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作品に関するお知らせ

『ガールズ&パンツァー』の舞台・大洗で、より作品を身近に感じている方々に、作品と出会ったきっかけやエピソード、作品への思いなどを聞いていく『大洗町めぐり~大洗の今、そしてこれから~』。第6回はガルパンギャラリー 館長 西村弓子さんにお話を伺いました。
「女子高生が戦車に乗る」という意味が分かりませんでしたが、
アニメを見て、作品に関わる内にすっかりハマってしまいました(笑)
──『ガールズ&パンツァー』という作品を知ったきっかけを教えてください。
大洗町ツアーデスクという観光誘客チームで活動していた時、肴屋本店の大里さんから「『ガールズ&パンツァー』というアニメが大洗に来る」と聞いたのが最初でした。その時は「女子高生が戦車に乗る」という意味が分かりませんでしたが、アニメを見て、作品に関わる内にすっかりハマってしまいました(笑)。
──大洗町ツアーデスク時代に『ガルパン』のツアーを企画されたそうですね。
2013年の2月、『ガルパン』モニターツアーを企画させていただきました。モニターツアーという名目なので、大洗ホテルに宿泊して、町内すべてを観光できて、クックファン(大洗町めぐり第1回に登場した常盤良彦さんのお店)のお昼ご飯が付いて、それでお一人様9千円という破格な企画でした。さらに秋山優花里ちゃん役の中上育実さんがシークレットゲストで参加してくれたんですよ。それがツアーデスクとしては最後の仕事で、もともと1年間の活動という契約だったんです。その1年間にどれだけ仕事ができるか試すために応募したのですが、最後はやり切れなかった事への後悔ばかりが残りました。そんな時に代表の常盤にスカウトされて、大洗と共に生きてゆく決心をしました。
──ガルパンギャラリーはどのような経緯で誕生したのでしょう?
もともとは町長の「大洗町の友好都市物産館を作りませんか」という一言がきっかけでした。そして、それ以前にプロデューサーの杉山さんと常盤とで「ガルパンと大洗の歩みを展示したい」という話をしていたんです。そこで大洗と友好都市協定を結ぶ栃木や群馬などの特産品を売る物産館と、これと併設する形で無料で入れるギャラリーが設立されました。タイミング良く両者の希望が合致したわけです。そして2015年の5月2日に満を持してオープンしました。

▲大洗シーサイドステーション(旧 大洗リゾートアウトレット)内に存在するガルパンギャラリー。
『ガルパン』と大洗の軌跡を辿る資料館で、グッズの販売も行っている。
──『ガルパン』以前に何かアニメーション作品はご覧になっていましたか?
いえ、アニメはほとんど見ていなかったんです。『ガルパン』はいばキラTVの放送で見たのですが、「戦車と女子高生」と聞いた時に想像したイメージとまったく違っていましたね。ごく普通の女子高生が部活動のようにごく普通に戦車に乗る……そんな世界を観ているうちに自分も次第に引き込まれました。
──好きなエピソード、キャラクターを教えてください。
第9話のプラウダ戦が私にとっての神回でした。歴女チームの戦車を雪の中に隠す戦法を見て、「やだ、これカッコイイ!」って思ったんです。今でもあのシーンを見ると鳥肌が立ちます(笑)。それまで戦車とかまったく知らなかったのに、あのシーンを見た途端に戦車に惹かれたんですよ。そして、その回の対戦相手だったカチューシャにもドップリはまりました。ちっちゃくて可愛くて勝ち気で、だけど統率力があってチームの子達から「カチューシャ様」と慕われているのが良いですね。彼女に惹かれてから『ガルパン』を第1話から見直しました。そうしたら「はっきゅん」こと八九式のフォルムの可愛さに気付いたんですよ。第12話であれがマウスの上に乗っかるシーンも好きですね。あとOVAを見てちっちゃくて可愛いカルロヴェローチェを好きになったり、次第に戦車への興味がわくようになりました。最初の頃はお客さんやアニメ関係者の方から戦車の事を教えてもらっていたんです。それは私だけでなく他のスタッフも同じで、皆さんに育てていただいた感じです。

──『ガルパン』には戦略でハマったわけですか?
そうなんです。戦車を知らなかったからこそ、マウスの上に八九式が乗るなんて戦法が素直に受け入れられたのだと思います。ですから『劇場版』でBT-42が車輪で走行したり、『最終章』でMk.Ⅳを橋にするところとか、戦車が面白い使われ方をしているシーンに目が行きますね。
──ギャラリーを訪れる客層の変化はありますか?
オープン当初は大人しいお客さんが多く、店内を静かに覗かれる方ばかりでした。やがて何度か顔を合わせる内に会話が始まり、先ほどお話ししたように戦車の事を教えてくださるようになったんです。そして『劇場版』公開後から客層が広がったんです。それまでギャラリーを訪れるお客さんは9割がた男性でしたが、この頃から女性や若い子が増えましたね。20~30代の方や女子高生とか、あとお父さんやお母さんと一緒の親子連れとか。そして『最終章』が公開されてからはお爺ちゃんお婆ちゃんとか、赤ちゃんを連れた家族までいらしたんですよ。ガルパンの輪が広がっているのが嬉しかったですね(笑)。あと最近、オープン当初から来てくれていた常連さんから「彼女ができました」、「結婚しました」、「子供ができました」なんて報告が増えたんですよ。TV放送から約6年も経つわけですからね。歴史を感じました。
──これまでのヒット商品を教えて下さい。
オープンから変わらず人気なのがガルパン絵馬です。大洗磯前神社にガルパンの巨大絵馬が展示してあって、それと同じデザインの絵馬をウチの商品として販売しています。買われた方はそれに絵や願い事を書き、そのまま神社に奉納されていくんですよ。そのために保存用を別に買われるお客さんも多いです。また神社の絵馬は毎年ウチの社長(常盤良彦さん)が絵を張り替えていて、それに合わせて売っている絵馬もデザインを変えています。あとはピンズ系が人気ですね。最初は大洗女子学園の校章とあんこうマークの2種セット、その次にプラウダや黒森峰などのライバル校5種の「最強好敵手」セット、それから『劇場版』の時に大学選抜や継続高校、戦車道連盟など4種の「最強好敵手II」を発売しました。そして『最終章』で活躍したサメさんチームとBC自由学園の2種セットが新発売です。どれも人気で、最初に発売した2種セットもずっと売れ続けています。あと自社商品以外ではフィールデザインさんのステッカーと、ソニー・ミュージックコミュニケーションズさんのアプリ『舞台めぐり』の商品めぐりパネルが人気ですね。

▲レジ横にはキャストやスタッフのサインを展示。
▼また現在、店内には今年1、2月にココスで開催されたキャンペーンのパネルが全種展示されている。

──女性に人気のグッズは何でしょう?
やはりピンズで、皆さん自分の推しチームのものを買われています。あとコスプレ好きな子にはパンツァージャケットの下に着るインナー風Tシャツが人気です。あと『劇場版』から増えてきたボコのグッズも女子に売れていますね。
──女性に人気のチームはどれですか?
それはもう色々です。主人公のみほちゃんは可愛いですし、まほ姉さんもカッコイイので人気です。またドゥーチェも不動の人気を誇っています。そして『劇場版』のミカちゃんも人気ですね。最近はカトラスちゃんが人気です。どのキャラがどんな層に人気なのかはレジにいると分かりますね。お客さんに「誰推しですか?」なんて話しかけて、「あの子、可愛いですよね」ってお互いに可愛さを共有し合っています(笑)。あと恋に恋しちゃっているさおりんとか、喋らない紗希ちゃんとか、『ガルパン』に出てくる女の子はキャラが立っていますね。実はフィールデザインさんのステッカーをお店に置いた時、キャラクターの名前が覚えられるか不安だったんですよ。でもアニメを見ていたら自然に覚えましたね。みんな本当に可愛い子ばかりです(笑)。
──西村さんから見た『ガルパン』の魅力は何だと思いますか?
女の子達の一生懸命さが可愛いんですよ。そして学園生活を送りながら色々な事で悩み、戦車や戦略の事を考えたりするのが良いですね。私達も毎日悩んだり笑ったりしながら仕事をしてるので、そんな日常部分にすごく共感するんです。
──大洗を訪れるファンが現在も絶えないのはなぜだと思いますか?
大洗の人達って根っからの商売人で、「大人の本気」が垣間見られるような遊びを考えるんです。それは町で売っている商品を見れば分かります。けっこう小洒落たネーミングをしていますからね。この町は昔から観光地だったので、お客さんを喜ばせるセンスに長けているんですよ。私は出身者ではないですが、そんな大洗の人達に惹かれてここに来ました。だからファンの皆さんもそんな大洗の人達の人柄にハマったのだと思います。そして、このギャラリーがオープンした頃、右も左も分からない私達を支えてくれたのもお客さんの人柄でした。それが『ガールズ&パンツァー』という作品に関わった人達の人柄なんだと思います。そんな作品と人柄の良さがファンを大洗に呼ぶんですよ。「大洗が好きになりました」なんて言ってくれる人がいる。そんなやりとりがあるから今の大洗があるんだと思います。
──今後の抱負をお願いします。
作品公式のギャラリーなので、今後もお客さんに喜んでもらえる企画を打ち出したいです。現在ギャラリーではプロモデラーさんや声優さんが作ったプラモデルを展示したり、ココスさんがキャンペーンで使ったパネルをズラーッと並べています。これからも公式ならではの普段は見ることができない物を用意して、「大洗に来たらギャラリーに行かないと」と言ってもらえるようなお店作りを目指します。
──最後に次の方を紹介して下さい。
「潮騒の湯」の支配人になった小俣君にバトンを渡したいと思います。私、潮騒の湯がすごく好きで『ガルパン』放送中は何度も通っていたんですよ。でも、ここ2年ほど忙しくて行っていないんです。小俣君に会ったら「そろそろ遊びに行きます」とお伝えください。

PROFILE
西村弓子(にしむら・ゆみこ)
12月6日生まれ、茨城県(常陸大宮市)出身。2012年4月に大洗町の復興事業スタッフ募集に応募。大洗町ツアーデスクの一員として、震災で観光客が減少した大洗の観光誘客に取り組んだ。そしてチーム解散後、常盤良彦氏の誘いを受け大洗まいわい市場に勤務。ガルパンギャラリー設立に伴い館長に就任。
<Blu-ray&DVD情報>

