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「魔神英雄伝ワタル 超!感謝祭」のレポートを公開!

2年前に行われた『魔神英雄伝ワタル 35周年感謝祭』に引き続き、『魔神英雄伝ワタル』シリーズのイベント第2弾『魔神英雄伝ワタル 超!感謝祭』が、2月1日(日)LINE CUBE SHIBUYAにて開催された。
登壇するメインキャスト陣としては、前回も出演した戦部ワタル役の田中真弓さん、虎王&翔龍子役の伊倉一恵さん、渡部クラマ役の山寺宏一さんのほか、海火子役の高乃麗さんも新たに参加し、キャラクターソングのライブ、トークコーナー、35周年を迎えた『魔神英雄伝ワタル2』のオリジナル朗読劇を披露。
さらに前回同様、歴代『ワタル』シリーズの主題歌を担当したアーティスト、a・chi-a・chiさん、高橋由美子さん、三重野瞳さんがライブをするという、前回以上に盛りだくさんな内容となっている。「超!」のタイトルに相応しい、豪華なこのイベントの様子をレポートしていこう。
昼の部は14時30分にスタート。最初にまず、昨年11月29日にご逝去された剣部シバラク役の西村知道さんへの追悼文があり、続けて忍部ヒミコ(CV林原めぐみ)と龍神丸(CV玄田哲章)によるオープニング映像が流れる。ヒミコが会場に集まったファンに向けて「ヤッホー!」と叫ぶと、会場も「ヤッホー!」と大きな声で返す。そんなコール&レスポンスが行なわれ、ファンの熱気も高まったところで、ヒミコが「『魔神英雄伝ワタル 超!感謝祭』はじまりはじまりの術」をかけ、ついにイベントの幕があがった。
最初はa・chi-a・chiのふたりが登場し、『魔神英雄伝ワタル』のエンディングテーマ「a・chi-a・chiアドベンチャー」を歌唱するオープニングライブからスタート。曲の途中からキャストの4人も合流して、一緒に歌うという豪華な幕開けとなった。
キャストのみなさんの挨拶が終わると、キャラクターソングのメドレーライブコーナーが始まった。「野性の翼」渡部クラマ(by山寺宏一)、「優しい海」海火子(by高乃麗)、「千の夜を越えて」虎王(by伊倉一恵)、「夢の剣」戦部ワタル(by田中真弓)(なんとご自身でお呼びしたバックダンサー付き!)の4曲が次々と披露された。『魔神英雄伝ワタル2』のキャラクターソングを何十年かぶりにライブで聴けるとあって、ファンの感動もひとしお。手拍子や歓声だけでなく、会場のペンライトもそれぞれのイメージカラーにあわせて振る(ワタルなら青、海火子なら赤、といった具合)など、ライブを楽しんでいる様子が伝わってくる。また各曲のイントロでは、子供の頃に『ワタル』を見てアニメを好きになったというMCの天津飯大郎さんによる、昭和の歌番組風の曲紹介ナレーションがあり、それもまた時代性とマッチしていて、ライブの盛り上げに一役買っていた。
続くトークコーナーでは、まず昨年亡くなられた西村さんとの思い出について全員で語り合い、西村さんのお人柄の良さを偲び、またクラシック音楽好きという一面も紹介された。次にキャラクターソングを久々に歌った感想が聞かれると、山寺さんも高乃さんもこの30数年のなかで2〜3回くらいしか歌っていない、というくらい久々だったとか。とはいえ、とてもそうとは思えない見事な歌唱力とパフォーマンスだったことは、当日会場に来られた方々、配信を見られた方々なら、おわかりいただけるだろう。
さらに、昨年末にアンケートでファンの方々から募集した、メッセージと質問を紹介。質問では「演じたキャラクターの愛してやまないポイントは?」「魔界シバラクについてはどう思っていたのか?」「他に演じてみたいキャラクターはいましたか?」の3つが選ばれた。シリアスで冷酷な魔界シバラクについては、西村さんもいつものようにふざけられず、「つまんなーい」とこぼしていた、とか。『ワタル2』屈指のパロディキャラ、八奈見乗児さんの演じられた鬼輪伴宙太が登場した第三星界は、山寺さんもさすがに絡んでみたかったなど、興味深い話が飛び出した。
続いては、歴代の主題歌が披露されるライブコーナーへ。高橋由美子さんが『魔神英雄伝ワタル2』前期オープニング「Step by Step」と、前期エンディング「君に止まらない〜MY GIRL,MY LOVE〜」。

