが上映されて、やっぱり間違っていなかったなと思いました」と満足げな表情。当時オープニング映像をつけなかったことについては「配信する作品でしたし、富野監督のメモはいつも膨大だったので、少しでも本編の尺があったほうがいいだろうと考えていました。でも20年後にダメ出しをもらうことになりました(笑)」と、河口プロデューサーが説明した。
次は「20年目の反省」というテーマへ。福山さんは「当時はリュクス役の嶋村(侑)さんが新人だったので、先輩の僕としては、引っ張っているつもりだったんです。でも20年経った今、観てみると『一番正しいことをやっていたのは彼女なんだ』と思ったんです。言葉で説明するのは難しいんですが、技術うんぬんじゃなくて。20年の間にそう感じるようになったけど、当時はそれを感じて収録できていなかったのがもったいない」と振り返った。また、富野総監督は福山さんを選んだことに関して「若い人の声がほしかった。でも若いだけではいけなくて、時代性が大切。その人が生きている時代というのが絶対に出てくるので、まったくの素人ではないけど、“まだできあがっていない人”という選び方をしました」と明かした。
もう一人の主人公ともいえるシンジロウ・サコミズの話題では、河口プロデューサーが「話数が進むと、富野監督がどんどんサコミズが主人公みたいな感じで作っていくんですよ。終わった後に『なんでお前は止めなかったんだ!』って監督に言われましたけど、止めたのに聞いてくれなかったんです(笑)」というエピソードを披露した。工藤さんも「話数が進んでいくと、サコミズがすごく前に出てくるので作画も(サコミズに)力が入っていくんですよね」とコメント。また谷口さんは、当時まだ20代でエイサップに近い年齢だったため、特攻兵のサコミズを理解するには戦争の知識が足りなかったと反省。一方で福山さんは「戦争を知らない世代のエイサップが、戦争のただなかにいたサコミズに対して、実感の伴う説得力のある言葉を持っているはずがないんですよね。でも、だからこそエイサップは、今の若者も共感できる主人公になっているように見えました」という感想を述べた。
この他にも、本編よりゲーム『Another Century’s Episode 2』の収録が先だったためキャラクター情報が乏しい状態で福山さんと小山力也さん(シンジロウ・サコミズ役)が本編に先駆けてアフレコすることになった話や、谷口さん発案でエイサップの気持ちの高まりを表すためナナジンを赤くしたが、夕景での登場だったために視聴者にはあまり気づかれなかった話などが飛び出した。さらに富野総監督は、ライフワークである“バイストン・ウェル”に対して「海外のファンタジー作品に勝てるようなコンセプトを提供できるかが課題になっていますが、これからも挑戦したいなと思っています」と今後の展望に触れ、クリエイターとして大ヒット作を作りたいという思いを持ち続けていると力強く語った。
オリジナルサウンドトラックの初CD化、新規オープニング映像を追加した待望のBlu-ray BOX発売の告知の後、1人ずつファンへメッセージを届けていく。河口プロデューサーは「『リーンの翼』は当時からHDでの配信など、Blu-rayを想定した画質で作っていましたが、発売が20年後になってしまい申し訳ございません。でも今回オープニングがついたことを考えると、20年後でよかったなと思わないでもないです(笑)」と語り、工藤さんは「今日、スクリーンで観られて本当によかったと思います。みなさんと同じ目線で参加させてもらいました」と笑顔を見せた。そして、「『∀ガンダム』から5年経ってまた富野さんと作品づくりをさせていただくにあたって、台本に書かれたセリフに負けないようにしよう、言わされないようにしようと考えながら収録するのが楽しかったんです。今観ると下手なんですけど、20年経つとそれがちょっと愛おしく思える瞬間もありまして。自分の成長によって感じ方も変わると思いますので、Blu-ray BOXでまた彼らの世界に浸っていただけるとうれしいです」と福山さん。最後は富野総監督が「かつてアニメの新世紀宣言というのを新宿の駅前でやりましたが、45年経ってまたこういうかたちでファンの方にお会いできて、本当に力をいただきました。今日はおいでいただきまして、ありがとうございます」と感謝を伝え、万雷の拍手の中でイベントは幕を閉じた。
『リーンの翼』20周年記念商品 予約受付中!!
■『リーンの翼』Blu-ray BOX【特装限定版】
■『リーンの翼』オリジナルサウンドトラック(音楽:樋口康雄)
Blu-ray BOX発売を記念して、『伝説の勇者ダ・ガーン』話数人気投票を実施!
あなたの一番好きな話数を選んで、選んだ理由や思い出のエピソードを添えて投票してください。
みなさまのご参加をお待ちしております。
【募集期間】2025年12月25日(木)12:00 ~ 2026年1月31日(土)23:59
※投票は1日1回です。(日付が変わると再度投票可能になります)
第1位に選ばれた話数はTOKYO MXにて放送予定!
※放送の詳細については追ってお知らせいたします。
Blu-rayの情報はこちらをチェック!
勇者シリーズ35周年記念『伝説の勇者ダ・ガーン』Blu-ray BOX発売決定!
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