特集
SPECIAL
- レポート
「伝説のアニメーター佐野浩敏の仕事」開催記念「安彦良和 × 佐野浩敏トークショー」レポート
7月4日(土)曜日に田川青少年ホールにて佐野浩敏さんが師と仰ぐ安彦良和さんとのトークイベントが開催されました。
この展覧会のキュレーターの山口洋三の司会進行でトークがスタート。
展示を見た安彦さんは「非常にレアな美術展示で、原画と修正がわかる展示にしても素晴らしいし、展示室を一つ使った三面の映写方式も素晴らしい。本当の意味でアニメ展だという気がする」と今回の展示で、原画と作監修正、さらに展示室の真ん中の一番広い部屋で、佐野さんがセレクトした『ヴイナス戦記』や『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』『機動武闘伝Gガンダム』『天空のエスカフローネ』の約5分の映像を三面の壁で上映し、動画を見せる仕組みがされていることを絶賛していました。
そして二人の出会いについてのお話に。安彦さんは『ヴイナス戦記』の時に作画監督を立てようと思い、神村幸子さんに依頼。さらにメカ作画監督も探そうとレンタルビデオで片っ端から観て、その中でこの作画は凄い、作画話誰だって見たら佐野浩敏というので、それで口説いたと語った。安彦さんはそれが最初だと思っていたのですが、佐野さんからは『機動戦士Zガンダム』をやっていた時に下の階で『アリオン』をやっていたので、実はその時に安彦さんに挨拶したとのお話が。安彦さんは「今初めて聞いた」と、その初対面を覚えていなかったことが発覚。
他にも、『ヴイナス戦記』の時の安彦さんから見た佐野さんの仕事ぶりについて仕事が遅いので怠けているのかと思ったらそんなことはなくいつも机に向かっていて、手も動いているので、制作進行の人に気に入らないやつを丸めて捨てようとしたらその場で抑えろ、絶対使えるからと言ったと話すと、佐野さんから当時は長編の取り組みがわからなくて苦労していたそうで、神村さんに先にシートを書いて、大体のポイントを頭に収めて作業すると教わり、今もそれを肝に銘じてさぢょうしていると打ち明けられました。そして安彦さんの作画が早いことは知っていたが、他の人との圧倒的な違いとして下書きをしないで的確に絵を描かれていることに驚いたなどのエピソードと感想が聞かれました。
さらにその後のお二人のかかわりやアニメーションについての話で師弟トークは和やかに進行。
質問コーナではお客様からぜひ観て欲しい作品を聞かれ、佐野さんは『エスカフローネ』を、安彦さんは『ヴイナス戦記』をそれぞれ上げられました。
『伝説のアニメーター佐野浩敏の仕事』は8月23日(日)まで田川市美術館で開催しています。夏休みに福岡に行かれる方はぜひ足をお運びください。
伝説のアニメーター佐野浩敏の仕事
会期:2026年6月27日~8月23日
観覧料:一般 1,000円(900円)
高大生 500円(400円)
小中生 200円(100円)
未就学児 無料
※( )内は20名以上の団体および田川市在住者[要身分証明書]※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介助者1名無料
※土曜日は高校生以下無料
詳細は田川市美術館「伝説のアニメーター佐野浩敏の仕事」でご確認ください。
https://tagawa-art.jp/schedule/sano-hirotoshi-exhibition/