ガールズ&パンツァー TV&OVA 5.1ch Blu-ray Disc BOX
2018年12月21日(金)発売!
<上映情報>
ガールズ&パンツァー 最終章 第2話
2019年6月劇場上映予定!
©GIRLS und PANZER Finale Projekt
©GIRLS und PANZER Projekt

『ガールズ&パンツァー』の舞台・大洗で、より作品を身近に感じている方々に、作品と出会ったきっかけやエピソード、作品への思いなどを聞いていく『大洗町めぐり~大洗の今、そしてこれから~』。第5回は曲がり松活性化委員会 委員長・山戸呉服店 代表 山戸章弘さんにお話を伺いました。
店の中で「アンチョビだ!」という声が聞こえると嬉しくなります。
──まずは『ガールズ&パンツァー』に関わられたきっかけから教えてください。
この作品が始まる前に大洗商工会青年部の部長を務めていたのですが、その任期が終わる直後くらいに常盤良彦君に肴屋本店に呼び出されたんです。そこで「大洗を舞台にしたアニメを作っているので何かの際には力を貸してほしい」と言われました。常盤君と肴屋本店の大里明君とは青年部で一緒に活動した仲なので、その関係もあって声をかけていただいたのだと思います。その時に「少女が戦車に乗って試合をする」と説明を受けましたが、最初はまったく意味が分かりませんでしたね(笑)。
──アニメーション作品や戦車に馴染みはありましたか?
小学生の頃は『マジンガーZ』が好きでした。そしてアニメを卒業しようと思った頃に『宇宙戦艦ヤマト』や『機動戦士ガンダム』の洗礼を受けたんです(笑)。あと『超時空要塞マクロス』も観ていました。またミリタリー物も好きだったので、『コンバット!』を観たり小林源文先生の漫画を読んだりしていました。大人になってからアニメやミリタリーから離れていましたが、もともと好きなジャンルだったので『ガルパン』を見て昔の思いが甦りましたね。第5話で源文先生『黒騎士物語』のポスターが出た時は心が躍りました(笑)。

──作品をご覧になった印象はいかがでした?
世間での評判が良いのはインターネットで知っていましたが、この地域はBS11での視聴になるので東京よりも放送が遅いんですよ。そして、ようやく始まった第1話を観てすぐにハマりました。実は東京で第4話が放送された後くらいにカメラを持った方を大洗で何人か目撃したんですよ。その時は何があったのか分かりませんでしたが、こっちで第4話が放送された時に「なるほど!」と思いました。商店街のシーンは地元の僕が見てもリアルでしたね。あそこまで再現されると本当にあった出来事だと錯覚しますよ。ファンの方が写真に撮りたくなるのも分かります。ただ惜しいことにウチに突っ込んでもらえなかったですが(笑)。
──最初の『ガルパン』仕事は何だったのでしょう?
第4話であぶらや呉服店さんというお店が砲撃で壊されましたが、道路拡張工事のために現実でも平地になっていたんですよ。その跡地に「戦車で壊されたので改装中です」という看板を立ててほしい……と常盤君に頼まれたのが最初です。ただ普通の看板では面白くないので、杭を地面に刺す「いかにもな立て札」を作りました。ところが当時は『ガルパン』が今ほど浸透していなかったので、近隣から文句を言われるのが怖くて早朝に作業をしようとしたんです。それが地面が凍るほどの寒い時期で、木槌で杭を叩くと「カン!カン!」って街中に響くんですよ(笑)。そこで作業を中断して翌日の夕方に日を改めました。その時はイタズラをするようなワクワク感がありましたね(笑)。いつも無茶ぶりで有名な常盤君ですが、まんまと常盤マジックにハマってしまいました(笑)。
──事情を知らない町の人が本気にされたりはしませんでしたか?
それは大丈夫でした。ただ最終回直後に(大洗女子学園)優勝記念の横断幕を大洗駅に飾った時は、ウチに来た地元のおばちゃんに「大洗高校っていつから女子高になったの?」って言われました(笑)。その時の100円商店街(商店街活性化の取り組みのひとつ)は「優勝記念セール」という形でやらせてもらいました。

▲第3回で紹介した肴屋本店のすぐ側、曲がり松商店街内に店を構える山戸呉服店。
営業時間:9~19時/定休日:火曜日
──呉服屋の山戸さんがタオルを作ることになったきっかけは何でしょう?
最初にホテルの宿泊客に配布する特典用タオルを作る企画があって、大洗女子学園の校章が入った数種類が候補に挙がったんです。そしてホテルが採用した以外にも良い図案があったので、残った案のタオルをウチで出してみようと思ったのがきっかけです。その企画があった前年、自分がPTA会長を務めた小学校が統合されることになり、学校の校章入りのタオルをお世話になった方々に配ったんですよ。それが印象に残っていて、実在する学校ならこんなタオルも作りそうだと思ったんです。ただ校章入りタオルなんて現実には田舎っぽいイメージなので、正直ここまで受け入れてもらえるとは思いませんでした。
──大洗女子学園から始まって、現在は他校のタオルも充実していますね。
最初は2種類でしたが現在は十数種類展開させていただいています。いち早く商品化させていただいた継続高校のタオルはお陰様で好評です。また最初に作った大洗女子とあんこうチームのタオルは現在も定番人気で、ウチを訪れたお客さんは必ず買われますね。また長く使っていただいたために傷んでしまい、同じものを何度も買ってくださる方もいらっしゃいます。最近はタオル屋としての認知度の方が高くなり、「呉服屋の山戸です」と言うより「タオル屋です」と言った方が話が早かったりします(笑)。

▲名物の『ガルパン』タオル。デザインバリエーションだけでなくスポーツタオル、バスタオル、
マフラータオルなど用途の異なる商品もとり揃えている。▼

──お店のパネルはアンチョビですが、希望されたキャラクターだったのでしょうか?
パネルの割り当てはほぼランダムで、アンチョビが選ばれたのも偶然だったんですよ。ウチは呉服屋なので華道をやってる華さん、もしくは着物を着ている華さんのお母さんが来ると思っていたんです。実は当時はキャラクターも少ししか把握していなかったので誰なのかまったく分かりませんでした(笑)。でも彼女が届いた時の感動は今でも覚えています。パネルを置いた店は彼女達の実家のようなもので、自分もアンチョビを娘のように思っています。
──パネルを設置した時はOVA「これが本当のアンツィオ戦です!」の制作予定がなかったので、あの頃のアンチョビはレアキャラ扱いでしたね。
本編に数秒しか出てきませんからね(笑)。でもOVA発表前から随分と人気でした。パネルは「ガルパン街なかかくれんぼ」という企画でしたが、そのパネルを店のどこに置くかで親父とけっこう言い争ったんですよ。親父は店の前に置こうとしたのですが、自分は「“かくれんぼ”だから目立つ場所じゃダメだ!」と言って2階の窓に置いたんです。親父は納得しなかったのですが強行しました(笑)。そうしたら「見つからないキャラクター」のベスト5くらいにアンチョビが入ってしまったんですよ(笑)。でも見つけにくいキャラクターとして注目してもらえたようで、店の中にいると「いたっ!」とか「あそこだっ!」みたいな声が聞こえて楽しかったです(笑)。
──大洗を訪れる客層の変化はありますか?
先ほどの「街なかかくれんぼ」を実施した2013年の「海楽フェスタ」から次第に増え、「あんこう祭」ではあまりにも大勢のお客さんが詰めかけて驚きました。客層もテレビ放送後は我々と同世代くらいで、どちらかと言うと単独で大洗に来られる方が多かったです。『劇場版』公開後は若いファンや女性が増え、カップルや女性同士のグループも訪れるようになりました。そして『最終章』が公開されてからは家族連れをよく見かけますね。お子さんも『ガルパン』に詳しくて、ウチのパネルを見て「アンチョビだ!」とか言ってくれると嬉しくなります(笑)。
──『最終章』はご覧になりましたか?
はい、観ております。今回は大洗こそ出てきませんが、自分は既に『ガルパン』ファンなので大洗が出なくても普通に楽しんでいます。どちらかと言うと大洗よりアンチョビが出てくれた方がアガりますね(笑)。あと今回は一部大洗らしき場所が出てきたんですよ。ただエンディングのテロップを観るまで気付きませんでした。

▲店内に置かれた歴代キャラクターパネル。
▼アンチョビ宛に贈られた誕生日プレゼントもここに保管されている。

──毎年9月23日にはアンチョビの誕生日イベントを催されていますね。
最初は曲がり松商店街にいるあんこうチームから始まったんです。当時はあんこうチームと生徒会メンバーの誕生日しか設定がなく、やがて何かのきっかけで主要な隊長さん達の誕生日が発表されました。当時はそんな事があったとは知らなくて、お店に来たファンの方に「やりましたね山戸さん!アンチョビの誕生日決まりましたよ!」と教えていただいたんですよ。その時は目眩がするほど嬉しかったです(笑)。それから各隊長の誕生日イベントをやることになりました。最初は「100人でも来てくれればありがたいかな」くらいの考えで、駐車場を会場にした小規模イベントとして始めたんですよ。今は500~1000人超くらいのファンが来てくれて、マリンタワー前でないと収まらない規模にまで発展しました。ありがたい事です。
──イベントではどんな事をされているのでしょう?
全員で「ハッピーバースデー」を歌い、ご提供いただいたケーキを食べます。ケーキは人数分を切り分けるのが不可能なので、一人ずつスプーンですくう「ワンスプーンケーキ」方式にさせてもらっています。そしてスタンプラリーやクイズラリーをしたり、誕生日限定の缶バッジ販売やパネルの設置も行っています。またアンチョビ役の吉岡麻耶さんから毎回ビデオレターを送っていただいています。屋外のように映像が映せない環境では声だけを流して対応しました。一昨年は雨が降ったので会場を文化センターに移動し、センターの壁に映像を投影させてもらいました。
──山戸さんからご覧になった『ガルパン』の魅力とは何でしょう?
大洗の人間なので、どうしても街の風景と絡めて見てしまいますね。どのキャラクターも近所の娘さんのように思えてくるんですよ。それ抜きでもストーリーが面白くて引き込まれますね。先日あった「劇場版 シネマティック・コンサート」に行ったのですが、もう何回も観て慣れているはずなのに同じシーンでホロっと来るんですよ。カチューシャを逃がすためノンナ達が犠牲になるところです。別に死ぬわけじゃないし、試合が終われば再会できるのにね(笑)。それを分かっていながら引き込まれてしまうんです。音楽も良かったですしね。終わった後に仲間と食事しながらその話をしたら、他の皆も「あそこは泣くよね」って言っていました(笑)。
──ファンにメッセージをお願いします。
アンチョビの誕生日には大勢の方にお越しいただき感謝しております。帰りがけに「楽しかったです。また来年もやってください」と声をかけてくださる方もいて、その言葉が励みであり「何か新しい事をやらなきゃ」というプレッシャーでもあります(笑)。これからもタオルと共によろしくお願いします。
──最後に次のインタビュー相手を指名していただけませんか。
ウチのタオルを欠品させてはご迷惑をおかけしている、ガルパンギャラリーの西村館長に繋ぎます。西村さんには「こんな私ですが、これからも何卒よろしくお願い申し上げます」とお伝えください。

