特集
SPECIAL
- レポート
 
「どまんなかアニメ映画祭 スピンオフ企画 第2回 植田アニメ映画祭」
『犬夜叉 時代を越える想い』コメンタリー付上映レポート
「第2回植田アニメ映画祭」が愛知県・ミッドランドスクエア シネマで10月4日(土)にて開催。
今年は『犬夜叉 時代を越える想い』のコメンタリー付き上映が実施されました。
 
コメンタリー付き上映ということで、上映前にプロデューサーの植田益朗さんのホストで、同じくプロデューサーの諏訪道彦さん、岩田幹広さんがゲストとして登壇。
植田さん、諏訪さんから『犬夜叉』アニメ化の企画立ち上げ時からトークがスタート。岩田さんは本作品『犬夜叉 時代を越える想い』から『犬夜叉』という作品に関わることとなり、当時はTVシリーズの制作チームが出来上がっており、違う制作スタッフ陣で映画を作らなくてはとアウェー感があったという。
また諏訪さんからも映画版として、実際の原作の内容とは違うオリジナルの物語を描かなくては…というところでストーリー開発に至ったとのこと。諏訪さんが持ってきていた当時のアフレコ台本の日付を見ると2001年11月…そして映画公開が2001年12月というところで「今じゃあり得ないね」「いつダビング行ったんだろう…」と御三方ともに当時の制作状況は大変だった話もありました。
岩田さんが監督の篠原俊哉さんのメッセージを言付かった中で「本当に粘りに粘ってすみません」という言葉を受けて、植田さんからも「本当にアニメーションというものはギリギリまでスタッフ一同頑張って、少しでも良いものをお客さんに観ていただきたいという思いで作っていて、最後はちゃんと観られるものを公開できた」と当時を振り返っていました。
諏訪さんからも「こうして粘ったおかげで『犬夜叉 完結編』まで制作でき、オリジナルTVシリーズ『半妖の夜叉姫』まで制作できたのは当時の制作スタッフのおかげだったのと同時に、こうして『犬夜叉』の世界観が広がっていったのは原作者:高橋留美子先生が作っていただいたから」とお話しされました。
上映直前に諏訪さんから「映画タイトル“時代を越える想い”という意味を考えながら観てください」という言葉があり、日暮かごめと犬夜叉の定番のセリフ「犬夜叉おすわり!」の諏訪の掛け声に、お客さんが「ふぎゃ!」と答えて上映がスタート。
上映中も御三方からは各キャラクターが登場するたびにキャストさんのお話もありつつ、コメンタリーというのにみんなで見入ってしまう場面も多々ありました。
上映後トークでは、諏訪さんからの問いかけがあった映画タイトル“時代を越える想い”について、本作での重要なポイントの御神木の矢尻とかけてのお話が展開されました。
また最後にも監督・篠原さんからの言伝で「ED画の加工、ざらざらとした質感はこだわって楽しくできました」と岩田さんから伝言でトークは終了。
 
最後はフォトセッションの時間もあり、コメンタリー付き上映会は終了しました。
<どまんなかアニメ映画祭 スピンオフ企画 第2回「植田アニメ映画祭」> 
開催期間:2025年10月4日(土) 1回目13:30~、2回目16:10~
会 場:ミッドランドスクエア シネマ(名駅前ミッドランドスクエア商業棟5F)
「どまんなかアニメ映画祭」「植田アニメ映画祭」公式X:https://x.com/domannaka758







