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2025.12.12

渋谷区立松濤美術館「描く人、安彦良和」記念対談レポート

11月18日(火)より松濤美術館で開幕した「描く人、安彦良和」で11月23日(日)と11月29日(土)に記念対談が実施されました。

 

 

11月23日(日) 記念対談①「虫プロから現在へ」
出演:安彦良和、りんたろう 司会:氷川竜介

当日、司会の氷川竜介さんがインフルエンザ罹患の為にリモート参加、さらに本展を観覧に来ていた高橋良輔さんも急遽参加いただきスタート。
 

 

今回りんたろうさんと対談するきっかけや、漫画をいただいた場所(某ホテルのカフェ)を指定するところなど当時からカッコよく変わらないりんたろうさんへの印象を安彦さんから他己紹介いただきました。 
お三方とも虫プロダクション出身ということで、対談テーマとして「虫プロから現在へ」。虫プロ時代の制作状況や手塚治虫さんとの接点。それぞれの関わりなどお話しいただきつつ、お互いの監督作品への批評やリミテッドアニメーションからフルアニメーションへの遷移など現在のアニメーション制作についてもお話いただき、記念対談は終了しました。 
 

 

11月29日(土) 記念対談②「現在だからこそ…語ってよかですか?」
出演:安彦良和、小林よしのり

 

 

トークは10年前のジュンク堂書店池袋本店での対談の話からスタート。対談前に展示を観た小林よしのりさんは安彦さんの絵のすごさに見惚れて「わしが学生だったらアシスタントに立候補していましたよ」という発言もありました。対談は絵の話だけにとどまることなく、国際関係や近代史、古代史にも精通しているお二人の話は尽きず、あっという間に時間が過ぎてしまいました。安彦さんが絵を描くときには筆を使っていて『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の漫画を描くときに「さすがに筆でメカは描けないと思っていたけど意外とかけるんです」となんでも筆で描いてしまうのを知った小林さんは、安彦さん愛用の筆を売店で購入するとおっしゃっていました。

 

 

最後にまた、10年後に対談をしようと約束をして、記念対談は終了となりました。

 

 

「描く人、安彦良和」開催概要

会期:2025年11月18日(火)~2026年2月1日(日)
前期:11月18日(火) ―12月21日(日)
後期:12月24日(水) ―2026年2月1日(日)
※会期中、展示替えあり (作品リストに記載あり)
※2026年1月24日(土)~2月1日(日)は「日時指定予約制」となっています。

 

観覧料
一般1000円(800円)
大学生800円(640円)
高校生・60歳以上500円(400円)
小中学生100円(80円)
※( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料
※土・日曜日及び祝・休日は小中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料
※障がい者及び付き添いの方1名は無料

 
渋谷区立松濤美術館「描く人、安彦良和」展特設ページ
https://shoto-museum.jp/exhibitions/210yasuhiko/