▲山戸呉服店で商品購入者に配布されるポストカード。
店の2階から手を振るアンチョビはキャラクターデザイン・総作画監督の杉本 功氏による描き下ろしである。

PROFILE
山戸章弘(やまと・あきひろ)
1966年9月11日、大洗出身。山戸呉服店 代表。同店は創業より旅館業、味噌屋などと業種を変え、章弘氏はその八代目店主となる(呉服屋としては四代目)。数多くの『ガールズ&パンツァー』タオルを扱っているためファンの間ではタオルの店として認識されている。その一方、商工会青年部のOBとして「曲がり松100円商店街」などのイベントの企画運営でも活躍。
<上映情報>

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
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Blu-ray特装限定版:¥7,800(税抜)/ DVD:¥5,800(税抜)
©GIRLS und PANZER Finale Projekt
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『ガールズ&パンツァー』の舞台・大洗で、より作品を身近に感じている方々に、作品と出会ったきっかけやエピソード、作品への思いなどを聞いていく『大洗町めぐり~大洗の今、そしてこれから~』。第4回は大洗町商工会事務局長/坂本文具店 代表 坂本 博さんにお話を伺いました。
『ガルパン』は大洗の雇用面でも助けていただいているんですよ。
──まずは『ガールズ&パンツァー』に関わられた経緯からお聞かせください。
プロデューサーの杉山潔さんから商工会の田山東湖会長にお話があったのが最初でした。そして田山会長は震災後で活気を失ってしまった大洗町を元気にするため、私と常盤良彦君や大里明君たち若手に『ガルパン』に協力するよう依頼をしたんです。そこで皆で一緒になってアニメを勉強しました。最初はアニメの人気もどうなるか分からなかった時期ですね。私たちも手探りの中、2013年の「海楽フェスタ」で店舗にキャラクターパネルを置いたところ、商店街にファンの方々が押し寄せるようになったんですよ。震災の影響でシャッター通りだった商店街に活気が甦りました。また商店街だけでなく磯前神社やシーサイドホテルにもお客さんが詰めかけ、田山会長が「大変なことになってるぞ」と驚いていたんですよ。あの時は一緒に町の様子を見に行きました。それが5年も続くなんてミラクルを越えた現象ですよ。お陰様でスタンプラリーも大盛況で、僕の知らない間に台紙が2回も増刷されていました(笑)。このように足を運んで下さる方が増え続けているのは有り難いです。これも『ガルパン』のお陰です。

▲坂本さんが勤務する大洗町商工会館。
受付前は『ガルパン』グッズ資料館となっており、缶バッジの販売も行われている
──失礼ですが、坂本さんは現在おいくつなのでしょう?
66歳になりました。去年の誕生日は「海楽フェスタ」当日だったので、職員がサプライズで僕の缶バッジを作ってくれました(笑)。本当なら60歳で定年なのですが、「ガルパンプロジェクト」として町の補助金をいただき、今もこうして働かせてもらっています。また僕以外にも3名のシニアが缶バッジ作りで働いているんですよ。皆さん真面目な方ばかりで助かっています。このように『ガルパン』には雇用面でも助けていただいているんですよ。
──坂本さんのお歳だとアニメーション作品には馴染みの薄い世代になりますよね。
そうですね。ただ小中学生の頃は週刊少年ジャンプを欠かさず読んでいました。好きだったのは本宮ひろ志の『男一匹ガキ大将』です。自分は硬派だったので(笑)。『ガルパン』は女の子達が真剣に戦車道を極める話じゃないですか。私もすんなり受け入れることができました。人気が長く続いてるのも頷けます。
──では実際に作品もご覧になられたのですね。
拝見しました。大洗が舞台の第4話を観たときは感動しましたよ。あそこまで描いてくださるとは思いませんでした。マリンタワーから商店街に行って、そして磯前神社が出てきて……その磯前神社も『ガルパン』で有名になり、お賽銭と絵馬の売り上げで社殿の修繕ができたそうです(笑)。

──お好きなチームはどこでしょう?
やはり主役のあんこうチームです。ウチ(坂本文具店)は西住さんのキャラクターパネルをいただいてますので。パネル用キャラクターの割り当てを決める時、常盤君と大里君が「みほちゃんは局長の店でないと」と言ってくれたんです。決して事務局長として圧力をかけたわけではありません(笑)。
──商工会は缶バッジ作りでも有名ですね。
週に2千個くらいのペースで作っています。ただ、それだけでは生産が追い付かないので、月に2回は全職員で缶バッジを作る日にしているんですよ。大洗のイベントで特に大きいのが「八朔祭」、「商工感謝祭」、「あんこう祭」、「海楽フェスタ」の4つで、その度に各商店から缶バッジの大量注文が来るんですよ。だから僕らはバッジの数で商店が賑わっていることが分かるんです。たとえば先日の「海楽フェスタ」ではシーサイドホテルさんが2千個、ガルパン喫茶が3千個と、計2万個の受注がありました。それとは別に商工会のぶん3千個も用意しなければならないので大忙しでしたね。これらの缶バッジは本来は買い物客に配布する販促物ですが、イベントの日では特別に100円で売っているんですよ。その売り上げは商工会の活動資金になっています。

▲「ガルパンプロジェクト室」と名付けられた一室では、職員である、倉持栄保さん 、山口建夫さん、高橋正儀さんが缶バッジ作りに励んでいる。ここで本人達も把握できないほどの種類のバッジが作られた
──昨年末に『最終章 第1話』が公開されましたが、大洗を訪れるファンに変化はありましたか?
先ほどお話しした「ガルパン街なかかくれんぼ」というキャラクターパネルの設置がすべての始まりでした。最初はパネルの裏にキャラクターの詳しい説明を書いていたんですよ。店のおじちゃんやおばちゃんがファンの方に対応できるようにね。そして訪れる方も最初は「パネルの写真撮っても良いですか?」くらいしか話さなかったのですが、何度も足を運ぶうちに店の人とコミュニケーションをとるようになりました。
──それは店の人達が話しかけやすい環境を作ってくれたからですね。
私もそう思います。商店街の人達には「おもてなしの心」がありますからね。やがて平日でも遠方からファンの方が訪れるようになり、ホテルに泊まったお客さんが商店街で買い物をしながら帰るんですよ。また最初は一人で来られる方が多かったのですが、やがて友達と一緒に来られる方や団体客も増えるようになりました。お陰様で震災で元気がなかった大洗に活気が戻りました。まさかアニメーションに街を救ってもらえるとは夢にも思いませんでしたよ。
──これまでの取材では「『劇場版』公開後に客足が増えた」と皆さん仰っていました。
『劇場版』公開翌年(2016年)からが凄かったです。特に「あんこう祭」はあまりにも多くの方がいらしたため、会場がパンクして多くの方にご迷惑をかけてしまいました。この時の経験から以降は警備の強化と駐車場の確保に努めるようになりました。そして『最終章』公開後は学生さんや若い人達の姿が目立つようになりました。最初の頃は戦車や自衛隊が好きな方が多かったのですが、今では20~60代と幅広い年齢層の方が訪れるようになりました。お子さんを連れた家族連れや、私と同じ60代の夫婦が来られたこともあります。
そして今年の正月三が日は、磯前神社に32万人もの参拝客が訪れたんですよ。去年の25万人よりも7万人も増えて、社殿前の階段が参拝客で一杯になったそうです。
──『劇場版』であんこうチームとプラウダが戦車で降りた階段ですね。
そうです。参拝者の列はシーサイドホテルまで続いたんですよ。そんなことが起きたのは20年ぶりだそうです。また2月の「チャリティゴルフコンペ」や「海楽フェスタ」と同日に開催した「シネマティック・コンサート」も大勢の方が来てくださいました。その「海楽フェスタ」に合わせてキャラクターパネルを追加したんですよ。それを写真に撮るため大洗に来てくださる方もいましたね。

──今後企画されていることはありますか?
今後も缶バッジ作りに終始したいと思います。年間のスケジュールが小規模なイベントも含めて埋まっているので現状維持が一杯一杯なんですよ(笑)。あと内々の企画ですが、大洗に移住してきた方のウェルカムパーティをやろうと思っています。
──その人達は『ガルパン』に感銘を受けて移住されてきたのでしょうか?
移住者は100人くらいいるのですが、そのうち58人はファンと公言されている方だそうです。実は大洗には後継者がいなくて店じまいした店もあったんですよ。今はまだ元気なのでお店を続けていますが、ブームが終わったら店を閉めようとしているおじいちゃんおばあちゃんもいます。そんな中、この街に若い人達が移住してくれるのは本当に有り難いことです。あとバンダイナムコアーツさんにお願いがあります。
──なんでしょう?
お陰様で「シネマティック・コンサート」は大盛況でしたが、毎年オーケストラを呼ぶのは大変だと思うんですよ。そこで次回の「海楽フェスタ」では夕方に上映会などを開いていただけないでしょうか? 「海楽フェスタ」のお客さんは絶対に映画も観ると思うので。
──伝えておきます。では全国のファンにメッセージをお願いします。
大洗を元気にしてくれた『ガルパン』とファンの皆様に感謝、感謝です。私自身も『ガルパン』が今後どんな展開になるのか楽しみにしています。『最終章』はあと5本あります。自分は最後まで続けられないかも知れません。イベントの度に身体が疲れちゃうんですよ(笑)。企画立案は若い人達がやるけど、実作業には僕らも関わりますからね。でも5年前、常盤君と大里君に言われたとおり、関わり続けてきて良かったと思います。でもあの2人、私に無茶を言う時はいつも「こそこそ作戦」なんですよ。用事だけ伝えてさっさと逃げるんです(笑)。
──最後に次のインタビュー相手のご指名と、その方へのメッセージをお願いします。
「曲がり松100円商店街」などのイベントで頑張っている山戸章弘君を推薦します。彼には「山戸君、これからもタオル作りに精を出してください」とお伝えください。