三重野瞳さんが『超魔神英雄伝ワタル』前期オープニング「ひとつのハートで」と、前期エンディング「BOYS BE AMBITIOUS」を披露した。

歌は緊張するという高橋さんだが、それでもいざライブとなれば当時と変わらぬ圧巻の歌唱を披露し、会場中を沸かせていた。また、盛り上げ上手な三重野さんは、歌の途中からファンを立たせたり、「二階席、元気―?」などと、ノリノリで煽っていく。拍手や歓声が自然と沸き、無数のペンライトが揺れる楽しいライブ会場となっていた。
次のコーナーは、このイベントのために江夏由結さん(スタジオ・ライブ)が書き下ろした、35周年を迎えた『魔神英雄伝ワタル2』の朗読劇。タイトルは「別れの挨拶」で、星界山に平和が戻り、元の世界に帰ろうとするワタルと虎王の前に海火子が現れ、「お別れの挨拶がない」「お前ら、俺の扱いが雑だ」などと不満をぶつける。そこへクラマも合流するのだが……といった内容だ。ステージ上には椅子が用意されていたのだが、全員立ち上がって動き回り、朗読劇というよりは、公開立ち稽古状態になっていた。『ワタル』キャストチームの楽しさとノリの良さは、何年経っても変わらないようだ。また、朗読劇の内容も、ワタルファンならば絶対にわかる笑いあり、エモさあり。ツボを抑えた出来栄えに、会場も大満足している様子だった。
最後はアーティストのみなさんも全員加わって、『魔神英雄伝ワタル』オープニング「Step」を出演者と会場のみんなで歌うエンディングへ。
「これからも、ずっと、『ワタル』の応援をよろしくお願いします!」という田中さんの締めの挨拶のあと、ヒミコによるエンディング映像が流れ、約2時間の昼の部は閉幕した。
18時30分からは夜の部がスタート。昼の部ではヒミコが中心だったが、夜の部では龍神丸が中心となって喋るオープニング映像が流れる。ヒミコがロケットを背負った龍神丸の導火線に火をつけ、会場と一緒にカウントダウンをするのだが、ヒミコのでたらめなカウントに、笑いが巻き起こる。そんなハチャメチャなカウントが終了すると、夜の部が華やかに開演した。
まずは昼の部と同じく、a・chi-a・chiとゲスト陣による「a・chi-a・chiアドベンチャー」のライブ、続いて「野性の翼」、「優しい海」、「千の夜を越えて」、「夢の剣」のキャラクターソング4曲のライブメドレーが披露される。ライブが終わってもいつまでも拍手が鳴り止まず、熱量は昼の部にも負けず劣らず。まるでディナーショーのような豪華なライブだっただけに、ファンのボルテージも最高潮だったようだ。
続いてのトークコーナーでも、まずは西村さんとの思い出話、キャラクターソングの感想と、昨年末に募集したファンからのメッセージと質問を紹介された。『ワタル』が好きすぎて、自分の子供に「わたる」と名付けた人などのメッセージが読まれたほか、質問では「アフレコやイベントの思い出を教えてください」「キャラクターに対する心の変化はありましたか?」「敵キャラ、ゲストキャラや声優の思い出はありますか?」の3つが選ばれた。山寺さんは、当時のイベントで、本番に向けてすごい量の演劇の稽古をする一同に対し、「イベントですから、イベントしましょうよ!」と田中さんに弱音を吐いたエピソードが飛び出したり、加藤精三さんや島田敏さん、塩屋浩三さんなどなど、個性的なキャラクターを演じられたゲスト声優陣の顔ぶれは今見ても豪華で、そんな人たちと絡めた貴重なアフレコ現場だったと振り返っていた。
続いて、歴代の主題歌が披露されるライブコーナーへ。夜の部では、高橋由美子さんが『魔神英雄伝ワタル2』後期オープニング「Fight!」、後期エンディング「虹の彼方に」。三重野瞳さんが『超魔神英雄伝ワタル』後期オープニング「POWER OF DREAM」、後期エンディング「がんばって」を披露した。夜の部は「Fight!」での会場の熱狂がすごく、手拍子や歓声はもちろん、「由美子」コールまで飛ぶという、「これぞTHEアイドルのライブ」といったボルテージだった。また、三重野さんは、キャラクターソングコーナーでの曲紹介ナレーションが羨ましかったということで、急遽天津さんをステージに呼び込み、「私も何かナレーションが欲しい」とリクエスト。天津さんは「がんばって」の曲紹介ナレーションを即興で披露し、テンション爆上がりの三重野さんのライブに対してはもちろんだが、アドリブを見事に乗り切り、「こんなに“あきらめずに がんばって”が沁みたことはない」と吐露した天津さんにも惜しみない大きな拍手が送られた。
次のイベントオリジナル『魔神英雄伝ワタル2』朗読劇コーナーでは、江夏さん書き下ろしの、昼の部とは異なる『ランキング』という劇が披露される。人気投票ランキング10位に落ち込むワタルに対し、6位だった虎王が励ましている。そこへランキング外の海火子、3位のクラマが合流し、なんとかワタルを元気付けようとするのだが……といった内容だ。今回の朗読劇は全員スタンドマイクを使うセットとなり、キャストが動き回ることはなかったが、それでもキャスト陣のチームワークの良さは相変わらずで、楽しい劇が展開された。
最後はやはり、これじゃないと、ということで、アーティストのみなさんも全員加わって、「Step」を一緒に歌うエンディングに。客席も起立しての大合唱となり、まさに感動のフィナーレとなった。
「これからも『ワタル』の応援、よろしくお願いします。ハッキシ言って、おもしろカッコいいぜ!」という田中さんの締めの言葉で、笑顔あふれる約2時間のイベントは閉幕。会場では拍手が鳴り止まず、エンディングの映像で龍神丸が言っていたように、「“さらば”ではなく、“またいつか、またね”」。そう言っているような、再会を誓う拍手のように感じられた。『ワタル』への感謝、『ワタル』ファンへの感謝が、お互いに大きな虹のように架かり、笑顔あふれるイベントとなった。
<イベント概要>
魔神英雄伝ワタル 超!感謝祭
日程:2026年2月1日(日) 昼の部、夜の部
会場:LINE CUBE SHIBUYA
出演者:田中真弓(戦部ワタル役)、伊倉一恵(虎王&翔龍子役)、高乃麗(海火子役)、山寺宏一(渡部クラマ役)、a・chi-a・chi(『魔神英雄伝ワタル』主題歌アーティスト)、高橋由美子(『魔神英雄伝ワタル2』主題歌アーティスト)、三重野瞳(『超魔神英雄伝ワタル』主題歌アーティスト)
声の出演:玄田哲章(龍神丸役)、林原めぐみ(忍部ヒミコ役)
MC:天津飯大郎