PROFILE
坂本 博(さかもと ひろし)
1952年3月19日生まれ、大洗町出身。地元で「サカブン」の愛称で親しまれる坂本文具店を営み、その一方で大洗町商工会事務局長として活躍。商工会名物の手作り缶バッジを10秒に1個のスピードで作る腕前を誇る。ご自身のパネルもサカブンに設置され、地元はもちろん大洗を訪れるファンからも親しまれている。
<上映情報>

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
大ヒット上映中!
<Blu-ray&DVD情報>

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
好評発売中
Blu-ray特装限定版:¥7,800(税抜)/ DVD:¥5,800(税抜)
©GIRLS und PANZER Finale Projekt
©GIRLS und PANZER Projekt
『COCO’S×ガールズ&パンツァー ココス道極めます!!キャンペーン』から生まれた、スペシャルフィギュア第2弾はアンチョビ! 注文締切日は2018年4月13日(発売日:2018年8月24日)です。BVC限定、表情替えパーツ『おこ顔』付き!

1/7 スケール PVC塗装済み完成品 ガールズ&パンツァー
フィギュア道アンチョビ ココス制服ver. BVC限定版
発売日:2018年8月24日(金)/ 注文締切日:2018年4月13日(金)
価格:¥13,800(税抜)
全高:約240mm
製品仕様:PVC(非フタル酸)&ABS製 塗装済フィギュア
原型製作:ツチヤトモミ
ガールズ&パンツァー フィギュア道 ダージリン アンチョビ 制服ver. 商品詳細
©GIRLS und PANZER Finale Projekt

『ガールズ&パンツァー』の舞台・大洗で、より作品を身近に感じている方々に、作品と出会ったきっかけやエピソード、作品への思いなどを聞いていく『大洗町めぐり~大洗の今、そしてこれから~』。第3回は大洗観光協会会長/割烹旅館 肴屋本店 代表 大里 明さんにお話を伺いました。
「『ガルパン』ファンの方が書かれた飲食店レポートを参考にさせてもらっています」
──まずは『ガールズ&パンツァー』に関わられた経緯からお聞かせください。
東日本大震災後の2011年12月、僕は商店街、常盤良彦さんはOCM(大洗クリエイティブマネジメント)として復興の取り組みをしていました。そんなある日、大洗町商工会の田山東湖会長に呼ばれて「君ら若手で町が賑わうような取り組みをしなさい」と言われたのが最初です。偶然にもその時アニメの企画が常盤さんのところへ来ていて「今、こういう企画が来ているので手伝ってほしい」と頼まれたんですよ。それがきっかけですね。
──具体的にはどのようなお手伝いをされたのでしょう?
最初は常盤さんが一人で動かれていました。僕はオーアライダーというご当地プロレスなどの企画を常盤さんと一緒に進めていました。そして2012年の夏前に商工会青年部で「幸せの黄色い自転車計画」という企画が出て、その時に常盤さんからの提案で自転車のホイールに『ガルパン』の絵を入れることになったんです。それが私自身が最初に関わった仕事ですね。そのレンタル自転車は現在も稼働しています。
──そして第4話の聖グロリアーナ戦で肴屋本店さんにマチルダIIが突っ込むわけですが、過去に車に突っ込まれたことが本当にあったそうですね。
そうなんですよ(笑)。ウチはご覧の通りクランクの曲がり角にあるので、曲がりきれなかった車に突っ込まれたことがあります。アニメでマチルダが突っ込んだ位置と同じです(笑)。あのシーンは事前に「戦車で店を壊しても良いですか?」と連絡をいただき、「アニメで描かれるだけなので良いかな」と軽いノリで承知しました。ただ最初は引っかかった砲身が外壁を壊す程度だと思っていたんですよ。まさか、あのように軒下にダイレクトインするとは思ってませんでした(笑)。最初は戦車の知識もなくサイズも分からなかったので。

──店主の顔は大里さんとまったく違いましたが、どなたかモデルになった方が別にいたのでしょうか?
特にモデルがいたわけではなく、アニメーターさんがイメージした「旅館のおやじ」として描かれたのだと思います。実はオンエアの後でスタッフの方々がウチのお食事会に来られて、その時にあのシーンを描いたアニメーターさんとお会いしたんですよ。「もっと若く描けば良かったですね」という話をされていました(笑)。
──『ガールズ&パンツァー』という作品から受けた印象をお聞かせください。
非常に面白い作品だと思います。一番面白かったのは第4話の市街戦で、ウチが壊された後、若見屋交差点でⅣ号戦車がマチルダを連続で撃破してゆく描写がすごい好きなんですよ。「こんな戦術の立て方があるのか!」と感心しました。あと第4話以降のスピーディーな展開も好きです。
──大里さんが原体験でご覧になっていたアニメ作品は何ですか?
今41才ですが、小さい頃に観ていたのは『機動戦士ガンダム』と『ドラゴンボール』です。大人になってからはジブリ作品と『新世紀エヴァンゲリオン』くらいですね。ただ、そんなにハマって観るほどではないです。
──『ガルパン』に関わられたことで戦車への印象が変わったのではありませんか?
戦車や軍事用語に詳しくなりましたね。あと自衛隊の武器学校のイベントにもプライベートで行くようになりました。『ガルパン』と出会わなければそういうものに興味を持たなかったと思います。
──肴屋本店さんの公式サイトを拝見すると予約が2か月先まで埋まっていますが、これは『ガルパン』効果の影響もあるのでしょうか?
もちろんそうです。前に「ガルパン応援プラン」というあんこう鍋のお一人様コースを発表したら、サーバーがダウンして「肴屋のホームページが見れない!」と苦情をいただくこともありました(笑)。それ以降は多くのお客様が訪れるようになり、特にあんこう鍋シーズンの11月から3月はご予約でほぼ満室になる状況が続いています。『劇場版』公開後の1年間は大洗に人が溢れてすごく忙しくて、その後は次第に落ち着くと思っていたんですよ。ところが昨年12月から今年1月のご予約数が前年よりも多かったし、先日の「海楽フェスタ」の時は新規の方も多くいらっしゃいました。

──宿泊されるファンの印象はいかがですか?
総じてマナーの良い方ばかりです。ウチは9部屋しかない小さな旅館ですが、全国各地からお客様が来てくださいます。週に1組は海外の方もいらっしゃるんですよ。一番の多いのは台湾で、その次は香港。最近は韓国の方も訪れるようになりました。海外の方はコミケに合わせて宿泊される方が多いです。印象的だったのは台湾から5人の若い人達が5泊も滞在されたことです。大洗に5泊も滞在して何するんだろうって(笑)。それが昨年の2月頃で、全員でココスに食事に行ってクリアファイルをもらっていました(笑)。
──『ガルパン』ファンの宿泊客が増えることで、以前からの常連客が利用し難くなってはいませんか?
『ガルパン』以前から常連だった方も早めにご予約をいただいているので大丈夫です。「まだ続いてるんだ。凄いねぇ」という感じで特に迷惑がっている様子でもなかったですね。つい先日も久しぶりに来てくださったお客様が「ここも予約が取りづらくなっちゃったからなぁ」とぼやかれながらもご利用いただけたので。逆に今回のブームをきっかけに、昔うちに来ていた常連さんから再度連絡をいただいたこともありました。「小さい頃にお世話になった肴屋さんとこんな形で再会するとは思いませんでした。実は息子が『ガルパン』にはまったんですよ」と言われました(笑)。
──大洗を訪れるファンの印象をお聞かせください。
テレビ放送時は40代を中心とした世代が多かったですが、『劇場版』公開後は20代、30代がグッと増えましたね。あと女性のお客さんが増えたんですよ。カップルだけでなく女性同士とか、中には女性一人でいらっしゃる方もいました。もちろん圧倒的に男性が多いですけれど。そして『最終章』からはさらに新規のお客さんが訪れるようになりました。先週も『ガルパン』は知っているけど「海楽フェスタ」は知らないというお客さんがいらっしゃいました。
──『ガルパン』関連のイベントで感じたことはありますか?
誕生会などの小規模なイベントもやらせていただいていますが、毎回、申し訳ないほど少ない労力でやりくりしているんですよ。でも終わった後は皆さん「楽しかった」と声をかけてくださって、その言葉が我々の励みとなっています。それとアニメに合わせて新キャラクターのパネルを増やすと、今まで知らなかった町の人と関わるようになるじゃないですか。それによって「あ、この店ってこんなノリだったんだ」という新発見があるのが楽しいですね。今回も新しくパネルを設置したお店があるので様子を見に行ったんですよ。そうしたら「海楽フェスタ」で大勢のファンがいらしたようで、店主の方がニコニコしながら「良いパネルをよこしてくれてありがとう」と言われました。そういうのは嬉しいですね(笑)。
──まだ全部のお店にパネルは行き渡ってないのですね。
キャラクターの数に限りがあるので、希望するすべてのお店に設置できるわけではありません。ただ以前と比べると落ち着きましたね。今回のパネルは18体追加で応募者が20数件だったので、あと少しで行き渡ると思います。『最終章』はあと5本続きますから、今後どんなキャラが出てくるのかみんな楽しみにしています。あと大洗を訪れるファンからは「モブキャラもパネル化してほしい」という声も挙がっているんですよ。一方、最初はパネルのキャラクターに客足が左右されると思っていた店主もいましたが、「パネルは入口で、お客さんはお店の人のキャラクターに惹かれて寄ってくるんだよ」という話をしました。吉田屋さんの「ume cafe WAON」さんのようにパネルがなくても店主のキャラクターに惹かれてお客さんを集めている店もありますからね。
──パネルの割り振りはどなたが決められているのでしょう?
基本的に僕が任されています。最初の53体のパネルを置く時から一任されて、僕の割り振り案を常盤さんに確認してもらっています。それぞれ、ある程度のストーリー性は考えています。たとえば大学選抜チームのパネルって飯田屋水産のおケイさんを中心にトライアングル状に配置していたんですよ。でもメグミを設置していた居酒屋七輪さんが閉店することになり、トライアングルを保つため近くにある民宿の足袋豊さんにパネルを引き取ってもらったんです。ちょうど足袋豊さんがパネル抽選に当たったので。またプラウダ高校のメンバーは出来るだけ固めたりとか、もちろんお店の雰囲気に合わせたキャラクターを選ぶこともあります。今回はドルフィンさんのパネルをフリントにするかカトラスにするかで悩みましたが、やはりカウンターの中にカトラスがいるべきかと思い、カトラスに決めました。
──パネルはどのように作られているのでしょうか。
印刷は業者さんや常盤さんにやってもらって、それを貼ってカットするのは商工会青年部が担当しています。最初はアニメの設定画を拡大していたので絵が荒かったのですが、後に等身大に耐えられるデータをいただいてリニューアルしました。またパネル自体も最初は陽の光で退色しやすかったのですが、最近は耐光性で汚れても拭けるものになっています。
──パネルも進化しているんですね。
パネルをカットする青年部のスキルも上がっています。先日の追加作業では15体を1時間ちょっとで作り終えたんですよ。パネルのカットって曲線が多いから難しく、板に厚みがあるので力も使うんですよ。でも、みんな手慣れた上に人数も増えたので、各自が得意分野を役割分担することでスムーズに終わらせました。全員が『ガルパン』に愛着を持っているので作業中は楽しそうでしたね(笑)。

──そう言えば新しく雇った従業員さんが『ガルパン』ファンだそうですね。
3月の半ばから働いている二名のスタッフがそうです。二人とも『ガルパン』が好きで大洗に移住してきたんですよ。彼らには「この仕事は土日がメインだからイベントには行けないよ」と忠告したら、「イベントはもう十分楽しみました」と言われました(笑)。ただ一人は先日の「シネマティックコンサート」のために休暇をあげたんですよ。ウチが雇う前にチケットを買っていたそうなので。もう一人は普通に出勤していたのですが、食事なしのお客さんばかりで手が空いたんですよ。そこで「シネマティックコンサート」の手伝いに行ってもらいました。雇ってから2日目で早くも『ガルパン』仕事を手伝わせてしまいました(笑)。その子、やたらとテキパキ動くので驚いたんですよ。昔、フジロックフェスティバルで大道具をやっていたそうです。なるほど現場慣れしているわけだと感心しました。
──『ガルパン』きっかけで大洗に移住した方もいらっしゃるんですね。
100名近くいて、その多くは大洗で働いていると聞いています。旅館や飲食関係でも、ウチやシーサイドホテルさん、里海邸さん、そして潮騒の湯さんなど町内各所で、あと水戸に務めている人もいるそうです。このように『ガルパン』には人手不足の面でも助けられています。「ハローワークより大洗駅に募集広告を貼った方が人が集まる」なんて言われるくらいです(笑)。
──大洗でも人手不足という問題があるのですね。
独身の僕が言うのも何ですが、民宿さんなどで一番問題なのが後継者不足です。『ガルパン』で注目された大洗ですが、残念なことに何件かのお宿が閉まりました。それは経営的な問題ではなく後継者がいなかったからなんですよ。宿泊業界のサービスは「一泊二食つき」が基本ですが、店主の高齢化や人員不足で飲食の提供が難しいお宿さんが増えているんですよ。その場合お宿さんは宿泊のサービスだけを提供し、食事に関しては近隣の飲食店さんを紹介するようにしています。これを「宿食分離」と言うのですが、その時に出来るだけ多くのお店が紹介できた方が良いじゃないですか。その候補を考える際にファンの方が書かれた飲食店レポートが非常に役に立っています。これも「ガルパン」効果の一つと言えると思います。地元の僕も知らなかったお店までありましたから(笑)。
──なるほど。そのように大洗を訪れるファンが絶えないのはなぜだと思いますか?
大洗は穏やかな気候の静かな町です。人を集めるような観光資源があったわけではなく、画家が静養に来るような保養地として歴史を重ねてきました。そして今、忙しい現代社会の中で『ガルパン』ファンの方が足繁く通ってくださるのは、この大洗が首都圏からそれほど遠くない距離にあるからだと思っています。日帰りもできるし、ゆっくりしようと思えば宿泊施設や飲食店も揃っている。そのように気軽に息抜きできる場所であることを僕らは上手くアピールしていこうと思っています。
──観光協会として今後の町作りをどのようにお考えですか?
これまで大洗は『ガルパン』ファンがいつ来ても楽しんでいただけるように町をカスタマイズしてきました。具体的に言いますと、先ほどお話ししたキャラクターパネルの設置や、毎週のように何かしらのイベントを開くことです。このような取り組みは『ガルパン』以外の観光客にも適用できる筈なので、大洗の新しいターゲットになるのは何かを協会内で話し合っています。今までは色々な客層を広く浅く求めていましたが、今後はそうもいかないと思うんですよ。たとえば同じ大洗でも町内は広く、この商店街、磯前神社下、サンビーチ、シーサイドステーションではカラーが違うんですよ。そのエリアに応じたカスタマイズをすれば他の層にも響くような面白い町になると考えています。その企画を各方面の方からアドバイスをいただき取り組もうと思っています。
──ファンに向けてメッセージをお願いします。
大洗の魅力は地元のおじちゃん、おばちゃんとのコミュニケーションだと思います。初めて来る一見さんだからと言って邪険にすることはないので、どのお店に行っても気軽に声をかけてコミュニケーションをとってほしいです。店の人達もファンの皆さんとのコミュニケーションを楽しみにしていますし、商店街には美味しい物もいっぱい揃ってますので。
──最後に次のインタビュー相手を指名していただけませんか。
大洗町商工会の坂本博事務局長をご紹介します。僕と常盤さんがよく「『ガルパン』の功労者」なんて言われていますが、僕らは一番の功労者と呼べるのは坂本さんだと思っています。『ガルパン』と大洗の関係がここまで広がったのは坂本さんがいたからこそです。缶バッジ製作などで我々の活動資金を捻出してくださったり、色々な面でフォローしてくれる縁の下の力持ちなんですよ。坂本さんには「これからも無茶ぶりをしていきますので、今後も僕らのサポートをよろしくお願いします」とお伝えください(笑)。

PROFILE
大里 明(おおさとあきら)
1977年1月24日生まれ、大洗出身。明治20年から続く老舗旅館「割烹旅館 肴屋本店」の七代目代表。先代の逝去により31歳で跡継ぎとなり、多忙な時期に東日本大震災に遭い、やがて『ガールズ&パンツァー』に関わるという激動の10年を過ごす。2017年9月に大洗観光協会会長に就任。協会を「町の下請け」ではなく町を引っ張れる存在にするため尽力している。
<上映情報>

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
大ヒット上映中!
<Blu-ray&DVD情報>

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
好評発売中
Blu-ray特装限定版:¥7,800(税抜)/ DVD:¥5,800(税抜)
©GIRLS und PANZER Finale Projekt
©GIRLS und PANZER Projekt
最新作「最終章 第1話」のBlu-ray&DVDが発売されたばかりの「ガールズ&パンツァー」。
「ガールズ&パンツァー 劇場版 シネマティック・コンサート」追加公演が、4月に大阪と横浜で開催されます。本公演は、ここまで「音」に対して並々ならぬ拘りを見せる、本作品の音響監督である岩浪美和氏による、ライブ音響調整が加わる事になりました。
「ガールズ&パンツァー 劇場版 シネマティック・コンサート」追加公演開催!音響監督・岩浪美和「すっごい音、聞かせます!」
「ガールズ&パンツァー 劇場版 シネマティック・コンサート」茨城公演(協賛:茨城交通)





追加公演の第1弾として、3月18日に作品の舞台である大洗町(大洗文化センター)にて公演が行われました。
チケットが完売し、大盛況のまま終了した本公演では、オーケストラをバックにChouCho、佐咲紗花の主題歌が響き渡り、指揮者・栗田博文は観客にも指揮棒を振り、会場一体となって盛り上がりました。オーケストラ用に見事にアレンジされた楽曲は雄大で、一味も二味も違う「ガールズ&パンツァー 劇場版」を体感できます。最後は指揮者・栗田による「大洗はいいぞ!オーケストラはいいぞ!ガルパンはいいぞ!」という掛け声の後、会場全体で「Enter Enter Mission!(TVシリーズ ED主題歌)」を合唱し、スタンディングオベーションで終了しました。そして大洗公演から、音響監督・岩浪美和によるライブ音響調整が実施されました。これによりオーケストラの生演奏はしっかり聞かせつつ、劇中の効果音やキャラクターのセリフをバランスよく立たせるという、これまでより没入感の増した公演となりました。このライブ音響調整は、大阪・横浜公演でも実施されます。「劇場版」のこの形態でのコンサートは、最後になる予定となっておりますので、この機会に奮ってご参加下さい!
【音響監督・岩浪美和 コメント】
大阪、横浜公演では音楽に合わせて台詞、音響効果、さらに重低音をリアルタイムでコントロールします。いわば「大阪/横浜センシャラウンド ライブオーケストラ+特上音響上映」です。生演奏の躍動感や繊細な表現はしっかりとお届けしつつ、出すところは出す!数千人規模のホールを震わせてやろうじゃないか!という全く新しいミックスになります。ぜひ体感してください!一生の記憶に残るライブになると思いますので。
【「ガールズ&パンツァー 劇場版 シネマティック・コンサート」とは】
2015年に公開した映画「ガールズ&パンツァー 劇場版」のBGM部分を、東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏でお楽しみ頂ける贅沢なイベントです。2016年に大宮ソニックシティ・パシフィコ横浜 国立大ホールで行われ、共にチケット完売の大盛況でした。今回、その追加公演として、作品の舞台・大洗町(終了)・グランキューブ大阪、パシフィコ横浜 国立大ホールで行われます。
【今後の日程】
☆2018年4月8日(日)開場16:30/開演17:30 大阪・グランキューブ大阪・メインホール
☆2018年4月22日(日)開場16:30/開演17:30 神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホール
指揮:栗田博文 / 演奏:東京フィルGuPオーケストラ
アーティスト:佐咲紗花/ChouCho/あらひろこ(カンテレ)
【チケット料金】
全席指定 S席:9,800円(税込)/A席:7,800円(税込)
※未就学児入場不可
※出演者は予告なく変更になる場合がございます。
※出演者変更に伴うチケットの払戻しは致しません。
前回公演の映像と共に、新たにChouCho、佐咲紗花、指揮者の栗田博文の意気込みなどが挿入された新たなPVが公開中です。PVの中でChouChoは「オーケストラの演奏とガルパンの世界観と私たちの歌が重なったコラボレーションを全身で感じて欲しい」、佐咲は「生音と劇場版がこんなにリンクするんだという所を、前回来れなかった沢山の方々に聞いてほしい」、指揮者の栗田は「全く気負うことなく、映画館で観ているような、あるいは家でBlu-rayを観ているような、気軽さのまま来て楽しんで頂ければうれしいです」と語っている。前回公演の模様も少しだけご覧頂けるので、是非会場の雰囲気を感じてみて下さい。
動画
【チケット情報】
<ローソンチケット>
電話予約:[大阪 公演]0570-084-005(Lコード:54130)/ [神奈川公演]0570-084-003(Lコード:37037)
ネット予約:https://l-tike.com/gup2018/
店頭購入:ローソン、ミニストップ店内Loppiにて直接購入
演奏開始のタイミングが寸分の狂いも無く、自然に演奏が始まり、上質なオーケストラの生演奏をバックに、是非贅沢な時間をお過ごしください。チケット好評発売中です。
最新作にして“最終章” 全6話で贈る最終章の第1話がBlu-ray&DVDで発売!!
ガールズ&パンツァー 最終章 第1話 Blu-ray & DVD 好評発売中!!

※レンタル専用DVDは2018年4月24日リリース
発売・販売元:バンダイビジュアル
Blu-ray 特装限定版 特典
特典
☆吉田玲子書き下ろし短編小説
☆特製ブックレット(48P)
☆スマホゲーム「ガールズ&パンツァー 戦車道大作戦!」DL特典シリアルコード
☆5河嶋桃(Pコートver)+虹ボコ付き
映像特典
☆特典ディスク(Blu-ray)
・『ガールズ&パンツァー 最終章』第1話 劇場上映記念特番(2017年12月12日放送)
・『ガールズ&パンツァー 最終章』第1話 舞台挨拶(新宿バルト9、ユナイテッド・シネマ水戸 収録予定)
・大洗町秋祭り2017「商工感謝祭」(2017年11月3日開催)
・第21回 大洗あんこう祭(2017年11月19日開催)
・歴女チームin高知/坂本龍馬 書簡貸出セレモニー&トークショー with 劇場舞台挨拶(2018年1月14日開催)
・秋山優花里の戦車講座〜戦車の誕生編〜
・杉山プロデューサーが行く ボービントン戦車博物館取材記①
・ガルパンダンスムービー「SEN-SHA」PV&メイキング映像
・ノンクレジットOP・ED
・PV・CM集
音声特典
☆DTS Headphone:XTM(本編音声) ※普通のヘッドフォンを使い、5.1chの音場感を再現!
☆キャストコメンタリー
出演:渕上舞(西住みほ役)、佐倉綾音(お銀役)、米澤円(フリント役)、高森奈津美(ラム役)、大地葉(ムラカミ役)、七瀬亜深(カトラス役)
☆ミリタリーコメンタリー
出演:鈴木貴昭(考証・スーパーバイザー)、岡部いさく(軍事評論家)、田村尚也(軍事監修)、齋木伸生(軍事監修)、吉川和篤(軍事監修)、杉山潔(プロデューサー)
他、仕様
☆キャラクター原案・島田フミカネ描き下ろしジャケット
DVD 特典
【映像特典】
☆秋山優花里の戦車講座(新作)/☆ノンクレジットOP・ED/☆PV・CM集
【音声特典】
☆キャストコメンタリー
出演:渕上舞(西住みほ役)、佐倉綾音(お銀役)、米澤円(フリント役)、高森奈津美(ラム役)、大地葉(ムラカミ役)、七瀬亜深(カトラス役)
【他、仕様】
☆キャラクター原案・島田フミカネ描き下ろしジャケット
【Blu-ray 特装限定版】
カラー/236分(本編47分+特典189分)/DTS-HD Master Audio(5.1ch)・リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD25G×1枚+BD50G×1枚/16:9<1080p High Definition>・一部16:9<1080i High Definition>/BCXA-1254/税抜価格:7,800円
【DVD】
カラー/70分(本編47分+特典23分)/ドルビーデジタル(5.1ch・ステレオ)/片面2層/16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ/BCBA-4842/税抜価格:5,800円
「ガールズ&パンツァー 最終章」第1話 大ヒット上映中!!

「最終章 第1話」本予告映像が、Youtubeで公開中!!
【作品情報】
<上映時間> 47分
<通常鑑賞料金> 1,200円
<ストーリー>
第63回戦車道全国高校生大会、対大学選抜チーム戦と、二度に渡り学園存続の危機をからくも切り抜けた大洗女子学園。三年生の卒業を控え生徒会も新体制となり、大洗女子戦車道チームのメンバーは平穏な日々を過ごしていた。そんなある日、学園に降って湧いた新たな騒動。再び戦車道の試合に赴く大洗女子学園チーム。彼女たちは何のために、誰のために戦うのか―?
<スタッフ>
監督:水島 努/脚本:吉田玲子/キャラクターデザイン・総作画監督:杉本 功/考証・スーパーバイザー:鈴木貴昭/キャラクター原案:島田フミカネ/キャラクター原案協力:野上武志/ミリタリーワークス:伊藤岳史/プロップデザイン:竹上貴雄、小倉典子、牧内ももこ、鈴木勘太/メカ作画監督:伊藤岳史、吉本雅一/美術監督:平柳悟/モデリング原案:原田敬至、Arkpilot/撮影監督:関谷能弘、朴孝圭/編集:吉武将人/3D監督:柳野啓一郎/3DCGI:グラフィニカ/音響監督:岩浪美和/音響効果:小山恭正/録音調整:山口貴之/音楽:浜口史郎/アニメーション制作:アクタス/配給:ショウゲート
<キャスト>
西住みほ:渕上舞/武部沙織:茅野愛衣/五十鈴華:尾崎真実/秋山優花里:中上育実/冷泉麻子:井口裕香/角谷 杏:福圓美里/小山柚子:高橋美佳子/河嶋 桃:植田佳奈/磯辺典子:菊地美香/近藤妙子:吉岡麻耶/河西 忍:桐村まり/佐々木あけび:中村 桜/カエサル:仙台エリ/エルヴィン:森谷里美/左衛門佐:井上優佳/おりょう:大橋歩夕/澤 梓:竹内仁美/山郷あゆみ:中里 望/丸山紗希:小松未可子/阪口桂利奈:多田このみ/宇津木優季:山岡ゆり/大野あや:秋奈/園みどり子:井澤詩織/ナカジマ:山本希望/ねこにゃー:葉山いくみ/蝶野亜美:椎名へきる/マリー:原 由実/安藤:津田美波/押田:安済知佳/謎のキャタクター:佐倉綾音 他
TVシリーズ全12話+OVA『これが本当のアンツィオ戦です!』を、約2時間でまとめた総集編が、お求めやすい価格のBlu-ray&DVDで発売決定!
ガールズ&パンツァー 第63回戦車道全国高校生大会 総集編 Blu-ray & DVD 好評発売中!!

スペシャルプライス!! Blu-ray:¥3,800(税抜) / DVD:¥2,800(税抜)
■TV全12話(2012年制作)とOVA『これが本当のアンツィオ戦です!』(2014年制作)を時系列順に編集、あんこうチーム5人(CV:渕上舞、茅野愛衣、尾崎真実、中上育実、井口裕香)によるナレーションと共に「第63回戦車道全国高校生大会」を振り返るスペシャル版!
■パッケージ収録版は、TVシリーズとOVAを通じて初の5.1ch音声を収録!
Blu-ray & DVD 特典
音声特典
☆音響チームコメンタリー <Blu-ray・DVDに収録>
出演:岩浪美和(音響監督)、山口貴之(録音調整)、小山恭正(音響効果)、杉山潔(プロデューサー)
☆ミリタリーコメンタリー <Blu-rayにのみ収録>
出演:鈴木貴昭(考証・スーパーバイザー)、岡部いさく(軍事評論家)、田村尚也(軍事監修)、
齋木伸生(軍事監修)、吉川和篤(軍事監修)、杉山潔(プロデューサー)
仕様
☆杉本功 描き下ろしジャケット
発売・販売元:バンダイビジュアル
【Blu-ray】
カラー/確 122 分/DTS-HD Master Audio(5.1ch)・リニアPCM(ステレオ)/AVC/BD50G/16:9<1080p High Definition>
BCXA-1320/税抜価格:3,800円
【DVD】
カラー/確 122 分/ドルビーデジタル(5.1ch・ステレオ)/片面2層/16:9(スクイーズ)/ビスタサイズ/
BCXA-4874/税抜価格:2,800円
本作は、各配信サイトにて配信版(音声ステレオ)を有料配信中! ※内容は同じものです。
【スタッフ】
監督:水島 努/構成・脚本:吉田玲子/キャラクター原案:島田フミカネ/キャラクターデザイン・総作画監督:杉本 功/考証・スーパーバイザー:鈴木貴昭 他
【総集編出演キャスト】
西住みほ:渕上 舞/武部沙織:茅野愛衣/五十鈴 華:尾崎真実/秋山優花里:中上育実/冷泉麻子:井口裕香/角谷 杏:福圓美里/小山柚子:高橋美佳子/河嶋 桃:植田佳奈 他
【あらすじ】
戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界。県立大洗女子学園に転校生・西住みほがやってきた。戦車道が嫌いで、戦車道のない大洗女子を選んだみほ。ところが転校そうそう生徒会長に呼び出され、必修選択科目で戦車道を選択し、戦車道全国大会に出場するよう強要される。しかも、集まったメンバーは個性派ばかり。華道家元の娘の五十鈴華、恋に恋する武部沙織、戦車マニアの秋山優花里、朝に弱い優等生の冷泉麻子――。
友達とのフツーの女子高生活を夢見るみほの、ささやかな願いは叶うのか―?
[最終章]
©GIRLS und PANZER Finale Projekt
[総集編]
©GIRLS und PANZER Projekt
▼ガールズ&パンツァー 公式サイト
http://girls-und-panzer-finale.jp/
▼ガールズ&パンツァー 公式Twitter
@garupan / 推奨ハッシュタグ: #garupan
『COCO’S×ガールズ&パンツァー ココス道極めます!!キャンペーン』から生まれた、ダージリンのスペシャルフィギュア! 注文締切日は2018年3月28日(発売日:2018年7月25日)です。BVC限定、表情替えパーツ『目つむり顔』付き!

1/7 スケール PVC塗装済み完成品 ガールズ&パンツァー
フィギュア道 ダージリン ココス制服ver. BVC限定版
発売日:2018年7月25日(水)/ 注文締切日:2018年3月28日(水)
価格:¥13,800(税抜)
全高:約235mm
製品仕様:PVC(非フタル酸)&ABS製 塗装済フィギュア
原型製作:ko_nen
ガールズ&パンツァー フィギュア道 ダージリン ココス制服ver. 商品詳細
©GIRLS und PANZER Finale Projekt

『ガールズ&パンツァー』の舞台・大洗で、より作品を身近に感じている方々に、作品と出会ったきっかけやエピソード、作品への思いなどを聞いていく『大洗町めぐり~大洗の今、そしてこれから~』。第2回はイベントサポーターズKGOチーフ 井堀嘉延さんにお話を伺いました。
「あんこう祭で横断幕を押さえていたのがKGO参加のきっかけでした」
──井堀さんの所属されているKGO(『勝手にガルパン応援団』から改名)とは、具体的にどのような活動をされているのでしょうか?
「大洗でのガルパンイベントの助っ人部隊」と思っていただければ間違いないです。一口に『ガルパン』のイベントと言っても、町の主催、商工会の主催、商店街自体の主催と色々あります。そうなると必ず手が足りない部署や、手に負えない問題が出てくるんですよ。そんな時に常盤さんからの要請でお手伝いに行くのがイベンターであるKGOです。
──最初は何人で始めたのでしょう?
発足時は3人です。最初の仕事は「あんこう祭」での声優さんたちのセキュリティ……と言うとカッコイイですが、ステージの前でロープを持つ程度でした。でも今は人も増え、それに伴い仕事も多岐に渡るようになりました。「ミニミニホビーショー」の運営のお手伝いや、声優さんがトークショーをやる場合はスケジュールを把握し、セキュリティをホスト団体と協議したりします。
──イベントへの出動は基本的に常盤さんから指令されるのですか?
そうですね。まずは主催者から要請が入ります。まずそのイベント自体、僕らが出動すべきかどうかを常盤さんの会社であるOCM(大洗クリエイティブマネジメント)が判断します。場合によっては「これは商店街の方だけで頑張ってもらいましょう」という判断になる時もありますが、出動が決まればテントなどの手配、会場保守の管理、物販などを、これまで蓄えてきた知識を総動員して引き受けます。
──皆さんボランティアとして働かれているそうですね。
でも、まったくの未経験者を集めたわけではありません。自分の会社や自治会などで、以前そういうことを経験してきた人間を選んでいます。「うちの自治会でゲストを招いて開催したイベントはこうやってた」とか、そういう経験を持つ人ばかりが揃っています。中にはコミケの混雑対応スタッフを経験した人もいました。このようにKGOは何かしらの実務経験者の集まりなんです。さらにバンダイビジュアルさんの運営方法も見て、ご指導をいただきながら僕ら独自のシステムを作ってきました。特にプロデューサーの杉山(潔)さんからはマンツーマンで色々なことを教えていただいています。僕らがここまでイベントスタッフとして成長できたのは常盤さんの指導と杉山さんのアドバイスあってこそです。おかげで『ガルパン』のイベントで何か困ったことがあったら、OCMかKGOに相談すれば何とかしてくれる……という信頼は得たと思ってます。
──現在メンバーは何人いらっしゃるのでしょう?
13~15人で、さらに名古屋にいる知人が加わる予定です。ただ僕らが出動するイベントは年に10件くらいで、フルに参加する人もいれば1回しか参加しない人もいる。人それぞれですね。基本的にメンバーの募集はしていなくて、友人知人を辿って声をかけています。知り合いなら性格や得意分野が分かるし、連絡網を作りやすいので人事がしやすいんですよ。
──メンバーの配置も井堀さんが決めるのでしょうか?
そうです。キャストは出演するのか? 物販はあるのか? 会場はどこか? などの情報から仮の工程表を作って主催者側に確認してもらいます。それでOKをいただけたら、具体的な配置と作業内容を決めた工程表を組み直します。
──井堀さんがKGOに参加することになったきっかけは何だったのでしょう?
あんこうチームが初めて出演した2012年の「あんこう祭」がそもそものきっかけです。その時は友達と一緒にお客として見に行ったのですが、そこで僕らの共通の友人がKGOメンバーとして参加していたんですよ。先ほどお話ししたKGO発足メンバーの一人ですね。その時はまいわい市場前でキャストさんたちのトークショーがあって、その間にステージ後方の横断幕が倒れないように押さえてほしい……と頼まれたんです。これが僕のKGO初仕事でした。
その次のイベントには当日スタッフとして参加しましたが、その時は「撮影禁止」と書かれた札を持つくらいの仕事でした。やがて行事も増え色々なところからイベントの書類が届くようになるのですが、常盤さんも多忙なので対応しきれなくなってきたんです。そこで書類を元に自分なりに工程表を作ったんですよ。誰がどこにいて何時から何時まで働くのか……などを具体的に書いた表ですね。僕、普段は建設の仕事をしているので工程表を作るのは好きなんです(笑)。その表を作ることで主催者側と出演者側の流れや、時間配分も分かるようになりますからね。それがきっかけでKGOの活動に本格的に参加するようになり、イベント当日のスケジュール管理や工程表を任されるようになりました。

──ちなみに最初に行った「あんこう祭」ではキャストのどなたが目当てだったのでしょう?
あの時はまだ『ガルパン』のこともよく分かっていなくて、ただ「声優さんが5人も来る!」というので見に行っただけです。そんなイベント自体が茨城では珍しいことでしたから(笑)。
──『ガルパン』でお気に入りのキャラクターや戦車はありますか?
角谷杏と五十鈴華です。でもチームはうさぎさんチームが好きなんですよ。成長過程が分かり易いのが良いんです。ただ戦車はあまり詳しくないんですよ。でも自分はもともとプラモデルが趣味なので、チームや国籍関係なくカッコイイと思った戦車は作ります。どちらかというと飛行機派なのですが。好きな飛行機はB24という爆撃機です。あと僕も含めKGOにはあまりガチなアニメファンはいないんですよ。もちろん各自に好きなアニメ作品はありますが、イベントではスタッフとして割り切り、自分に与えられた仕事に徹することができるんです。そのスキルがメンバーとしての最低条件ですね。

──他にKGOのルールのようなものはあるのでしょうか?
「失敗も成功も共有しよう」は、テーマというか合言葉になっています。たとえば3人のチームが何かを成功させた場合、チームリーダーには「僕が頑張りました」ではなく「彼らが頑張りました」と言える人間を選んでいます。逆に失敗した時は全員で謝りに行くんですよ。それが暗黙の了解になっていますね。
──井堀さんからご覧になった近年の大洗の様子はいかがでしょう?
テレビシリーズの頃は同じ方が何度も訪れることが多かったのですが、『劇場版』が公開されてからは新規の方がけっこう増えました。そして『最終章』公開後はさらに頻繁に観光客の方が訪れるようになりました。最近よく「『ガルパン』でメジャーな場所ってどこですか?」と尋ねられるんですよ。映画公開でファンが増えたことと、TwitterなどのSNSの普及で大洗にも来やすくなったのだと思います。
──KGOの今後の活動予定についてお聞かせください。
ガルパンが続く限り組織としての活動は続きます。またKGOという組織はガルパンギャラリーさんと、まいわい市場さんの預かりという立場になっています。ガルパンギャラリーさんが関わっているイベントには必ず同行していて、たとえば栃木で毎年開催される「とちアニ!」の出張営業所には必ず僕たちがいます。一方のまいわい市場さんでは今、茨城の特産品で作ったおつまみを出し、80~90年代のポップスを流す「まいわいナイトフィーバー」というディスコイベントを企画中です。こちらは『ガルパン』とは関係ないイベントですが、興味のある方はぜひいらしてください。
──ファンへメッセージをお願いします。
大洗にはお爺ちゃんお婆ちゃんのいる実家に帰るような雰囲気があると思います。だから普段の生活にちょっと疲れた時、「田舎に帰ってみよう!」という気分で気兼ねなく来てほしいです。町の人達も色々なオモチャを用意して待っています。まだ大洗に来たことがない方はぜひ一度、既にいらっしゃった方ももう一度来てください。
──最後に次のインタビュー相手のご指名と、その方へのメッセージをお願いします。
大洗観光協会会長の大里明さんをご紹介します。イベントをお手伝いする立場の僕から、イベントを主催する側の一人である大里さんに繋げます。あとメッセージは「大里さん、僕らの手に負える範囲でこれからも頑張って行きましょう!」と、こんな感じでお願いします。

PROFILE
井堀嘉延(いほりよしのぶ)
4月27日生まれ、茨城県出身。大洗で催されるイベントのサポートチーム「KGO」のチーフ。普段は和風建築を専門とする建設自営業を営む。『ガルパン』以外で好きなアニメは『新機動戦記ガンダムW』、『マクロス ゼロ』、『マクロスF』など。現在お嫁さん募集中。
<上映情報>

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
大ヒット上映中!
<Blu-ray&DVD情報>

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
2018年3月23日発売
Blu-ray特装限定版:¥7,800(税抜)/ DVD:¥5,800(税抜)
©GIRLS und PANZER Finale Projekt
©GIRLS und PANZER Projekt

『ガールズ&パンツァー』の舞台・大洗で、より作品を身近に感じている方々に、作品と出会ったきっかけやエピソード、作品への思いなどを聞いていく『大洗町めぐり~大洗の今、そしてこれから~』。第1回は大洗まいわい市場・クックファン代表 常盤良彦さんにお話を伺いました。
「『ガルパン』きっかけで根付いた文化を継承し続けたいです」
──常盤さんは『ガールズ&パンツァー劇場版』公開時に杉山プロデューサーと対談をしていただきましたが、その後の大洗町の様子に何か変化はありましたか?
それまでは、どちらかというとお一人で来られる方が多い印象でしたが、劇場公開後はグループで来られる方が徐々に増えました。年齢層も若くなったと思いますし、家族連れや、老夫婦の方もチラホラ見かけるようになりました。
──劇場版公開の影響は大洗にも出ていたわけですね。
それはすぐにわかりました。でも正直言いますと、最初はグループのお客さんが増えることに心配もあったんです。人間ってグループになると気分が高揚すると言うか……悪い言い方をしちゃうとマナーが低下するんじゃないか。たしかに最初の頃、自転車で3列になって走っていたといったクレームが役場に入ったこともありました。でもすぐに元に戻ったんです。あくまで個人の想像ですが、町の人たちからアドバイスがあったのか、あるいは新旧のファンが交流することで町で過ごすマナーが伝わったのもしれません。いずれにせよとても素晴らしいことだと思います。
──ファンの間でもそうしたマナーの意思疎通が行われていたと。
まぁ勝手な想像なんですけどね。そのレンタサイクルも毎日稼働していますが、これまで事故が起きたことはないんですよ。毎年、保険を更新する時も「皆さん、優秀ですね」と言われるくらいです。『ガルパン』ファンは新旧の別なくマナーは良いし、礼儀正しい良い方ばかりです。
──そして昨年12月には『ガールズ&パンツァー 最終章』が公開されましたが、この時期からさらなる変化はありましたか?
来場者数に大きな増減はありません。ただ僕が商工会で2週間に1度やっている「ガルパン相談会」で、商店街の人に「『最終章』のこのシーンを使いたい」と言われることが多くなりました。実は僕もまだ3回しか観ていないので、「そんなシーンあったかな?」と悩んだりしています(笑)。それくらい町のおじちゃん、おばちゃんたちに『ガルパン』への興味が広がったことを感じました。
──ちなみに常盤さんがお好きなキャラクターはいますか?
僕は(五十鈴)華さんですね。子供の頃は『マジンガーZ』と『グレートマジンガー』は観ていましたが、その後のアニメには全然詳しくないのでガルパンと出会った当初は、杉山さんから預かった設定資料で勉強したんですよ。そして気に入ったのが華さんなんです。おとなしめの子が好きなんですよ。もっとも、ただおとなしいだけの子ではありませんでしたが(笑)。あとクックファンが水戸にあるので水戸出身ということも大きいですね。他のキャラクターも全員ちゃんと覚えましたよ。2013年の3月に全員の等身大パネルを作ったじゃないですか。あの言い出しっぺは僕だったのでデータを作るのも自分(笑)。その時にキャラクターの名前をパネルの下部に書き込んだんですよ。同じように劇場版のキャラクターもパネル作りでおぼえました。ただ『最終章』はこれから全員覚ようと思います(笑)。

──今後、大洗町と『ガルパン』の関係についてどのような展望をお持ちですか?
大洗では『ガルパン』という作品はすでに小さな文化として根付き始めています。その文化を壊すことなく継承するにはどうしたら良いかを考える時期だと思います。そのためにも『ガルパン』を1本の木にたとえるなら、それを森の中に隠すことが必要になるでしょうね。「こういうコンテンツがあるから大洗に行きたい」と思わせるものをどう作るかが課題です。もちろんこれからも『ガルパン』で遊ぶことはしていきたいですね。折角仕事以外で、大洗の人とファンが一緒に楽しめるツール(コンテンツ)があるんですもの。だからこそ僕は、今でも「ガルパンで遊ぶためのルール」をこれから遊ぶ人、遊びなれた人にもずっとお話し続けてるんです。ガルパン各種の相談窓口をしていただいている商工会には感謝していますし、必ず相談に来てくれる商店街などの皆さんにも感謝しています。
──ここまで舞台となった町と同調できた作品は珍しいと思います。
それは『ガルパン』自体がめちゃめちゃ素晴らしい作品で、大洗を訪れるファンがとっても良い方ばかりで、町の人たちのノリも良かったからです。とは言え『ガルパン』が永遠に続くわけではありませんし、もし終了してしまったら『ガルパン』だけで遊び続けるのはちょっとおかしいかなと思っています。ただ、これをきっかけに根付いた文化だけは残したいんですよ。そのための企画の一つとして、ホビーに特化した施設を作れないか現在考えているんですよ。たとえばプラモデルを作っても家に飾る場所がないとか、そもそも買って帰っただけでご家族に怒られるとか肩身が狭いとか、そのような経験をしている人達ってけっこう多いんですよね。そういう人たちに間貸しできて、展示も保管も出来るスペースを考えています。
──レンタルスペースのようなものでしょうか?
そうです。広いところでは5m×2.5m、狭くても50cm四方のスペースを提供します。ホビーを置く倉庫にしても良いし、完成品の展示場所にしても良いし、それ自体を作る作業場もゆくゆくは作りたいと考えてます。また展示した完成品を売買する場にしても良いでしょうね。ここからは妄想ですがその際の対価は大洗町で使えるマリンカードに貯めるシステムにするのも良いかなと思ってます。実は「大洗BASE」という名前も既に決まっていて、うまくいけば4月27日にグランドオープンする「大洗シーサイドステーション」の中に作る予定ですし、予定通りに行かなくても必ずやります!これが上手く軌道に乗ってくれれば、隣にレンタルスペースのオーナーたちが語り合えるサロンも作ってみたいですね。
──なるほど、実は自分もプラモデルの置き場がなくて困っている一人なんですよ。
実はクックファン店長である木名瀬も70~80年代のグッズコレクターなんですよ。メンコやソノシート、ブリキ玩具とか、そういうもので自宅の3部屋が埋まっているそうです(笑)。そこで、この企画を思い付いて彼に提案したんですよ。「3部屋分は無理だけど、1部屋分くらいなら無料で展示と保管できる場所を提供するよ。その代わり大洗BASEの広告に協力してくれよ」と。そうしたら奥さんから「これで子供部屋ができる」と感謝されたそうです(笑)。
──それは完成が楽しみですね。他に『ガルパン』関係で企画されていることはありますか?
お焼きの新商品を出します。『ガルパン』らしく戦車の転輪型にすることに決まったのですが、最初はどの戦車のどの部分を使えば良いのか分からなかったんですよ。そこで齋木伸生先生や田村尚也先生にお話を伺い、資料を送ってもらい戦車の構造を勉強しつつ検討しました。そしてIV号戦車とティーガーIの起動輪にすることが決まり、試作品を見ていただいたんです。そうしたら「もっとリアルになりませんか」と言われてしまいましたが、「お焼きでこれ以上はムリです」と謝って納得していただきました(笑)。IV号戦車はあんこうチームなので、大洗名産である芋の餡。ティーガーは黒森峰なので、黒=小倉餡でいこうと思っています。
──全国の『ガルパン』ファンにメッセージをお願いします。
震災後の2012年、大洗の商店街は意気消沈していました。しかし『ガルパン』が放送されたことで、この町にはファンの人達とおじちゃん、おばちゃんが「ただいま」「おかえり」と挨拶を交わす、まるで家族のような商店街が生まれました。今でもファンの皆さんは町の人達を元気にしてくれています。皆さんには感謝の気持ちしかありません。現在、大洗で開催している大きなイベントは「商工会感謝祭」、「大洗春祭り・海楽フェスタ」、「大洗あんこう祭」の3つですが、小さなイベントになると星の数ほどあるんです。僕らが手弁当で始めた行事が今ではこんなにも広がりました。このように大洗はいつ来ていただいても何かしらのイベントをやっています。もしイベントがなくても町をぶらぶら歩くだけでも楽しいはずです。ですから来たくなったらいつでも大洗のエキスを吸いに来てください。

──最後に次のインタビュー相手を指名していただけませんか。
いつも僕らのイベントを手伝ってくれる井堀嘉延君に繋ぎます。キャストが出演するイベントのスケジュール管理、アテンド、セキュリティを務めてくれるKGOというグループのリーダです。とてもいい男なので誰かお嫁さんになってあげてください(笑)。

PROFILE
常盤良彦(ときわよしひこ)
1970年5月生まれ、神奈川県出身。株式会社Oaraiクリエイティブマネジメント代表取締役として、大洗シーサイドステーション(旧・大洗リゾートアウトレット)内で「大洗まいわい市場・大洗ガルパンギャラリー」を運営する他、ガールズ&パンツァー制作時は作品に登場する場所などに許可取得、交渉などをしてきた人物。『ガールズ&パンツァー』関連イベントをはじめ、大洗で開催されるさまざまなイベントに精力的に関わっている。また水戸市内で、とんかつレストランクックファンを経営している。
<上映情報>

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
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<Blu-ray&DVD情報>

ガールズ&パンツァー 最終章 第1話
2018年3月23日発売
Blu-ray特装限定版:¥7,800(税抜)/ DVD:¥5,800(税抜)
©GIRLS und PANZER Finale Projekt
©GIRLS und PANZER Projekt
ガールズ&パンツァー
TV全12話+OVAを時系列順に編集したスペシャル版!
戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道と並んで大和撫子のたしなみとされている世界。県立大洗女子学園に転校生・西住みほがやってきた。戦車道が嫌いで、戦車道のない大洗女子を選んだみほ。ところが転校そうそう生徒会長に呼び出され、必修選択科目で戦車道を選択し、戦車道全国大会に出場するよう強要される。しかも、集まったメンバーは個性派ばかり。華道家元の娘の五十鈴華、恋に恋する武部沙織、戦車マニアの秋山優花里、朝に弱い優等生の冷泉麻子――。友達とのフツーの女子高生活を夢見るみほの、ささやかな願いは叶うのか―? TV全12話とOVA『これが本当のアンツィオ戦です!』を時系列順に編集、あんこうチーム5人によるナレーションと共に「第63回戦車道全国高校生大会」を振り返る5.1ch音声のスペシャル版。音声特典として音響チームコメンタリーとミリタリーコメンタリーを収録。ジャケットは杉本功描き下ろし仕様だ!
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©GIRLS und PANZER Projekt






